

こんにちは。野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。
国家資格を持つ旅行のプロとして、陸マイラー初心者が陥りがちな失敗やリスクを避けながら、安全に陸マイラー活動を始めるための「王道」を徹底解説します。
この「陸マイラーの始め方」シリーズでは、知識ゼロからでも迷わず始められるよう、全12本の記事を 「共通の土台」→「分岐の入口」→「ANAマイルを貯める実践編」→「JALマイルを貯める実践編」 という流れで体系的に整理しました。
本業や日々の暮らしを大切にしながら、家族で毎年旅行に行けるレベルのマイルを、無理なく着実に貯め続ける。 そんな堅実で再現性の高い陸マイラー活動を、ここから一緒に始めていきましょう。
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目次
ANAマイルを貯める陸マイラー活動の全体像とこの記事の役割
陸マイラーの始め方の全体像とステップ構成
本記事は「陸マイラーの始め方」シリーズ全12本のうち、第3部「ANAマイルを貯める実践編」に位置づけられる記事です。
ANAマイルを貯めるための主要4記事の役割分担
ANAルートは、「最初に貯める対象を決める」→「交換ルートを理解する」→「日常決済の土台を整える」→「生活の中で実践する」という4段階で考えると、初心者でも無理なく理解しやすくなります。
本記事の目的は「最初に貯める対象を決めること」
ANAマイルを効率よく貯めるには、最初に全体像をつかむことが大切です。なぜなら、陸マイラー活動は単発の裏技ではなく、「貯める」「交換する」「使う」という流れを日常生活に無理なく組み込んでいくことで、はじめて成果につながるからです。
具体的には、1つ目に日常生活の決済やポイントサイトの利用でマイルの原資となるポイントを貯めます。2つ目にそのポイントを自分に合った交換ルートでANAマイルへ集約します。3つ目に貯まったマイルを特典航空券や各種特典に使い旅の価値へと変えていきます。
この流れのうち、本記事が扱うのは入口にあたる「何を貯めるか」です。交換ルートの細かな比較にいきなり入るのではなく、まずは貯める対象を絞り、生活の中で続けられる土台を作ることが、遠回りを避ける最も確実な始め方です。
初心者が最初につまずきやすいのは、「結局、何から貯め始めればいいのか」が分からなくなることです。世の中にはさまざまなポイントがありますが、「あれもこれもやらなきゃ損」と考え始めると、手持ちのポイントが分散し、かえって挫折しやすくなります。最初の段階で大切なのは、選択肢を増やすことではなく、入口の基準をはっきりさせることです。
そのため本記事では、無数にある選択肢の中から、初心者がまず最初に意識すべき 「Vポイント」 と 「ポイントサイト」 の2つに的を絞ります。なぜこの2つから始めるのが結果的に最短距離になるのか、その理由を整理しながら、今日から迷わずスタートを切るための考え方と準備手順を示していきます。
つまり、本記事の目的は、最初に貯める対象を決めることです。全部を完璧に理解してから動くのではなく、まずは何を軸に貯めていくかを決め、そのうえで最初の行動を定める。そのための判断材料を整理するのが、本記事のいちばん大きな役割です。
読み終える頃には、最初に貯めるべきポイントの基準が明確になり、陸マイラーとしての確実な第一歩を踏み出せる状態を目指します。
本記事では、最初に意識すべき対象を Vポイント と ポイントサイト に絞り、なぜこの2つを軸に考えるのがわかりやすく、再現性の高い始め方なのかを解説します。
なお、「ANAマイル交換ルート詳細編」は、本記事で整理した入口の判断を前提に、貯めたポイントをどのルートでANAマイルへつなぐかを比較する記事です。本記事が「何を貯めるか」を決める入口の記事であるのに対し、「ANAマイル交換ルート詳細編」は「どうつなぐか」を理解するための記事だと考えると、役割の違いがつかみやすくなります。
ここが定まると、その後に読む「ANAマイル交換ルート詳細編」や「ANAクレジットカード編」の内容も、ずっと理解しやすくなります。
ANA派の初心者が最初に決めるべきこと
ANAマイルの魅力と基本情報
ANAマイルの魅力は、単なるポイントではなく、旅の選択肢そのものを広げてくれることです。貯めたマイルは特典航空券に使えるだけでなく、アップグレード特典やANA SKY コインにも活用できます。つまり、ANAマイルは「何マイル獲得したか」を競うためのものではなく、家族旅行や少し上質な移動を現実にするための手段です。
一般的な共通ポイントが「1ポイント=1円相当」で使われることが多いのに対し、マイルは使い方次第で価値が大きく変わります。特典航空券やアップグレードに使うことで、1マイルあたりの価値が大きく高まることもあり、そこにマイルならではの魅力があります。
たとえば、貯めたマイルを使えば、国内旅行の移動費を抑えながら全国各地へ出かけやすくなりますし、国際線では提携航空会社も含めて活用の幅が広がります。家族旅行の費用を大きく抑えたり、普段は手の届きにくい座席クラスで移動したりできる点は、現金や一般的なポイントにはない魅力です。
ANAマイレージクラブ(AMC)は、全日本空輸(ANA)が提供する会員制ポイントプログラムです。ANAのマイルは、このANAマイレージクラブのポイントとして貯まっていきます。入会費・年会費は無料で、ANAの公式サイトから即時発行できます。まだANAマイレージクラブに入会していない人は、あらかじめ入会しておきましょう。
初心者はまず貯める対象を絞るべき理由
初心者が最初に貯める対象を絞るべき最大の理由は、挫折を防ぐためです。
陸マイラー活動を始めたばかりの時期は、「あのお店ではこのポイント」「このキャンペーンではあのポイント」と、少しでもお得に見えるものをすべて追いかけたくなるものです。しかし、管理するポイントの種類が増えるほど、有効期限、交換先、必要なカード、交換単位など、確認すべきことも一気に増えていきます。
その結果、ポイントが分散してしまい、どれもマイルに交換できる最低ラインに届かず、「ポイントの塩漬け」状態に陥りやすくなります。これでは、せっかく努力しても成果が見えにくく、途中で挫折してしまう原因になります。
その点、最初に貯める対象を絞っておけば、「日常生活では何を使うか」「まとまったポイントはどこで取るか」という判断が明確になります。毎日の支払いはこのカードに集約する、ポイントサイトはこのサイトから始める、といった形で行動が単純化されるため、迷わず実践しやすくなります。
陸マイラー活動は、一度きりの裏技だけうまくいけばよいものではありません。無理なく続けられる仕組みを作り、それを繰り返し回していくことで、はじめて旅行に使えるレベルのマイルへと育っていきます。だからこそ最初は、広く浅くではなく、狭く深く始めることが重要です。
ANAで最初に意識すべきは「Vポイント」と「ポイントサイト」
ANAマイルを貯めようとすると、世の中には実に多くのポイントがあることに気づきます。楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、交通系のポイント、各種ポイントサイトの独自ポイントなど、選択肢は数え切れません。そのため初心者ほど、「全部押さえないと損をするのではないか」と焦ってしまいがちです。
しかし、最初からすべてを追いかける必要はありませんし、そもそもすべてのポイントサービスをチェックすることは現実的ではありません。むしろ、入口の段階では貯める対象を絞るほうが、仕組みを理解しやすく、実際の行動にもつなげやすくなります。大切なのは、理論上の最強ルートを探し回ることではなく、自分が無理なく再現できる土台を作ることです。
その観点から、これからANAマイルを貯め始める初心者がまず意識したいのは、「Vポイント」と「ポイントサイト」の2つです。Vポイントは日常決済を通じてコツコツと積み上げるための土台であり、ポイントサイトはまとまったポイントを獲得するための原資になります。この2つを役割分担して考えると、陸マイラー活動の全体像が一気にわかりやすくなります。どちらか一方だけでもマイルは貯まりますが、両方を組み合わせることで、無理なく継続しながら、旅行に使える水準まで現実的に積み上げやすくなります。
日常決済の土台になるのがVポイント
ひとつ目の柱となるのが、三井住友カードなどの利用で貯まるVポイントです。これは陸マイラー活動における「安定した土台」の役割を果たします。日常生活の支払いを通じて自然に積み上がっていくため、特別な案件がない月でも着実にポイントを重ねていけるのが大きな強みです。
たとえば、食費や日用品の買い物、水道光熱費、通信費、サブスクリプションサービスなど、毎月ほぼ確実に発生する支出があります。こうした支払いを日常決済用のカードに集約していけば、意識しなくても少しずつポイントが積み上がっていきます。派手さはなくても、安定して続くことこそが、この方法の最大の価値です。しかも日常決済は、一度仕組みを整えてしまえば、その後の管理負担が比較的少ないのも利点です。毎回新しい案件を探し続ける必要はなく、生活の流れそのものをポイント獲得の導線に変えられます。これは、忙しい方や複雑な管理を避けたい方にとって、非常に大きなメリットです。
陸マイラー活動では、まとまったポイントを獲得する場面も重要ですが、それだけに頼るのは安定しません。だからこそ、まずは日常の支払いから自然に積み上がる土台を持つことが必要です。その基礎部分を担う存在として、Vポイントは非常に考えやすいスタート地点になります。
大量獲得の原資になるのがポイントサイト
ふたつ目の柱が、ポイントサイトの活用です。日々の決済で貯まるVポイントは安定していますが、それだけで毎年家族旅行に行けるほどの大量マイルを貯めようとすると、収入や生活によりますが、一定の時間と決済額が必要になります。そこで重要になるのが、ポイントサイトを通じてまとまったポイントを獲得することです。
ポイントサイトを経由して、クレジットカードを発行したり、証券口座を開設したり、ネットショッピングしたり、各種サービスを申し込んだりすると、日常決済だけでは届きにくい規模のポイントを獲得できることがあります。こうして得たポイントが、後にANAマイルへつながる大きな源泉になります。
つまり、ポイントサイトは単なるお小遣い稼ぎの場ではありません。陸マイラー活動においては、マイルを増やすための重要な原資であり、日常決済だけでは生み出しにくい加速力をもたらしてくれる存在です。
日常決済で積み上げるVポイントが安定した土台だとすれば、ポイントサイトはそこへ大きな推進力を加える存在です。コツコツ貯める仕組みと、まとまって増やす仕組みの両方がそろってはじめて、陸マイラー活動全体が現実的に回り始めます。
高レートだけで選ばないほうがよい理由
陸マイラーの情報を集めていると、どうしても目を引くのが「高レート」の話です。何ポイントが何マイルになるのか、どの交換ルートが最も効率的なのかという情報は、たしかに魅力があります。数字として比較しやすく、得をしている実感も持ちやすいからです。
ただし、初心者が最初から高レートだけを基準にしてしまうと、かえって遠回りになることがあります。交換率が高いルートほど、必要なカードが多かったり、対象エリアが限られていたり、管理や手続きが複雑だったりすることがあるからです。理論上は有利でも、自分の生活に合わなければ、続けること自体が難しくなってしまいます。
大切なのは、「いちばん得なルートは何か」よりも、「自分が無理なく回し続けられる仕組みは何か」という視点です。少しレートが劣っていても、毎月安定してポイントが貯まり、交換まで迷わず進められる仕組みのほうが、結果として大きなマイルにつながることは少なくありません。
旅行の専門家の視点から言えば、最初に優先すべきなのは「確実性」と「わかりやすさ」です。まずは全国どこでも比較的取り組みやすく、仕組みも理解しやすいポイントを軸に据え、確実にマイルへつなげる経験を積むことが重要です。高レートのルートや細かな交換条件は、仕組みに慣れてから理解を深めていけば十分です。迷わず行動できる土台を作ることこそが、もっとも価値の高い最初の一歩になります。
なぜ最初の基準は三井住友Vポイントなのか
ここまで見てきたように、ANAマイルをこれから貯め始める初心者が最初に意識すべきなのは、「Vポイント」と「ポイントサイト」の2つです。そのうえで、入口の基準としてもっとも考えやすいのが、三井住友Vポイントです。
その理由は、日常生活の中で自然に積み上げやすく、生活圏による制約も比較的少なく、さらにANAカードとの相性もよいためです。高レートだけを追いかける複雑なルートとは違い、まずは自分の生活の中で無理なく回しながら、「ポイントがマイルへつながる感覚」をつかみやすいのが大きな強みです。
日常生活の決済で自然に貯まる
三井住友Vポイントを最初の基準として考えやすい最大の理由は、日常生活の支払いを、そのままポイント獲得につなげやすいことです。陸マイラー活動を長く続けるためには、特別な案件がある月だけ頑張るのではなく、毎月ほぼ確実に発生する支出から、生活の流れを大きく変えなくても、自然にポイントが積み上がる仕組みを持つことが重要です。
この「特別なことをしなくても貯まる」という性質は、初心者にとって非常に重要です。最初から複雑な案件選びや細かな管理に頼らなくても、まずは生活費の流れを整えるだけで、陸マイラー活動の土台を作ることができます。派手さはなくても、安定して続くことこそが、長い目で見ると大きな価値になります。
つまり、三井住友Vポイントは、マイルを貯めるための特別な手段というより、日常生活そのものをマイル獲得の導線に変えてくれる存在です。これが、最初の基準として非常に考えやすい理由のひとつです。
全国的に使いやすく再現性が高い
もうひとつの大きな強みは、生活圏による制約が比較的少なく、全国的に考えやすいことです。マイルを貯めるためのポイントやルートの中には、特定の沿線や地域、特定のポイント経済圏との相性が前提になるものもあります。条件が合う人には強力でも、全国すべての人が同じように活用できるとは限りません。
その点、三井住友Vポイントは、そうした条件に強く縛られにくく、多くの人にとって現実的に取り組みやすい位置にあります。全国どこに住んでいても比較的考えやすく、仕組みも理解しやすいため、「まず一度、自分でポイントを貯めて、マイルへつなげる」という最初の成功体験を作りやすい土台になります。
これは初心者にとって非常に大切なポイントです。理論上は高い交換率が見込めるルートでも、自分の住んでいる地域や生活スタイルに合わなければ、途中で使いこなせなくなることがあります。最初の段階では、「一部の条件がそろう人だけの最適解」よりも、「多くの人が無理なく再現できる基準」を持つほうが、はるかに実践的です。
陸マイラー活動では、理論上の最適解を知ることよりも、実際に自分の生活の中で回せる仕組みを持つことのほうが重要です。三井住友Vポイントが基準として向いているのは、その実践しやすさにあります。
ANAカードと組み合わせやすい
三井住友Vポイントが入口として優れている理由は、ANAカードとの組み合わせを考えやすいことにもあります。陸マイラー活動では、「どのポイントを貯めるか」と「どのクレジットカードを持つか」を切り離して考えることはできません。その点、三井住友カード株式会社が発行するANAカードは、日常決済とANAマイル獲得をつなぐ流れをイメージしやすく、初心者にとって全体像を整理しやすいのが強みです。
日常の支払いをカードに集約し、その利用を通じてポイントを積み上げ、最終的にANAマイルへつなげていく。この流れが比較的わかりやすいため、カード選びとポイント戦略を一体として考えやすくなります。つまり、「何を貯めるか」だけでなく、「どう貯めるか」まで一本の線でつながりやすいのです。
厳密に言うと、普段の買い物などで貯まる一般のVポイントと、ANAカードの決済で貯まる「ANAマイレージ移行可能ポイント」は区別して管理されます。ただし、初心者の入口として大切なのは、どちらも三井住友カード系の仕組みの中でANAマイルへつなげやすいという全体像をまず押さえることです。
最初は複雑な中継ルートを挟まずに、「カードを使ってポイントを貯め、そのポイントをマイルへつなげる」というシンプルな成功体験を作ることが重要です。三井住友VポイントとANAカードの組み合わせは、その入口として非常に扱いやすい形になっています。
細かな違いは、次の「詳細ルート編」で整理して理解していけば十分です。
交換ルートの詳細は「ANAマイル交換ルート詳細編」で確認
ここまで、三井住友Vポイントがいかに初心者の土台作りに適しているかをお伝えしてきました。入口の準備としては、まずは「日々の決済でVポイントを貯める」という基準を持つだけで十分です。
ただし、これは「誰にとっても常に唯一の最適解」という意味ではありません。生活圏や保有カード、重視したい条件によっては、別のルートのほうが有力になる人もいます。つまり、入口記事で基準をつかんだあとに、自分の条件に合わせて比較を深めることが大切です。
その判断を支えるのが、「ANAマイル交換ルート詳細編」です。そちらでは、三井住友Vポイントルートをはじめ、TOKYUルート、ソラチカルート、nimocaルート、JQみずほルートの違いを比較しながら、それぞれの仕組み、向いている人、注意点を詳しく整理しています。
まずは本記事で、「最初は三井住友Vポイントを基準に考える」という入口の判断軸を持ってください。そのうえで、「本当に自分にもこのルートが最適なのか」「別ルートのほうが合っているのではないか」と感じたら、次の詳細編で詳しい比較へ進むのが自然な流れです。
ポイントサイトを使うと何が変わるか
ここまで見てきたように、ANAマイルを貯める土台としては、日常決済で積み上がるVポイントが重要です。ただし、日常の支払いだけで旅行に使える水準までマイルを増やそうとすると、一定の時間がかかります。そこで大きな意味を持つのが、ポイントサイトの活用です。
ポイントサイトを使うようになると、陸マイラー活動は単なる「日々の決済の延長」から、「まとまった原資を計画的に作る仕組み」へと変わります。毎日の支払いでコツコツ積み上げる流れに加えて、必要なタイミングで大きめのポイントを獲得できるようになるため、マイルの貯まり方そのものに加速がつきます。
もちろん、ポイントサイトを使えば誰でも簡単に大量ポイントが手に入る、というほど単純ではありません。案件ごとの条件確認や、無理のない範囲で使う姿勢は欠かせません。それでも、陸マイラー活動を現実的なものにするうえで、ポイントサイトが果たす役割は非常に大きいと言えます。
ポイントサイトはマイルの原資になる
ポイントサイトの最大の価値は、日常決済だけでは届きにくい規模のポイントを獲得できることにあります。クレジットカードの新規発行、証券口座の開設、各種サービスの申し込み、ネットショッピングなどをポイントサイト経由で利用することで、一度に数千から数万ポイントを獲得できる案件があります。
この「まとまったポイント」が、陸マイラー活動では非常に重要です。日常決済で得られるポイントは安定していますが、どうしても貯まり方は緩やかです。一方、ポイントサイトで獲得したポイントは、適切な交換ルートを経ることで、ANAマイルへつながる大きな原資になります。だからこそ、ポイントサイトは単なるお小遣い稼ぎの場ではなく、マイルを育てるための重要な入り口として位置づけるべきです。
言い換えると、日常決済だけに頼る方法が「時間をかけて積み上げる戦略」だとすれば、ポイントサイトを組み合わせる方法は「必要な原資を計画的に作る戦略」です。日常決済でコツコツ土台を作り、ポイントサイトでまとまった原資を確保する。この掛け合わせこそが、陸マイラーの王道スタイルです。
ポイントサイトは、日常決済だけでは届きにくい規模のポイントを獲得できる重要な入口です。ただし、どのポイントサイトが三井住友Vポイントルートと相性がよく、どのようにANAマイルへつなげていくのかという具体論は、交換ルートの話になります。本記事ではまず、「ポイントサイトはマイルの原資を作る手段」と理解しておけば十分です。具体的な比較や接続方法は、次の「ANAマイル交換ルート詳細編」で整理します。
初心者が登録すべき定番サイト
いざポイントサイトを使おうとすると、大小さまざまなサイトがあることに驚くはずです。初心者が最初に選ぶべきなのは、信頼性、案件数、使いやすさのバランスがよい定番の大手サイトです。
具体的には、運営歴が長く、利用者が多く、案件も豊富な「モッピー」や「ポイントタウン」のような大手サイトから始めるのが考えやすいでしょう。なぜなら、大手はセキュリティ対策やサポート体制がしっかりしており、案件数も圧倒的に豊富だからです。また、大手サイトは案件の種類が比較的幅広く、普段使っている通販サイト、検討していたクレジットカード、利用予定のサービスなど、自分に合う入り口を見つけやすいのが強みです。最初から「どこが最強か」を細かく比べるよりも、「安心して使い始められるか」「案件を探しやすいか」という視点で選ぶほうが失敗しにくいでしょう。
初心者は、まず信頼性が高く案件数も多い定番の大手サイトを1つ選び、ポイントサイトの使い方そのものに慣れることを優先してください。ここでは、まず「ポイントサイトを1つ使える状態にする」ことが第一歩です。
まず1つ使えるようにするポイントサイトとしては、プライム市場上場企業である株式会社セレスが20年以上にわたって運営している、1,300万人の会員数を誇る業界最大手の「モッピー」をおすすめします。下のバナーから入会すると、条件を満たせば、2,000ポイント(2,000円相当)がもらえます。入会に必要な情報は、メールアドレスだけですので、この機に入会しておきましょう。
まずは1つの定番サイトで感覚をつかむ
ポイントサイトを知ると、「あっちのサイトのほうが還元率が高い」「こちらの案件のほうが得そうだ」と、つい複数のサイトを比較したくなります。しかし、初心者の段階では、いきなり多くのサイトに手を広げすぎないことをおすすめします。
複数のサイトを同時に使い始めると、手持ちのポイントが細かく分散しやすくなります。さらに、どこで何を申し込んだのか、どのポイントがいつ確定するのか、有効期限はいつまでかといった管理も複雑になります。その結果、ポイントが交換単位に届かないまま残ったり、管理が面倒になって使わなくなったりするリスクが高まります。
そのため、まずは欲張らず、1つの定番サイトに絞るのがおすすめです。まずは登録し、案件を探し、条件を読み、申し込み、承認を待ち、ポイントが確定するまでの流れを一通り経験してみてください。この一連の流れを体験するだけでも、ポイントサイトの仕組みへの理解は大きく進みます。
最初のうちは、無理に大きな案件へ飛びつく必要はありません。自分が理解できる案件、もともと利用予定のある案件、条件が明確で迷いにくい案件から始めることで、「ポイントサイトを経由すると、実際にポイントが貯まる」という成功体験を作りやすくなります。この小さな成功体験の積み重ねが、その後の継続につながります。
例外的に別ルートが有力になる人
ここまで、本記事では「最初の基準は三井住友Vポイント」と整理してきました。これは、多くの初心者にとって再現性が高く、無理なく始めやすい標準形だからです。しかし、陸マイラー活動において「誰にとっても常に唯一の最適解」というものは存在しません。生活圏や保有カード、ふだん使っているサービスとの相性によっては、別の方法のほうが有力になる人もいます。
陸マイラー活動で大切なのは、理論上の最強ルートを追いかけることではなく、自分の生活の中で自然に回せる仕組みを選ぶことです。高レートであっても、生活圏や前提条件が合わなければ、結局は使いこなせません。逆に、ふだんの生活の中で自然にポイントが貯まり、必要なカードや手続きも無理なく整えられるなら、三井住友Vポイント以外のルートが実用的な主力になることもあります。
ここでは、そうした「例外的に別ルートが有力になる人」の典型例を整理していきます。
生活圏で自然に貯まる特化型ルート(TOKYU・ソラチカ・nimoca)
生活圏との相性がはっきりしている方にとっては、TOKYU POINT、ソラチカ、nimocaといった特化型ルートが有力になります。これらのルートの共通点は、特定の地域や交通機関、サービス利用との親和性が高く、条件が合う人には非常に効率よく回しやすいことです。
たとえば、東急線沿線で生活していて東急グループのサービスを日常的に使う方は、TOKYU POINTを自然に貯めやすい環境にあります。東京メトロを日常的に利用し、ソラチカカードを活かせる方は、毎日の移動そのものをマイル獲得につなげやすくなります。また、九州各県や函館エリアなどnimocaと接点のある生活圏にいる方は、nimocaルートを現実的な選択肢として検討しやすくなります。
こうしたルートの強みは、「頑張って合わせに行く」のではなく、もともとの生活導線の中でポイントが貯まりやすいことにあります。つまり、生活圏との相性がはっきりしている方にとっては、Vポイントを基準にするよりも、こうした特化型ルートが有力になります。
ただし、これらは万人向けの標準形ではありません。高い交換率や相性のよさがある一方で、対象地域、専用カード、交換方法など、あらかじめ理解しておくべき条件があります。だからこそ、「自分の生活と明確に噛み合っているか」を基準に考えることが大切です。
すでに必須カードを持つ既存開通者向けルート(JQみずほ)
もうひとつの例外が、JQみずほルートのような、すでに必要な前提条件を満たしている人向けのルートです。JQみずほルートは、これからゼロから始める初心者全員に勧める主力ルートではありません。あくまでも、既存開通者にとって有力な選択肢と考えるべきものです。
JQみずほルートは、制度としては今でも重要ですが、前提となるカードの新規申込受付は2026年1月21日で終了するものの、再発行や更新は継続すると示されています。そのため、すでに必須カードを持っている方や、必要な条件が整っている方にとっては高レートを狙える魅力的なルートであって、これから始める大多数の初心者にとっての標準解にはなりません。
入口記事で三井住友Vポイントを基準に置く理由のひとつは、まさにこの「いま新規で始めやすいかどうか」の違いにあります。JQみずほルートは、既存の条件を活かせる人には強力ですが、入口としては再現性よりも前提条件の特殊さが勝つルートです。そのため、一般的な初心者向けの最初の基準とは分けて考えるのが自然です。
詳しい比較と条件は「ANAマイル交換ルート詳細編」へ
ここまで見てきたように、三井住友Vポイントは初心者にとって非常に考えやすい基準ですが、生活圏や保有カードが噛み合うなら、例外ルートのほうが有力になるケースは十分にあります。東急沿線で生活している方、東京メトロとの相性が強い方、nimoca圏で行動する機会が多い方、あるいは既存条件を活かせる方などは、記事の結論をそのまま受け取るのではなく、自分の条件に引きつけて比較することが大切です。
ただし、ここで急いで結論を出す必要はありません。まずは本記事で入口の判断軸を持ち、そのうえで「本当に自分にとってそのルートが最適なのか」「具体的にどうやってマイルへ交換するのか」を比較検討していけば十分です。
その判断を支えるのが、「ANAマイル交換ルート詳細編」です。そちらでは、三井住友Vポイントルートをはじめ、TOKYUルート、ソラチカルート、nimocaルート、JQみずほルートの違いを比較しながら、それぞれの仕組み、向いている人、注意点を詳しく整理しています。まずは本記事で入口の判断軸を持ち、そのうえで「本当に自分にもこの基準が合っているのか」を確認したくなったら、次の記事で詳しい比較へ進むのが自然な流れです。
Vポイントとポイントサイトを軸に、ANAマイルを貯め始める実践ステップ
ANAマイルをこれから貯め始める初心者が、最初に意識すべきなのは 「Vポイント」 と 「ポイントサイト」 の2つです。Vポイントは日常生活の決済を通じて安定して積み上げるための土台であり、ポイントサイトはまとまったポイントを獲得するための原資になります。最初からあれもこれもと広げるのではなく、まずはこの2つを軸に考えることで、無理なく再現しやすい始め方ができます。
陸マイラー活動は、最初の一歩を踏み出してしまえば、その後は少しずつ流れが見えてきます。逆に、いつまでも情報収集だけで止まっていると、仕組みは理解できても、実際の成果にはつながりません。だからこそ、ここでは初心者が最初にやるべきことを、できるだけシンプルに整理しておきます。
最初から完璧を目指す必要はありません。まずは、マイルを受け取る準備を整え、ポイントを貯める入口を作り、日常決済の方針を決めて、実際に一度ポイント獲得の流れを体験してみることが大切です。この最初の流れを自分の手で動かしてみることで、陸マイラー活動は一気に現実味を帯びてきます。
ステップ1:ANAマイレージクラブ番号を用意し、ポイントサイトに登録する
最初にやっておきたいのは、ANAマイレージクラブ番号を用意することです。どれだけポイントを貯めても、最終的に受け取る先が整っていなければ、ANAマイルとして活かすことはできません。ANAマイレージクラブ番号は、陸マイラー活動におけるマイルの受け皿です。
まだANAマイレージクラブ番号を持っていない方は、ANAの公式サイトから無料で入会手続きを行い、先にマイル口座を作っておきましょう。最初に受け取り先を用意しておくことで、「何のためにポイントを貯めるのか」が明確になり、その後の判断もしやすくなります。
次にやっておきたいのが、ポイントサイトへの登録です。ポイントサイトは、陸マイラー活動における「原資」を作る重要な入口です。日常決済だけでは増やしにくいまとまったポイントを獲得するためにも、まずはここを使える状態にしておくことが出発点になります。
登録するサイトは、最初から複数に広げる必要はありません。まずは「モッピー」や「ポイントタウン」のような、信頼性が高く案件も豊富な大手サイトのうち、1つに絞って始めれば十分です。重要なのは数を増やすことではなく、案件を探し、条件を読み、実際にポイントを獲得する流れを自分で経験することです。
ポイントサイトへの登録を先に済ませておくと、その後にクレジットカードを作る場合でも、ポイントサイト経由で始めやすくなります。こうした小さな準備の積み重ねが、後から大きな差になります。
モッピーでは、時期によって新規入会キャンペーンが行われていることがあります。入会のハードルも低いため、最初の一歩として使いやすい定番サイトのひとつです。まずは無料登録を済ませて、ポイントサイトを使える状態にしておくとよいでしょう。
以下のバナーからモッピーに新規入会すると、条件達成で2,000ポイント(2,000円相当)がもらえる入会キャンペーンを実施中です。入会に必要なのはメールアドレスだけで、名前や住所などの個人情報は不要ですので、気軽にスタートできます。もちろん入会金や利用料はかかりません。マイルをお得に貯め始める第一歩として、まずは無料でモッピーに入会してみてください。
ステップ2:ポイントサイトで最初の1件を試し、原資づくりの流れをつかむ
次にやるべきことは、ポイントサイトで最初の1件を試し、ポイントが貯まる流れを実際に体験することです。初心者が最初につまずきやすいのは、「本当にポイントが付くのか」「自分にもできるのか」という不安です。頭の中で仕組みを理解するだけでなく、実際に案件を利用し、通帳に反映される流れを経験することで、ポイントサイトは一気に身近なものになります。
最初の段階では、細かなアンケートや少額案件を積み上げるよりも、条件が比較的分かりやすく、無理なく取り組める案件を選ぶ方が流れをつかみやすくなります。大切なのは、最初から大きく稼ぐことではなく、「原資を作る流れ」を自分で理解することです。
初心者がぜひ意識したいのが、「最初の成功体験を作ること」です。まずは少額でもよいので、自分でポイントを獲得し、反映される流れを経験してみましょう。この体験があるだけで、「自分にもできる」「この方法で本当にポイントが貯まる」という実感が生まれ、その後の行動につながりやすくなります。
ステップ3:日常決済はVポイントを軸にする方針を決める
ポイントサイトでまとまった原資を作る流れをつかんだら、次は日常生活の決済をどこに集約するかを決めます。ANAマイルを長く安定して貯めていくうえで、日常決済の土台として考えやすいのがVポイントです。食費や日用品、固定費などの支払いをVポイントの貯まるカードに寄せていくことで、特別な案件がない月でも着実にポイントを積み上げられます。
ここで大切なのは、最初から細かな最適化を目指しすぎないことです。まずは「日常の支払いはVポイントを軸にしていく」と方針を決めるだけでも十分です。日々の決済をどこに寄せるかが決まると、ポイントが分散しにくくなり、陸マイラー活動の土台が一気に安定します。
つまり、ANA初心者の最初の実践は、
「ポイントサイトでまとまった原資を作る」
「日常決済はVポイントを軸にする」
という二本柱で考えると分かりやすくなります。
最初の一歩は小さくてかまいません。ANAマイレージクラブ番号を準備し、ポイントサイトに登録し、最初の1件を試し、日常決済の方針を決める。この流れを自分で動かしてみることが、ANAマイルを貯める生活を現実のものにしていく最初のステップです。
次にやること:ANAルートを一歩進める
この記事で固まったこと
ここまでで、ANAマイルを貯め始めるうえで、最初に何を意識すべきかという入口の基準は整理できました。初心者が最初に軸にすべきなのは、日常決済の土台になる Vポイント と、まとまった原資を作る ポイントサイト の2つです。最初から多くのポイントや複雑なルートに手を広げるのではなく、まずはこの2本柱で考えることが、無理なく再現しやすい始め方になります。
また、本記事を通じて、最初にやるべきことも明確になりました。ANAマイレージクラブ番号を用意し、ポイントサイトに登録し、最初の1件を試して原資づくりの流れを体験し、日常決済はVポイントを軸にしていく――この順番で進めれば、陸マイラー活動は机上の知識ではなく、実際に回せる仕組みとして形になり始めます。
つまり、本記事で固まったのは、「最初に貯める対象」と「最初の一歩」 です。ここが定まったことで、次は貯めたポイントをどのルートでANAマイルへつなぐかを理解し、さらにその流れを支えるカード構成へ進む準備ができた状態になっています。
ここまでで、ANAポイントをどのルートでANAマイルへつなぐかを理解することと、日常生活の決済でも無理なくマイルを積み上げられる仕組みを整えることです。まずは交換ルートの全体像を押さえ、そのうえでクレジットカードの方針を固めると、ANAマイル戦略をより安定して回しやすくなります。
次に読む記事
ここまでで、ANAマイルを貯め始めるうえで、最初に何を貯めるべきかという入口の基準は固まりました。次に必要になるのは、貯めたポイントをどのルートでANAマイルへつなぐかを理解することです。入口の判断ができても、交換ルートの違いが分からないままでは、自分に合う進め方を選びにくくなります。
まず次に読みたいのは、「ANAマイル交換ルート詳細編」 です。このページでは、本記事で軸にしたVポイントをはじめ、TOKYUルート、ソラチカルート、nimocaルート、JQみずほルートなどを比較しながら、どの交換ルートが自分に合っているかを整理できます。最初の判断軸が固まった今だからこそ、次は「どの出口でANAマイルへつなぐか」を理解すると、全体像が一気に見えやすくなります。
そのうえで、交換ルートの方向性が見えてきたら、「ANAクレジットカード編」 に進むのがおすすめです。
交換ルートを実際に回していくには、どのカードを土台にするかも大切になります。入口を決め、出口を理解し、その次に日常決済の土台を整える――この順番で進めると、無理なくANAルートを組み立てやすくなります。
必要に応じて見直したい記事
本記事を読んでみて、「自分は本当にANAから始めるのが合っているのか」と迷いが残る場合は、「ANAとJAL、どちらから始めるべきか編」 を見直してみてください。陸マイラー活動では、最初に選ぶ航空会社によって、その後に使う交換ルートやクレジットカード、生活の中での貯め方まで変わってきます。入口の段階で少しでも迷いがあるなら、比較記事に戻って全体の向き・不向きを確認しておくと、その後の判断に納得感が出やすくなります。
また、本記事の内容を読み返したくなったときは、特に 「結局、ANAで最初に意識すべきは『Vポイント』と『ポイントサイト』」 の章と、「Vポイントとポイントサイトを軸に、ANAマイルを貯め始める実践ステップ」 の章を見直すのがおすすめです。最初に迷いやすいのは、「何を軸にすればよいのか」と「最初の一歩をどう動くか」の2点だからです。この2つに立ち返れば、入口でぶれにくくなります。
最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!





