

野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。総合旅行業務取扱管理者を独学で一発合格しました。総合旅行業務取扱管理者試験の「国内旅行実務」について、受験対策とおすすめの勉強法を説明します。
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目次
「国内旅行実務」の配点と対策
国内旅行実務の得点戦略
総合旅行業務取扱管理者試験では、「国内旅行実務」の配点は運賃・料金・実務が12問×5点=60点、国内観光資源が20問×2点=40点、合計100点です。
| 分野 | 配点 | 対策の優先度 | 勉強方針 |
|---|---|---|---|
| 運賃・料金・実務 | 60点 | 最優先 | JR運賃・料金を中心に、国内航空運賃や宿泊・交通関連の基本ルールを問題演習で固める |
| 国内観光資源 | 40点 | 重要 | 都道府県別に、世界遺産・国立公園・温泉・祭り・郷土料理・名産品を広く押さえる |
JR運賃・料金でつまずきやすいポイント
国内旅行実務では、運賃・料金・実務の60点部分を安定させることが重要です。 特にJR運賃・料金は、ルールを理解して演習を重ねれば得点源にしやすい分野です。
| 項目 | つまずきやすい点 | 対策 |
|---|---|---|
| 運賃と料金の違い | 乗車券の運賃と、特急料金・指定席料金などを混同しやすい | まず「運賃」と「料金」を分けて考える |
| 営業キロ・運賃計算キロ | どの距離を使って運賃を求めるのか迷いやすい | 時刻表のルールと問題集で確認する |
| 特急料金 | 新幹線・在来線特急・指定席・自由席などで整理が必要 特例もきちんと覚えること | 料金表の見方に慣れる |
| 小児運賃・割引 | 年齢区分や割引の扱いを間違えやすい | 数字と条件を表にして覚える |
| 乗車券の有効期間 | 距離や条件により有効期間が変わる | 過去問で出たパターンを反復する |
一方、国内観光資源は範囲が広いため、完璧を目指すよりも、都道府県ごとに主要な観光地・温泉・祭り・名産品を整理して覚えるのが現実的です。
テキストは1冊でいいと思います。筆者はユーキャンの速習レッスンを選びました。必要十分な内容で分かりやすくおすすめです。複数のテキストを読むのではなく、1冊を何度も読むことが効率的です。
「国内旅行実務」のおすすめ勉強法
JR運賃・料金のおすすめ勉強法
時刻表を使うときは、列車の発着時刻だけでなく、巻頭・巻末にある営業案内、運賃・料金表、記号の説明、きっぷのルールも確認しましょう。 総合旅行業務取扱管理者試験では、時刻そのものを細かく追うことだけではなく、運賃・料金計算に必要なルールや、時刻表上の記号・案内を読み取る力が重要になります。
実は、時刻表は、鉄道のダイヤグラムだけではなく、長距離フェリーや国際航路、定期観光バス、国内線の航空ダイヤなども記載されており、情報が非常に豊富です。読んでいるだけでいろいろな気づきが得られ勉強になるとともに、旅気分も盛り上がってきます。
時刻表は、鉄道オタクのひとつジャンルとして「時刻表鉄」と呼ばれる領域があるくらい奥の深い世界です。総合旅行業務取扱管理者試験においては、マニアックな知識まで追い求める必要はありませんが、基本的な知識は身につけておくことが求められます。
そのうえで、練習問題と過去問を解けば理解が進み、計算するときに注意すべきことが頭に入ると思います。
計算を含む演習問題であるJR運賃・料金計算は、数をこなして確実に解けるようにしておく必要があります。
筆者は、テキストとは異なる出版社である大原の標準トレーニング問題集を使いました。解けない問題は3回繰り返し、記憶の定着を図りました。問題集には解答の正誤を記入する四角の欄が3つ設けられているので役に立ちました。

国内旅行実務は、テキストを読むだけでは得点につながりにくい科目です。 JR運賃・料金や国内航空運賃は、実際に問題を解いて計算手順を身につける必要があります。 筆者は、基本テキストで全体像を確認したうえで、大原の標準トレーニング問題集を使い、解けなかった問題を3回繰り返しました。
国内航空運賃・料金のおすすめ勉強法
国内航空運賃は、JALとANAで異なりますので、両社の仕組みを理解することが必要です。特にJALは2023年4月12日搭乗分から運賃制度が大きく変更になっています。しっかり理解しましょう。
国内航空運賃の制度は、航空会社や年度によって変更されることがあります。 試験対策では、まず受験年度に対応したテキスト・問題集で基本を押さえたうえで、JAL・ANAの公式サイトで現在の運賃制度、予約変更、取消、払戻し、有効期間などを確認すると理解が深まります。
おすすめの勉強法は、受験年度のテキスト・問題集で基本を押さえたうえで、JALとANAの公式サイトで現在の制度を確認することです。
JALのウェブサイトでは「運賃一覧」のページから、運賃の種類、クラス、割引制度、航空券の予約・発売、購入期限、有効期限、取消、払戻などを調べておきましょう。
ANAのウェブサイトでは「はじめてのANAウェブサイト」のページから、運賃一覧、航空券の予約、変更、払戻、支払などを調べておきましょう。
実際に旅に出るつもりで、航空券を予約したりキャンセルや変更したりすることをイメージしながら調べると覚えやすいと思います。
そのうえで、練習問題や過去問を解いて記憶を確実なものとしましょう。
国内観光資源のおすすめ勉強法
国内観光資源は範囲が広く勉強が難しいです。
国内観光資源は、分野ごと(世界遺産、国立公園、自然景観、神社仏閣、郷土料理、芸術文学、観光施設、祭礼など)に覚えるのではなく、地域ごと(都道府県など)に覚えることを強くおすすめします。これは、地理、歴史、文化、産業などは互いに連携し影響を与え合っているからです。隣接する地域間の違いや類似性にも気がつくと思います。
「その県を旅行するなら、どの順番で回るか」を考えながら覚えると記憶に残りやすくなります。 地図帳を見ながら、観光地、温泉、祭り、郷土料理を都道府県ごとに整理するのがおすすめです。
| 整理する項目 | 覚える内容 | 例 |
|---|---|---|
| 自然景観 | 山、湖、峡谷、岬、島、海岸 | 国立公園、景勝地、ジオパークなど |
| 歴史・文化 | 城、寺社、史跡、世界遺産 | 城下町、門前町、古道、文化財など |
| 温泉 | 主要温泉地と所在地 | 県名と温泉名をセットで覚える |
| 祭り・行事 | 祭りの名称、開催地、季節 | 夏祭り、雪祭り、伝統行事など |
| 食・名産品 | 郷土料理、特産品、伝統工芸 | 地域と名物を結びつける |
| 交通・ルート | 最寄り空港、鉄道、観光ルート | 実際に旅行するつもりで確認する |
国内観光資源の理解には、実際に旅をする経験が役立ちます。 ただし、試験対策として全国を回るのは現実的ではありません。 地図帳、旅行会社のツアー、旅番組、新聞広告などを使い、「その地域を旅行するならどう回るか」を考えるだけでも、観光地・交通・食・温泉・祭りの知識が結びつきやすくなります。そのためには、新聞のツアー広告、テレビの旅番組やクイズ番組・グルメ番組などで日常的に日本各地の情報に触れておくことをおすすめします。
例えば四国を旅することをイメージし、高松空港から香川の『金刀比羅宮』を訪ね、特急で高知へ抜け『桂浜』『高知城』を巡って一泊し、そこから松山方面へ向かう…といった具体的な周遊ルートを地図上でなぞってみてください。その際『この区間はどのJR特急が走っているか?』『ご当地グルメは何があるか?』を紐づけていくと、点だった知識が線になり、試験本番でも忘れにくくなります。
ツアー広告を見るときのチェックポイント
国内観光資源を覚えるときは、ツアー広告を「旅行地理の教材」として見るのも有効です。旅行会社のツアーを見ると、観光地の組み合わせ、移動ルート、滞在時間、食事、宿泊地などを一度に確認できます。 観光資源に関して多くの情報が得られます。旅行業務取扱管理者の視点でツアーに参加してみると気づくことも多いかもしれません。筆者もツアー情報はよく見ました。
- どの観光地が同じコースに組み込まれているか
- どの空港・駅・港を使って移動しているか
- 昼食・宿泊・温泉・祭りなどがどの地域と結びついているか
- 季節によってどの観光資源が打ち出されているか
参考書としては地図帳がおすすめです。そもそも地図が頭に入っていないと、旅することができません。知らない地名などが出てきたら地図帳で確認することを習慣づけしましょう。地図帳はできる限り情報が多いものをおすすめします。高校の地理の授業で使用するレベルのものを用意しましょう。
地図帳を眺めているだけで、ここに行ってみたいという気持ちが出てくるのではないでしょうか。そうしたら、そこへの行き方、過ごし方、必要となる日数、費用などを調べていくと、試験に必要な諸々の知識が自然と身につくはずです。
地図帳は、できるだけ新しい版を選ぶのがおすすめです。 市町村合併、交通網、世界遺産登録、国立公園・国定公園などの情報が更新されることがあるためです。
国内観光資源は、実際に旅を計画したり、旅行会社のツアーを調べたりすると理解しやすくなります。 旅行経験を増やしたい方は、旅費を抑える方法として、当ブログの「陸マイラーの始め方」も参考にしてください。 マイルや航空券の知識が増えると、旅行実務の理解にもつながります。
当ブログでは、陸マイラーの始め方の記事を掲載しており、初心者向けにていねいに分かりやすく説明しています。「基礎知識」編から始まり、ポイントサイトの活用方法、クレジットカードの選び方、ANAとJALのそれぞれのマイルを日常的に貯める具体的な方法まで、詳しく記載していますので、すぐに始められると思います。マイルを貯めて、旅に出ませんか。
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最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!



