
おちょぼ稲荷こと「千代保稲荷神社」に行ってみたいけど,見どころは何だろう?

おちょぼ稲荷まで行くのなら,周辺の観光地も合わせてまわってみたいけど,どのように旅行プランを作ればいいのか分からない。


野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。国家資格「総合旅行業務取扱管理者」を持つ野兎八兵衛が,おちょぼ稲荷とその周辺の見どころを案内し,おちょぼ稲荷を含めた旅行プランの作り方を説明します。
本記事の内容
- 商売繁盛のご利益で有名な「おちょぼ稲荷」の参拝方法や見どころ、名物グルメ(串カツ・どて煮)などの楽しみ方を詳しく紹介します。
- おちょぼ稲荷とあわせて立ち寄りたい周辺の観光スポットや、ご利益めぐりにおすすめのコースを組み立てるための旅程プランニングのコツを説明します。
- 電車・車でのアクセス方法や駐車場の情報に加え、日帰り・一泊旅行で実際に使えるモデルコース例(グルメ・温泉・観光付き)を提案します。
おちょぼ稲荷とその周辺の見どころがわかり,おちょぼ稲荷を含めた旅行プランを作れるようになると思いますよ。
おちょぼ稲荷に行く前に知っておきたいこと
おちょぼ稲荷とは?
おちょぼ稲荷の由緒
岐阜県の南部に位置する海津市にある「おちょぼ稲荷(正式名称:千代保稲荷神社(ちよほいなりじんじゃ))」は、地元の人からは親しみを込めて「おちょぼさん」と呼ばれ、東海エリア屈指の商売繁盛の神様として広く知られています。本サイトでは特に記載しない限り「おちょぼ稲荷」と表示します。
その歴史は古く、起源は平安時代にまでさかのぼるといわれています。源義家の六男・義隆が家を興す際に、「千代に保て」との教えと共に御霊や宝剣を受け継いだことが始まり。室町時代にはその子孫である森八海(もりはちかい)がこの地を開墾し、祖神を祀ったことで神社が創建されたと伝えられています。
「千代に保つ」――この言葉がそのまま神社名の由来になっており、現在でも森家の方々が神職を継承しているという、歴史の重みと信仰の深さを感じさせる神社です。
おちょぼ稲荷で祀られている神様とご利益
千代保稲荷神社では、以下の三柱の神々が祀られています。
- 大祖大神(おおみおやのおおかみ)
- 稲荷大神(いなりおおかみ)
- 祖神(みおやのかみ)
これらの神様は、商売繁盛・家内安全・農業守護などのご利益があるとされており、特に商人や自営業の方からの信仰がとても厚く、地元はもちろん、遠方からも多くの参拝者が訪れます。
その名は、日本三大稲荷の一つとして数えられることもありますが、おちょぼ稲荷自身はこの点を公式には認めていません 。
日本三大稲荷については、稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社(京都府京都市)は別格として,残りの2つについては諸説あるようです。笠間稲荷神社(茨城県笠間市)、豊川稲荷(愛知県豊川市),祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市),最上稲荷(岡山市)などの名前が挙がっています。
当ブログでは、日本三大稲荷のひとつであることを名乗っている「笠間稲荷神社を訪ねる旅のガイドとプランの記事」を掲載しています。是非そちらもご一読ください。
おちょぼ稲荷ならではのユニークな参拝方法
ほかの神社ではあまり見られない、おちょぼ稲荷ならではの参拝方法や特色も見逃せません。
おちょぼ稲荷では、参拝の際にお賽銭と一緒に、油揚げとロウソクを供えるのが習わし。これは稲荷信仰に由来し、「ナリ(成り)」=物事が“成る”ことを願う象徴的な供物とされています。境内には専用の供え台があり、参拝者はみな願いを込めて油揚げとロウソクを手向けます。
また、信仰は「形」ではなく「心」で守るもの——そんな考えに基づき、おちょぼ稲荷ではお札や御守、御朱印の授与を行っていません。これは創建当初から受け継がれる独自の信仰スタイルであり、訪れる人々に深い印象を残します。
毎月大にぎわい!名物「月並祭(月越参り)」
おちょぼ稲荷の最大の見どころの一つが、毎月末日から翌月1日にかけて行われる「月次祭(つきなみさい)(月越参り(つきこしまいり)とも)」。この日ばかりは夜遅くまで参拝客で賑わい、参道に立ち並ぶお店も夜遅くまで営業。まるで夜の縁日のような活気に包まれます。
また、初詣シーズンには東海地方有数の初詣スポットとしても知られ、正月三が日には特に多くの人でにぎわい、年間120万人以上の参拝者が訪れます。
おちょぼ稲荷を歩いて楽しむ!参道から本殿までの見どころガイド
おちょぼ稲荷を訪れたら、ぜひ参道入口から本殿までをゆっくり歩いて巡るのがおすすめです。昔ながらの門前町の雰囲気が色濃く残る参道には、名物グルメや老舗の土産店がずらりと並び、参拝前後も存分に楽しめるのが魅力です。
参道入口からおちょぼ稲荷のにぎわいが始まる
おちょぼ稲荷の参道巡りは、南口大鳥居から歩き始めるのがおすすめです。ここから本殿までは約500mほど。
駐車場は、南口大鳥居付近と東口大鳥居付近にあります。東口の方がおちょぼ稲荷に近いですが、幹線道路沿いで分かりやすく、おちょぼ稲荷へ歩いて参道を楽しむには南口がおすすめです。
バスの場合は「お千代保稲荷」バス停が南口大鳥居の西約150mの場所にあります。
石畳の参道に一歩足を踏み入れると、昔ながらの門前町の風情と活気ある雰囲気に包まれます。キラキラと光る提灯や看板も多く、独特の賑やかな雰囲気を醸し出しています。

参道には約120軒もの店舗が軒を連ね、名物グルメがずらり。特に人気なのが「串かつ」。揚げたてをソースにたっぷり浸して頬張るスタイルが定番で、地元民にも観光客にも愛されています。
そのほかにも:
- コク深い味噌がクセになる「どて煮」
- バエ(鮒の稚魚)、ゴリ(川ハゼ)、なまずなどの珍しい川魚料理
- 「もろこ」「はえ」「いなご」などの甘露煮
- 草餅、たい焼き、和菓子、クレープなどのスイーツ系グルメ
と、歩きながら楽しめるローカルフードが盛りだくさん。
参道には、グルメだけでなくさまざまなお店が並んでいます。
- 縁起物や開運グッズのお土産店
- 漬物屋、青果店、乾物店
- 洋服店、おもちゃ屋、骨董品屋
昭和レトロな空気感が漂い、まるで昔ながらの商店街を歩いているような懐かしさを感じられます。参拝後にどのお店に寄るのかをチェックしながら進むのもおすすめです。

南口大鳥居から賑やかな参道を歩くこと約500m、左手に現れるのが千代保稲荷神社の鳥居。さあ、いよいよ参拝です。

油揚げとろうそくを手に、ユニークな参拝体験を
鳥居をくぐったすぐ左手に、お供え用の油揚げとろうそくを販売しているお店がいくつか並んでいます。参拝前にここでセットを購入しましょう。
- 油揚げとろうそくのセット:1組50円前後
- 油揚げは、稲荷神の使いである狐の好物とされる縁起物
- ろうそくは、神様へ光を届ける“献灯”の意味合いがあります
油揚げは二等辺三角形にカットされ、清潔に扱えるよう持ちやすく藁(わら)で束ねられています。

拝殿へ向かう前に、まずは手水舎(ちょうずや)で手と口を清めましょう。手順は他の神社と同様で構いません。
石段を数段登ると、境内に入ってすぐ左手に燈明場(献灯所)があります。ここで、購入したろうそくに火を灯し、ろうそく立てに差します。
- ろうそくを家に持ち帰って灯すと「縁起がよい」と言われることもあります
- 火を扱う場所なので、周囲の安全に注意しましょう
燈明を終えたら、拝殿へ進みます。拝殿手前には油揚げを納める専用の台(お供え箱)があり、ここに静かに油揚げを置きます。また、通常通りにお賽銭箱もあるので、祈願とともにお賽銭も忘れずに。油揚げが山のように積まれた光景は、おちょぼ稲荷ならでは。全国でも珍しい油揚げ奉納スタイルが、観光客にも大変人気です。
- 参拝の作法は「二礼二拍手一礼」でOK
- 商売繁盛、金運上昇、家内安全などのお願い事を心を込めて行いましょう
なお、千代保稲荷神社ではお守りやお札の授与、御朱印帳の記帳などは行っていません。

拝殿での参拝を終えた後にも見どころが満載
拝殿の正面には、霊殿(れいでん)と呼ばれる建物があります。こちらでは、商売繁盛や金運上昇を願って、名刺を御簾(みす)に挿して祈願する独特の風習が見られます。
多くの参拝者、とくに企業関係者や個人事業主が、自分の名刺を御簾に差し込み、「神様に自己紹介をする」ように願いを込めています。奉納された無数の名刺が連なる光景は、まるでアートのよう。おちょぼ稲荷らしい風景のひとつです。
千代保稲荷の参拝ルートは一方通行です。拝殿で参拝を終え、霊殿を拝んだら、拝殿右手に連なる朱色の鳥居進みます。すぐ左手に現れるのが、願い事の成就を占う「重軽石(おもかるいし)」です。
重軽石は、石の重さの感じ方で願いが叶うかを占うもの。次の手順で体験してみましょう:
- 一度持ち上げて重さを確認する: まず、何も考えずに石を両手で持ち上げ、その重さを確かめます。これが「基準の重さ」となります。石を一度台に戻します。
- 願い事を念じる: 次に、心の中で具体的に願い事を唱えながら、「この願いが叶うなら、石よ軽くなれ(または重くなれ)」と念じます。
- 「軽くなれ」と念じる場合: 願い事が叶う場合に、石が軽く感じられることを期待します。
- 「重くなれ」と念じる場合: 願い事が叶う場合に、石が重く感じられることを期待します。
- どちらを選ぶかは、個人の直感や願い事の内容によることが多いです。
- 再び持ち上げて重さを感じる: 再び同じ石を両手で持ち上げます。
- 結果を判断する: 念じた通りに石が軽く感じられたり、重く感じられたりしたら、願い事が叶う可能性があるとされています。
訪れる参拝者の多くが立ち止まり、真剣な表情でこの石に願いを託していて、単なる占いの石としてだけでなく、参拝者にとっての楽しみや、神様との対話の一環として親しまれています。

本殿の先を回って、参拝を終えて境内を出る前に、もうひとつ立ち寄りたいのが、社務所の横にある“おさがり油揚げ”の配布スペース。
拝殿に奉納された油揚げの一部は、「神様のおさがり」として参拝者に提供されています。タイミングが合えば、ビニール袋に入った油揚げを1家族2袋まで無料でもらえることがあります(1袋に30個前後入り)。
- 食べることができるので、持ち帰って調理OK
- 「持ち帰るとご利益がある」と言われており、縁起物としても人気
- フードロス対策にもつながる、地域の知恵が生きた風習です
本殿裏の門を出て右に進むと、千代保稲荷が所蔵する貴重な美術品を展示する施設「温故集成館(おんこしゅうせいかん)」があります。1997年(平成9年)に設立されたました。独立した建物を有し、専任の学芸員(神職と兼務しない)を配置している点が特徴です。神社博物館としては、完成された姿であると評価されています。
この館では、地域ゆかりの名士である高須藩十代藩主・松平義建をはじめ、前田青邨、荒川豊蔵、加藤春岱らの作品を所蔵。さらに、紀元前の中国青銅器や朝鮮李朝の陶磁器など、歴史的価値のある品々も展示されています。
- 入館無料
- 年に3〜4回展示内容が入れ替わるため、何度訪れても楽しめます。
静かな空間で、日本と東アジアの芸術に触れられる隠れた名スポットです。
参拝を終えたら…グルメとお土産を楽しむ!
お参りを終えたら、もう一度参道に戻って気になるお店を再チェック!
食べ歩きの続きを楽しんだり、お土産を探したり、参道をぶらぶら歩くだけでも気分が上がります。
おちょぼ稲荷へのアクセス
千代保稲荷神社(おちょぼ稲荷)は,岐阜県海津(かいづ)市に位置しています。
自動車でのアクセス
【名古屋、三重方面からのアクセス】
東名阪自動車道の弥富インターチェンジから約22km、あるいは桑名東インターチェンジから約25kmです。
【岐阜、大垣方面からのアクセス】
名神高速道路の岐阜羽島インターチェンジから約10km、安八スマートインターチェンジから約12kmです。
【京都、滋賀方面からのアクセス】
名神高速道路の大垣インターチェンジから約9kmです。
おちょぼ稲荷には、東口と南口に参拝者用の無料駐車場があります。東口駐車場は東口大鳥居に向かって左側に約50台分、南口駐車場はお千代保稲荷バス停の角を北側に入っていった右手に約20台分があります。南口駐車場にはトイレもあります。
また、周辺には有料の駐車場が多数あります。1回300円~500円程度です。参拝客が特に多くなる月末の「月並祭」や初詣シーズンには、混雑が予想されるため、早めの到着をおすすめします。
レンタカーは、名古屋駅周辺あるいは、岐阜市内や大垣市内で借りるのがいいと思います。エアトリで,借りられるレンタカーの格安料金を比較し,予約できます。
公共交通機関でのアクセス
おちょぼ稲荷の近くには鉄道の駅はありません。海津市コミュニティバスの「お千代保稲荷」バス停がおちょぼ稲荷の南口大鳥居の西約150mのところにあります。下の写真で左奥に南口大鳥居が写っています。

海津市コミュニティバスは、海津市役所を中心に東西南北に路線が延びており、西方は養老鉄道の駒野駅とを結ぶ駒野線、南方は海津温泉を通り養老鉄道の石津駅などとを結ぶ石津線、東方は名鉄の津島駅とを結ぶ海津津島線、北方はJR岐阜羽島駅(名鉄新羽島駅)とを結ぶお千代保稲荷線などがあります。各路線は基本的には海津市役所で乗り継ぎとなります。乗り継ぎは1回に限り「乗継券」が発行され割り引かれます。乗り継ぐ場合には運転手に行き先を告げて「乗継券」を受け取りましょう。詳しくは、海津市公共交通利用ガイドを参照ください。バスの本数は限られているため、事前に時刻表の確認をおすすめします。
海津市コミュニティバスの運賃は、海津市内が大人200円、海津市内と市外との間は大人300円です。小中学生は全区間200円です。全区間乗り降り自由の1日フリーパスは500円です。

【東京、京都方面からのアクセス】
東海道新幹線のJR岐阜羽島駅は、ひかりとこだまが停車しますので、東京や京都からも乗り換えなしでアクセスできます。東京からは名古屋駅でひかりやこだまに乗り換えるほうが早いと思います。JR岐阜羽島駅から、海津市コミュニティバスのお千代保稲荷線に乗車し「お千代保稲荷」バス停にて下車。
JR名古屋駅やJR岐阜羽島駅発着の東海道新幹線のチケットは,新幹線予約サイト【きっぷる】で,駅の窓口や自販機で並ばずに購入し,自宅や職場まで届けてくれます。近くにみどりの窓口があるJRの駅がない人にも,便利なサービスです。会員登録も不要です。
【名鉄名古屋駅、名鉄一宮駅、名鉄岐阜駅方面からのアクセス】
名鉄名古屋本線の笠松駅で名鉄竹鼻線・羽島線に乗り換え新羽島駅で下車。新羽島駅(JR岐阜羽島駅)から、海津市コミュニティバスのお千代保稲荷線に乗車し「お千代保稲荷」バス停にて下車。
【名鉄名古屋駅、津島駅方面からのアクセス】
名鉄名古屋駅から岐阜方面に向かい、須ヶ口駅で名鉄津島線に乗り換えて津島駅で下車。津島駅から、海津市コミュニティバスの海津津島線に乗車し、海津市役所でお千代保稲荷線に乗り換えて「お千代保稲荷」バス停にて下車。土日祝日は直行便があります。
【近鉄名古屋駅、三重、桑名方面からのアクセス】
近鉄名古屋線で桑名駅まで行き、養老鉄道に乗り換えて駒野駅で下車。駒野駅から、海津市コミュニティバスの駒野線に乗車し、海津市役所でお千代保稲荷線に乗り換えて「お千代保稲荷」バス停にて下車。
【大垣、滋賀方面からのアクセス】
滋賀方面からは大垣駅で養老鉄道に乗り換え、駒野駅で下車。駒野駅から、海津市コミュニティバスの駒野線に乗車し、海津市役所でお千代保稲荷線に乗り換えて「お千代保稲荷」バス停にて下車。

長距離バスでのアクセス
名古屋への長距離バスは、各地区から多数発着しています。バスブックマークで検索・予約できます。
飛行機でのアクセス
名古屋へは、中部国際空港(セントレア)または名古屋空港(小牧)が便利です。
「できるだけ安く航空券を取りたい!」という方には、国内格安航空券・LCCの比較・予約なら【トラベリスト】が便利です。出発日や時間帯、座席のクラス、航空会社など、希望の条件をかんたんに指定できて、最安値のチケットがすぐに見つかります。
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陸マイラーの始め方陸マイラーの始め方「基礎知識」編 全体像と基本戦略を徹底解説【初心者向け完全ガイド】2025年6月最新版
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おちょぼ稲荷を訪ねる旅におすすめの宿泊地3選
参道グルメや月末の「月越参り」など、昼も夜も楽しめるおちょぼ稲荷は、日帰りではもったいない魅力にあふれています。
そこで、おちょぼ稲荷を訪れる旅で「泊まりがけ」におすすめの宿泊地を3か所ご紹介します。翌日もゆっくり観光を楽しみたい人や、夜の参道を散策したい人にもぴったりのプランが立てられますよ。
おちょぼ稲荷に最も近い宿泊拠点のひとつが、岐阜県羽島市周辺。名神高速の岐阜羽島インターチェンジからも近く、新幹線の岐阜羽島駅も利用できる交通の要所です。ビジネスホテルが充実しており、車でのアクセスが便利なうえ、「月末の深夜参り」などにも対応しやすい立地。
もう少し都市的な雰囲気と観光を楽しみたいなら、名古屋駅周辺に宿を取るのもおすすめです。おちょぼ稲荷までは車・電車で1時間ほどですが、アクセスは意外とスムーズ。前後の予定で名古屋めしやショッピングも楽しめ、都市滞在と神社参拝を両立した旅が叶います。
せっかくなら、温泉で心と体を癒す旅にしたい!という方には、岐阜市の「長良川温泉」がおすすめ。おちょぼ稲荷からは車で約40〜45分と程よい距離で、観光もリラックスもできる贅沢な滞在が楽しめます。長良川沿いには旅館が並び、金華山・岐阜城を望む眺望や、鵜飼観覧船の風情が旅の気分を盛り上げてくれます。
当ブログでは、「モネの池(通称)。岐阜の秘境にある絵画「睡蓮」のように美しい池を訪ねる旅」の記事で、モネの池(通称)のを含めた旅行プランとして岐阜城など岐阜市内を巡るルートを紹介しています。是非そちらもご一読ください。
せっかくの旅行、宿泊先にもこだわりたいですよね。でも、たくさんのホテルや旅館があって、どこを選べばいいか分からない…という方もいるのではないでしょうか? そこで、旅の疲れを癒し思い出をさらに豊かにしてくれるとっておきの宿を、お得に予約する方法をご紹介します。
宿泊予約サイトを活用しよう!
まずは、定番の宿泊予約サイトをチェックしてみましょう。
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これらのサイトでは、エリアや日程、人数や予算などの条件を指定して、自分に合った宿を簡単に検索できます。口コミや写真も参考にしながら、気になる宿をいくつかピックアップしましょう。
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宿泊予約サイトを利用する際、ポイントサイトを経由するだけで、さらにお得になります。
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- 楽天トラベル+ポイントサイト:楽天ポイント+ポイントサイトのポイントの二重取り!
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クレジットカードを利用すれば、クレジットカードのポイントも貯まって、ポイントの三重取りが可能です。利用しない手はありません。
- じゃらんnet+ポイントサイト+クレジットカード払い:Pontaポイント+ポイントサイトのポイント+クレジットカードのポイントの三重取り!
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- Yahoo!トラベル+ポイントサイト+クレジットカード払い:PayPayポイント+ポイントサイトのポイント+クレジットカードのポイントの三重取り!
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ポイントサイトを使った宿泊予約とポイント獲得までの流れ
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おちょぼ稲荷を訪ねる旅で楽しみたい食事
おちょぼ稲荷を訪れたら、ぜひ味わいたいのが参道グルメの代表格「串かつ」。なかでも圧倒的な人気を誇るのが、東口大鳥居のすぐ近くにある「串かつ 玉家」です。

「串かつ 玉屋」は1972年(昭和47年)創業の老舗で、サクッと揚げられた串かつはラードの香ばしさがたまらない一品。味噌で煮込んだどて串や、どてをご飯にのせた「どてめし」も大人気で、どれもテイクアウトとイートインどちらでも同じ価格で楽しめます。
軒先には立ち食い用のスペースもあり、食べ歩きにもぴったり。時間がある方は、金箔で装飾されたゴージャスな店内での食事もおすすめです。トイレまで金ピカという徹底ぶりで、SNS映えも抜群。社長自身も「金ぴか社長」として知られています。
土日祝は混雑することが多いため、余裕を持って訪れるとよいでしょう。営業時間は9:00〜17:00頃まで(売り切れ次第終了)。定休日は基本的に無休ですが、悪天候や平日は臨時休業の場合もあるため、事前に公式Instagram(@kushikatsu_tamaya)をチェックしておくのが安心です。

おちょぼ稲荷を含めた旅行プランの作り方
プラン作成の考え方
おちょぼ稲荷は参拝+食べ歩きで1.5〜2時間が平均滞在時間。
旅程の中で半日程度のスポットとして扱うとちょうど良く、午前中に訪れて午後に別の観光地を回る、あるいは午後に入り夜のにぎわいを楽しむなどが一般的。
ルート作成では、「午前参拝+周辺観光」か「夕方参拝+宿泊+翌日観光」など、時間を活かした組み立てがカギ。
プラン例①:名古屋から日帰り!ご利益&グルメ満喫&リラックスコース
名古屋から日帰りでおちょぼ稲荷に参拝、グルメを満喫、自然に触れてリラックスするコースです。
9:00 名古屋出発(車で約1時間)
10:00 おちょぼ稲荷 着
- 参拝(油揚げ・ろうそくを奉納)
- 重軽石で願掛け
- 門前町で串カツやどて煮を食べ歩き
12:00 昼食(門前の「玉家」などで定食)
13:00 平田リバーサイドパーク or 木曽三川公園 or 海津温泉 or 津島神社など
16:00 名古屋へ戻る

プラン例②:ナイトまで楽しむ“夕方スタート”プラン
- 夕方前:おちょぼ稲荷を参拝(夕暮れの灯籠が幻想的)
- 夕食:参道の串カツやどて煮で“夜の屋台気分”
- 夜:名古屋方面に戻り、名駅周辺でデザート&お茶
- 夜景を見ながら帰路へ

プラン例③:岐阜南部・養老の歴史と自然を楽しむ1泊2日
自然と歴史、そして温泉をバランスよく取り入れたコースで、「開運」「学び」「癒やし」がテーマの旅にぴったりです。
1日目
午前:名古屋 → おちょぼ稲荷 参拝&門前町散策
午後:養老の滝と養老公園を散策 → 養老温泉エリアに宿泊
2日目
午前:宿で朝風呂 → 関ヶ原古戦場記念館(車で約30分)見学
午後:関ヶ原古戦場周辺で歴史めぐり → 名古屋へ戻る

出典:養老公園公式サイト https://www.yoro-park.com/_/media/page/facility-map/yoro-falls/slider/slider_image_02.jpg
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おちょぼ稲荷を旅するための基礎データ,オススメのガイドブック
おちょぼ稲荷の基礎データ
おちょぼ稲荷の基礎データは以下です。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 千代保稲荷神社(ちよほいなりじんじゃ) |
住所 | 岐阜県海津市平田町三郷1980番地 |
電話番号 | 0584-66-2613 |
公式ウェブサイト | https://www.chiyohoinari.or.jp/ |
おちょぼ稲荷を旅するためのオススメのガイドブック
旅行には紙のガイドブックを!安心感&情報のまとまりが魅力
インターネットで検索すれば最新の旅行情報が得られますが、旅には紙のガイドブックを持って行くのがオススメです。まとまった情報を手元に持っておける安心感があり、移動中やネット環境がない場所でもサッと確認できます。必要に応じて、最新情報はインターネットで補完すると、さらに便利です。
国内旅行のガイドブックを発行している会社は、株式会社昭文社,株式会社JTBパブリッシング,株式会社地球の歩き方などが大手です。
昭文社(Shobunsha)
地図のプロフェッショナル・昭文社は、以下のガイドブックを発行。特に、「まっぷる」シリーズは地図が見やすく、旅行プランが立てやすいと人気です。
- まっぷる(地図の見やすさに定評)
- ことりっぷ(週末の小さな贅沢旅を提案)
- COLOR+(テーマ別に楽しめるカラフルなガイドブック)
- 山と高原地図(登山向けの詳細地図)
- ツーリングマップル(バイク旅行者向け)
- ことりっぷ国内版は、「週末に行く小さな贅沢、自分だけの旅」がコンセプト。旅好きの女性が楽しめる2泊3日の旅行プランが特徴です。(公式サイトより)
JTBパブリッシング(JTB Publishing)
旅行代理店国内最大手の株式会社JTBグループの出版部門で、旅行情報に強みを持つ出版社。「るるぶ」シリーズは情報量が豊富で、初めての旅行先でも安心!
- るるぶ(「見る」「食べる」「遊ぶ」情報が充実)
- 楽楽(持ち歩きやすいコンパクト版)
- ココミル(大人向けの上質な旅を提案)
- ララチッタ(女子旅向け)
- JTB時刻表(鉄道旅行者の必携アイテム)
- るるぶの由来:「見る」「食べる」「遊ぶ」の最後の文字をつなげたネーミング。観光・グルメ・アクティビティがバランスよく掲載されているのが魅力です。
まとめ
- 油揚げを供える独特の参拝作法、活気あふれる参道、そして商売繁盛のご利益で知られるおちょぼ稲荷。「おちょぼさん」の愛称の通り、地元の人々にとってはもちろん、県外からも多くの人々が訪れる魅力的なパワースポットです。
- おちょぼ稲荷は、ただの「お参りの場所」ではなく、五感で楽しめる総合体験スポット。参道のにぎわいに心躍らせながら、本殿で願いを込め、そしてグルメや買い物でさらに満たされる。そんな充実の半日が、ここには詰まっています。
- この賑やかで温かい雰囲気のおちょぼ稲荷を訪れて、特別な体験とご利益を授かってみてはいかがでしょうか。きっと、忘れられない思い出となるはずです。
おちょぼ稲荷とその周辺の見どころを案内し,おちょぼ稲荷を含めた旅行プランの作り方を説明しました。
旅する際には,最新の情報を確認しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!