旅のガイドとプラン

【洞爺湖】世界のVIPも魅了した、絶景・温泉・グルメを満喫!火山と共生する町を巡る旅。見どころと旅行プランの作り方をプロが詳しく解説!

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洞爺湖

洞爺湖に行ってみたいけど、見どころは何だろう?
洞爺湖まで行くのなら、周辺の観光地も合わせてまわってみたいけど、どのように旅行プランを作ればいいのか分からない。

困っている人
野兎八兵衛

野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。国家資格「総合旅行業務取扱管理者」を持つ旅行のプロが、洞爺湖とその周辺の見どころを紹介し、洞爺湖を含めた旅行プランの作り方を説明します。

この記事で「洞爺湖」の旅が分かる

  • 北海道虻田郡にある「洞爺湖(とうやこ)」は、約11万年前に誕生したカルデラ湖 。深く青い湖面と火山が織りなす絶景、そして豊富な温泉が魅力の国際的なリゾート地です 。
  • 「サイロ展望台」「有珠山ロープウェイ」など、洞爺湖の見どころを巡る、初めての方でも安心の王道モデルコースを案内します 。
  • 旅の感動が深まる、「火山と人々との共生」「災害を乗り越え“生の賛歌”を奏でるアート」「世界のVIPが集ったサミットの舞台裏」など、洞爺湖の魅力を詳しく説明しています。知ってから訪れると、より深く楽しむことができます。
  • 洞爺湖へのアクセス方法やご当地グルメなど、旅の計画に欠かせない実用情報を網羅しています 。
  • 家族・カップル・シニア旅行など、旅のスタイルに合わせた具体的な旅行プラン例をプロが提案します 。この記事を読めば、あなただけの旅行プランを作れるようになります。

雄大な湖と活火山が織りなす、地球の鼓動が響く大地――洞爺湖の旅へ――自然と温泉、そして心の癒しを訪ねてみませんか?



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洞爺湖の魅力と基本情報

洞爺湖の魅力

北海道南西部、胆振(いぶり)地方に位置する洞爺湖(とうやこ)は、北海道を代表する景勝地。その魅力は、ただ美しいという一言では語り尽くせません。巨大噴火が生んだ圧倒的な自然景観、心と体を芯から癒やす温泉、旅の夜をドラマチックに彩るイベント、そして大地の恵みを存分に味わうグルメやアクティビティまで。訪れる人の五感を刺激する多彩な魅力が、ここには凝縮されています。見て、感じて、学ぶ。この壮大な大地の物語こそ、洞爺湖が持つ唯一無二の魅力です。

地球の鼓動を感じる!圧倒的スケールのカルデラ湖と火山群

洞爺湖の最大の魅力、それは地球のダイナミックな活動が生んだ、圧倒的なスケールの景観です。ただ美しい湖ではありません。今なお活動を続ける有珠山(うすざん)昭和新山がすぐそばにそびえ、その大地と静かな湖が一体となって織りなす風景は、訪れる人の心を強く揺さぶります。

約11万年前の巨大噴火によって生まれた「洞爺カルデラ」に水が溜まってできたこの湖は、円を描くようなその形は、日本でも珍しいほど整っており、東西約11km、南北約9kmという巨大さで、面積は全国で9番目、カルデラ湖としては屈斜路湖、支笏湖に次いで日本で3番目の大きさを誇ります。透明度は年平均14mほどで、冬でも凍ることがない不凍湖です。湖の中央には、火山活動で生まれた大島、観音島、弁天島、饅頭島の4つからなる「中島(なかじま)」が浮かび、その美しい景観にアクセントを加えています。

ちなみに、「洞爺」という名前はアイヌ語の「トヤ(to-ya)」(湖・岸)が語源。後に洞爺と当て字されました。かつてアイヌの人々が「ト(湖)」とシンプルに呼んでいたこの場所は、まさに湖そのものが主役であることを物語っています。

洞爺湖では、火山が育んだ肥沃な大地と清らかな水がもたらす絶品グルメも充実しています。温暖な気候に恵まれたこの地域は、美味しい野菜や果物の宝庫。また、噴火湾(内浦湾)も近く、肉厚のホタテなど新鮮な海の幸も豊富です。湖を望むおしゃれなカフェで、地元野菜たっぷりのランチをいただくのもおすすめです。

洞爺湖を旅するなら、まずこの壮大な自然景観に触れてみてください。静かな湖と荒々しい火山が織りなす風景は、「地球の鼓動」を実感させてくれる、忘れられない旅の始まりとなるはずです。

ユネスコ世界ジオパークに登録された「生きた自然の博物館」

洞爺湖は、1949年(昭和24年)に支笏洞爺国立公園に指定されました。その特長は「生きている火山と静まる蒼い湖 --火山活動の博物館--」と表現されています。

2009年(平成21年)には、「洞爺湖有珠山ジオパークとして日本で初めて「ユネスコ世界ジオパーク」に認定されました。ここは、火山活動と人々の暮らしが共存する姿が世界的に評価された、まさに「生きた自然の博物館」。ジオパークとは「地質学的重要性を有するサイトや景観が、保護・教育・持続可能な開発が一体となった概念によって管理された、単一の、統合された地理的領域です」(日本ジオパーク委員会)。

その魅力は、今も活動を続ける有珠山や昭和新山などの火山活動がもたらす地形や温泉、植生、暮らしの知恵などを学び・体験できること。湖を囲む大地には、噴火の痕跡や火山がもたらした独特の地形が残され、自然の力強さを実感できます。

具体的には、有珠山ロープウェイに乗れば、噴火口やカルデラ湖を一望でき、地球の鼓動を肌で感じられます。また、湖畔にはジオパーク拠点施設があり、展示やガイドツアーを通じて地質や火山活動を学ぶことも可能。子どもから大人まで「学びながら楽しむ旅」が叶います。

洞爺湖を訪れるなら、ただ景色を眺めるだけでなく、世界に認められたジオパークの価値に触れてみましょう。観光が一段と深みを増し、記憶に残る特別な旅となるはずです。

世界認定 洞爺湖有珠山ジオパークガイドブック」が発売されています。洞爺湖有珠山ジオパークを詳しく知ることができます。

湖畔に湧き出る癒やしの温泉と四季を彩るイベント(花火大会・イルミネーション)

洞爺湖を訪れるなら、絶景とともに楽しみたいのが湖畔に湧き出る「洞爺湖温泉」季節ごとのイベントです。温泉とエンターテインメントを組み合わせれば、旅はぐっと思い出深いものになります。

湖畔の温泉は、1910年の火山活動で誕生し100年以上の歴史を誇る名湯。豊富な湯量と肌にやさしい泉質が魅力で、レイクビューの露天風呂インフィニティ温泉からは、まるで湖に抱かれているかのような開放感を味わえます。温泉街には、散策途中に立ち寄れる足湯や手湯が点在しているのも嬉しいポイント。もちろん日帰り入浴OKの施設も充実しています。

夜の洞爺湖を彩るのは、春から秋にかけて毎晩開催される「洞爺湖ロングラン花火大会」移動する船から打ち上げられる花火は、温泉街のホテルや遊歩道から眺められるほか、花火鑑賞船「エスポワール」に乗れば頭上で咲く迫力の大輪を体験できます。さらに冬には「イルミネーショントンネル」が登場し、雪景色と光が織りなす幻想的な夜を演出。

洞爺湖は、一年を通じて「癒し」と「感動」が両立する観光地。旅行計画の際は、イベント開催時期を確認し、ぜひ旅程に組み込んでみてください。

洞爺湖の基本情報

項目内容
名称洞爺湖
所在地北海道虻田郡洞爺湖町および有珠郡壮瞥町
洞爺湖の基本情報

モデルコースと見どころ深掘りガイド

これだけは押さえたい! 洞爺湖の王道モデルコース(所要時間:6時間~1日)

  1. サイロ展望台:湖全体を見渡す絶景スポット
  2. 有珠山ロープウェイ:火山の力を体感するダイナミックな展望台へ
  3. 洞爺湖遊覧船:湖上からしか見られない景色を堪能
  4. 洞爺湖温泉:絶景を望む、癒やしの湯。

見どころを深掘り解説

サイロ展望台:湖全体を見渡す絶景スポット(所要時間:約30分)

洞爺湖観光のスタート地点としてぜひ立ち寄りたいのが、北西部に位置する「サイロ展望台」です。ここに立てば洞爺湖のスケールを一目で体感できます。

標高約300メートルからの眺望は圧巻で、丸く広がるカルデラ湖に浮かぶ中島、有珠山や昭和新山、さらには天気が良ければ羊蹄山まで一望できるからです。その大パノラマは「洞爺湖ってこんなに雄大だったのか」と旅の始まりに感動を与えてくれます。

多くの旅行者がここで記念写真を撮り、SNSにアップする人気スポットとなっています。展望台併設のショップでは、地元のスイーツや限定お土産も手に入り、カフェで絶景を眺めながらのひと休みも楽しめます。

だからこそ、洞爺湖を効率よく満喫するなら、まずは「サイロ展望台」からスタートするのがおすすめ。壮大な景色を心に刻んでから観光に出発すれば、旅のワクワク感が一気に高まります。

サイロ展望台から洞爺湖を望む
サイロ展望台から洞爺湖を望む

有珠山ロープウェイ:火山の力を体感するダイナミックな展望台へ

洞爺湖の南にそびえる有珠山(うすざん)は、今なお活動を続ける活火山。その迫力と絶景を同時に体感できるのが「有珠山ロープウェイ」です。 標高737メートルの山頂へは、山麓駅からわずか6分。2020年(令和2年)にリニューアルされたゴンドラはガラス面が大幅に広がり、まるで空中を散歩するような解放感を楽しめます。眼下には宝石のように輝く洞爺湖、遠方には内浦湾、そして迫力ある噴火口の荒々しい姿――。有珠山の魅力を凝縮した景色が待っています。

山頂駅に着いたら、まずは2022年(令和4年)にグレードアップした展望デッキ「Mt.USU Terrace」へ。ソファ席やプライベートシートでくつろぎながら、洞爺湖や昭和新山を一望できる大パノラマは必見です。さらに整備された遊歩道を歩いて約7分で「有珠山火口原展望台」へ到達。2025年(令和7年)には新たに「USU360」展望施設も誕生し、火山の鼓動をより身近に感じられるでしょう。体力に余裕があれば、片道約1.1kmの「有珠外輪山展望台」まで足を伸ばすのもおすすめです。

昭和新山:戦時中に誕生した“奇跡の火山”

ロープウェイの起点となる昭和新山は、1943年(昭和18年)からの噴火によって、わずか2年ほどで麦畑から隆起して誕生した標高398mの溶岩ドーム。現在も白い噴気を上げる赤茶色の岩肌は、自然の猛威と神秘を同時に感じさせます。

ふもとには「三松正夫記念館」があり、昭和新山の誕生を克明に観察・記録した郵便局長・三松正夫氏の足跡を辿れます。戦時中という困難な時代に続けられた詳細な観測は「ミマツダイヤグラム」として残され、今では世界的にも貴重な資料となっています。昭和新山は国の特別天然記念物でありながら三松家が所有する私有地という珍しい存在。小規模ながら深く心に残るスポットです。

アクセス情報

有珠山ロープウェイと昭和新山は、洞爺湖温泉街から車で約6km(駐車場あり・有料)。
公共交通では道南バスが洞爺湖温泉と昭和新山の間を約15分で結んでいますが、本数が限られるため、事前に時刻表を確認すると安心です。

有珠山ロープウェイは「絶景と火山の力」を一度に体験できる特等席。洞爺湖旅行をよりドラマチックに演出するなら、必ず旅程に組み込みたいスポットです。

有珠山山頂駅付近から見た昭和新山と洞爺湖
有珠山山頂駅付近から見た昭和新山と洞爺湖

洞爺湖遊覧船:湖上からしか見られない景色を堪能

洞爺湖の魅力を存分に味わうなら、洞爺湖温泉街から発着する洞爺湖汽船の遊覧船で、湖をぐるりと巡る遊覧船クルーズへ。穏やかな湖面を滑るように進む船上からは、中島をはじめとする大小の島々、有珠山や昭和新山のシルエットを望むことができます。春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節ごとに表情を変える風景に癒されるひとときです。

約5万年前の火山噴火にともなって形成された溶岩ドームが変化し、洞爺湖の中央に、大島、観音島、弁天島、饅頭島の4つの島ができました。4つの島を総称して中島と呼んでいます。中島には1960年(昭和35年)頃に2世帯6人の定住者がいたそうですが、現在は無人です。

中島には、1954年(1954年)に建設された洞爺湖森林博物館がありましたが、2021年(令和3年)に中島・湖の森博物館に建て替えられ、世界ジオパークに認定されている洞爺湖や中島の自然について学ぶことができます。また、中島には散策路が整備されており、島から洞爺湖を眺めるといったひと味違う景色が楽しめます。

中島から洞爺湖温泉街方面を眺める
中島から洞爺湖温泉街方面を眺める

洞爺湖温泉:絶景を望む、癒やしの湯。

洞爺湖の西南側の湖畔には、洞爺湖町と壮瞥町にまたがって洞爺湖温泉があります。洞爺湖温泉は、1910年(明治43年)に湖畔の四十三山(よそみやま)が噴火した時に発見された温泉です。

洞爺湖では4月下旬から10月末までの長期間にわたり毎日開催される洞爺湖ロングラン花火大会が人気です。期間中は毎日20:45~21:05までの20分間洞爺湖上空に大輪の花火がが打ち上がります。洞爺湖の湖上を移動しながら打ち上げられるので、洞爺湖温泉街の湖畔のどこからでも花火を見ることができます。夏季には、ロングラン花火大会にあわせて洞爺湖汽船が運行する「花火鑑賞船」も人気。湖上で間近に見る花火は、感動的な美しさです。下の写真にも「花火鑑賞船」が写っています。中島に立ち寄ることもできます。なお、強風など天候によっては中止となり場合があります。

湖畔にある宿泊施設から見た洞爺湖ロングラン花火大会の花火
湖畔にある宿泊施設から見た洞爺湖ロングラン花火大会の花火

ただ見るだけでは終わらない、旅の深層ガイド

火山とともに生きる町:美しい景観、温泉、豊かな食

洞爺湖を訪れると、その穏やかな湖畔の景色に心を奪われます。しかし、この美しい自然のすぐそばには、今も活動を続ける有珠山という「生きている火山」が存在しているのです。

この町の旅を真に味わう鍵は、「火山との共生」という視点を持つことです。約20~30年ごとに繰り返される噴火の脅威を受け入れ、その記憶を未来への教訓に変え、火山の恵みを最大限に活かして暮らす。この絶え間ない破壊と創造のサイクルの中で培われた人々の知恵と強さこそ、洞爺湖のもう一つの真の魅力なのです。

奇跡の避難:2000年有珠山噴火の記憶

有珠山は20〜30年ごとに噴火を繰り返す稀有な火山で、2000年(平成12年)には大規模噴火が発生しました。洞爺湖温泉街から南に350メートル程の金比羅山中腹で大規模な噴火は、火口上3,500mに達する噴煙を上げ、周辺には噴石が飛散、熱泥流が国道にかかる橋を押し流し、温泉街近くの団地を飲み込みました。噴火前年に約1億円の費用をかけて修復したばかりの、洞爺湖を見渡せる公共温泉として人気があった町営温泉「やすらぎの家」も泥流に埋め尽くされました。

この時、専門家の的確な予知と行政・住民の迅速な行動により、1万人以上が事前に避難犠牲者ゼロという「奇跡の避難」が実現し、世界中から称賛を受けました。これは決して偶然ではありません。1977年(昭和52年)の大噴火で大きな被害を受けた苦い経験を糧に、行政、研究者、そして住民が一体となり築き上げてきた防災体制を築き上げてきた努力の成果でした。

災害を「学び」に。歩いて感じる火山のエネルギー

さらに驚くべきは、噴火後の町の選択です。被災した建物を単なる負の遺産として撤去するのではなく、あえて「災害遺構」として保存し、未来への教訓を伝える「生きた防災教育の場」へと転換したのです。

洞爺湖温泉街には、洞爺湖ビジターセンターがあり火山科学館が併設されています。火山科学館には、映像や体感装置により、これまで何度も噴火を繰り返してきた有珠山の火山活動を知ることができます。まずはここで噴火の全体像を学びましょう。映像や体感装置で、有珠山の火山活動をリアルに知ることができます。「火山マイスター」と呼ばれる専門ガイドの話を聞くことも可能。彼らの言葉を通して、この町の本当の物語に触れることができます。

洞爺湖ビジターセンター・火山科学館の裏手には、金比羅火口災害遺構散策路が整備されています。熱泥流に埋め尽くされた町営温泉「やすらぎの家」や、破壊された公営住宅、流された橋などが当時の姿のまま保存されており、自然の力の凄まじさを目の当たりにできます。

金比羅火口災害遺構散策路の先には、西山山麓火口散策路が整備されており、噴火によって隆起し、破壊された国道230号線や、水没した電柱、階段状になったアスファルトなど、生活圏内で起きた噴火の爪痕を巡るコースとなっています。自然の厳しさと、その向こうに広がる美しい湖の景色を同時に感じられます。

火山科学館の展示
火山科学館の展示

火山がもたらす豊かな「恵み」

脅威と隣り合わせである一方、火山は豊かな恵みも与えます。

洞爺湖温泉は1910年の噴火をきっかけに誕生し、今では国内外の旅行者に愛される一大温泉地となりました。さらに、火山灰が積もった水はけの良い大地は果樹栽培に適しており、リンゴやブドウなどの名産品を育んでいます。

美しい景観、温泉、そして豊かな食――これらすべてが火山の恵みであり、「火山とともに生きるる町」の証です。

とうや湖ぐるっと彫刻公園:災害を乗り越え、“生の賛歌”を奏でる湖畔のアート

洞爺湖は一周約36kmのカルデラ湖で、湖畔沿いには道路が整備され、車やレンタサイクルで気軽に一周できます。その湖畔に全58基の彫刻を配置したのが「とうや湖ぐるっと彫刻公園」です。壮瞥町・洞爺湖町・虻田町(現洞爺湖町の一部)が共同で整備したこのプロジェクトは、単なる観光資源づくりではなく「自然と芸術の調和」を掲げて1980年代から本格的に始まりました。現在は、湖畔全体が巨大な野外美術館となり、訪れる人々を魅了しています。この壮大な野外美術館が、有珠山の火山災害の記憶と、人々の深い祈りから始まったことをご存じでしょうか。

彫刻公園誕生の背景:「鎮魂」と「再生」への祈り

1977年(昭和52年)の有珠山噴火、そして翌年に発生した土石流災害は、地域に大きな爪痕を残しました。この記憶を未来へ伝えるため、二つの記念碑が建立されます。一つは、噴火で閉鎖された北海道立教員保養所の記念碑として建てられた「回生(かいせい)」(1984年(昭和59年))。もう一つは、土石流災害の犠牲者への祈りを込めた慰霊碑「意心帰(いしんき)」(1988年(昭和63年))です。

この二つを手がけたのは北海道が誇る世界的彫刻家・安田侃(やすだ かん)でした。これらの作品が地域に深く根ざし、「湖畔を芸術の舞台とする」という構想が芽生えます。1989年(平成元年)には「とうや湖ぐるっと彫刻公園設置委員会」が発足し、「生の賛歌」をテーマとする壮大な彫刻公園構想へと繋がっていったのです。洞爺湖を囲む3つの町村(当時)が協力し、国内外の著名なアーティストを招聘しました。

文化プロジェクトとしての歩み:作品と設置の特徴

作品は、国立公園内であることを踏まえ、自然景観を損なわない素材やサイズで選定されています。安田侃の「意心帰」のように静寂と調和する作品や、ポーランド出身の彫刻家イゴール・ミトライによる「月の光」のように湖畔にドラマを添える作品など、多彩な作風が揃います。どの作品も「その場の自然と呼応すること」を前提に設置され、訪れる季節や時間帯によって違う表情を見せるのが魅力です。

1980年代後半から90年代にかけて、作品は段階的に増え、1994年(平成6年)までに多数の彫刻が湖畔に配置されました。さらに、1993年(平成5年)からは2年に1度洞爺村国際彫刻ビエンナーレも開催され、世界的な芸術家との交流が進みました。1996年(平成8年)には全58基の彫刻が完成し、現在の「とうや湖ぐるっと彫刻公園」が形を整えました。この取り組みは、芸術を地域の未来へと残す壮大な文化プロジェクトだったのです。

湖畔を巡る「野外美術館」の楽しみ方:自然とともにある芸術の意味

湖畔を散策しながらアートに触れるのが、この彫刻公園の最大の楽しみです。サイクリングやウォーキングで一周しながら、点在する作品を発見する喜びは格別。例えば、坂坦道の「湖渡る風は水面のさざ波と呼応し、風や音の存在を視覚的に表現します。作品に目を留めることで、普段は見過ごす湖面の輝きや雲の流れが鮮やかに浮かび上がり、自然を新たな視点から体験できます。

  • サイクリング・ウォーキング: 温泉街から湖畔の遊歩道を歩いたり、レンタサイクルで湖を一周したりしながら、自分だけのお気に入りの作品と出会うことができます。
  • 季節ごとの表情: 作品は、春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と一体となり、訪れるたびに異なる表情を見せてくれます。
  • 自然との対話: 彫刻は、私たちが洞爺湖の自然をより深く見つめるための「窓」の役割を果たします。作品の向こうに広がる湖面の輝きや空の色に、改めて気づかされるはずです。

「とうや湖ぐるっと彫刻公園」は、この彫刻群は、災害の記憶や自然との共生を背景に生まれ、今も静かにその物語を語り続けています。ぜひ湖畔をゆっくりと巡り、アートを通してこの土地の魂に触れる、味わい深い旅を楽しんでみてください。

イゴール・ミトライ作「月の光」
出典:洞爺湖町のウェブサイト
イゴール・ミトライ作「月の光」
出典:洞爺湖町のウェブサイト http://www.town.toyako.hokkaido.jp/tourism/gurutto_cyokoku_koen/2291/

世界の注目を集めた「北海道洞爺湖サミット」

洞爺湖を世界に知らしめた歴史的な出来事が、2008年(平成20年)7月7日から9日に開催された「北海道洞爺湖サミット(第34回主要国首脳会議)」です。日本を含むG8(当時)各国の首脳が一堂に会し、環境問題や世界経済について議論したこの会議は、洞爺湖が持つ特別な価値を国際舞台に示しました。

ここでは「なぜ洞爺湖で開かれたのか」、そして「旅人が訪れるべき関連スポット」についてご紹介します。

なぜ洞爺湖だったのか?:「環境サミット」の必然性

サミットの主要議題は、地球規模の課題であった「環境・気候変動」。その議論の場として洞爺湖が選ばれたのは、決して偶然ではありませんでした。

美しい景観や警備のしやすさに加え、決め手となったのは、火山災害を幾度となく乗り越え、その脅威と恵みを受容しながら自然との共生を実践してきた洞爺湖の町と人々の取り組みです。変動する大地と共に生きるこの場所の物語が、「地球環境との共生」というサミットのテーマと強く共鳴し、世界のリーダーたちに議論の重要性を訴えかける、最高の舞台装置となったのです。

洞爺湖サミットの概要:世界が動いた3日間の記録

世界の主要国首脳が一堂に会する「北海道洞爺湖サミット」は、2008年(平成20年)7月7日から9日にかけて、洞爺湖を望むザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパで開催されました。自然豊かなリゾート地・洞爺湖は、このとき一気に世界の注目を浴び、国際舞台としての存在感を高めました。

洞爺湖サミットに参加したG8首脳は以下のとおりです。

国名首脳名肩書き(当時)
日本福田 康夫内閣総理大臣(議長)
アメリカ合衆国ジョージ・W・ブッシュ大統領
イギリスゴードン・ブラウン首相
フランスニコラ・サルコジ大統領
ドイツアンゲラ・メルケル首相
イタリアシルヴィオ・ベルルスコーニ首相
カナダスティーヴン・ハーパー首相
ロシアドミートリー・メドヴェージェフ大統領
洞爺湖サミットに参加したG8首脳

会議では主に4つの柱について議論が交わされ、特に「環境・気候変動」において歴史的な成果が生まれました。

  • 環境・気候変動 最大の焦点となったのがこのテーマです。「2050年までに世界の温室効果ガス排出量を半減する」という長期目標をG8で共有し、低炭素社会の実現に向けた国際的な枠組み作りの大きな一歩となりました。
  • 世界経済 当時、世界が直面していた原油価格の高騰などを背景に、需給バランスの改善や市場の透明性向上に各国が協調して取り組む姿勢を確認しました。
  • 開発・アフリカ 貧困削減などを目指すミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向け、保健分野や食料安全保障への取り組みを強化することで一致しました。
  • 政治問題 北朝鮮やイランの核問題など、国際的な安全保障に関する課題について議論され、大量破壊兵器の不拡散体制を強化していくことで合意しました。

ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ:世界の首脳が集った雲上の舞台

サミットのメイン会場となったのが、洞爺湖と内浦湾を見下ろす山頂に立つ最高級リゾートホテル「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」です。各国首脳はこのホテルに滞在し、「2050年までに温室効果ガス排出量を世界全体で半減する」という歴史的な目標を共有しました。現在も敷地内には「サミット記念モニュメント」があり各国首脳の手形やプレートを見ることができます。まさに、世界が動いた歴史的な現場を体感できるスポットです。

会議中の食事では、利尻島のバフンウニ紋別の毛ガニ白糠(しらぬか)の仔羊など、北海道各地の最高級食材がふんだんに使われ、首脳たちの舌を唸らせました。2日目の夕食会で行われた、そば打ちの実演など日本文化のおもてなしも話題になりました。記念品には、日本で唯一の馬具メーカー「ソメスサドル」(北海道歌志内市)の革製バッグが贈られ、世界の首脳たちを喜ばせました。

ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパは、その前身となるホテルが1997年(平成9年)の北海道拓殖銀行の経営破綻の影響を受け運営会社が自己破産しいったん営業が終了します。2000年(平成12年)に警備会社のセコムが土地建物を取得し200億円を投じて改修し、当時は未だ珍しかった富裕層向けに特化したザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパとして開業します。2014年(平成26年)にセコムはホテルを明治海運に売却します。明治海運は、本業の海運関連の事業に加えホテル関連事業を展開しており、ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート & スパ以外にも、ラグナガーデンホテルシーサイドホテル舞子ビラ神戸ニセコノーザンリゾート・アンヌプリなどを所有・運営しています。

北海道洞爺湖サミット記念館:会議の臨場感を追体験

洞爺湖温泉街にある「北海道洞爺湖サミット記念館」では、サミットの様子が当時のまま保存されています。最大の見どころは、実際に首脳会談で使われた巨大な円卓と椅子。テーブルを囲む各国首脳の等身大パネルも設置され、まるで自分が会議の一員になったかのような臨場感を味わえます。

サミット開催までの経緯や成果、各国首脳に贈られたお土産や提供されたメニューの紹介など、関連の資料も展示。十二単を着た女性を首脳婦人が囲む顔ハメ看板もあり、記念写真も撮影できます。歴史と観光を同時に楽しめる施設です。

洞爺湖サミットは、一過性のイベントではなく、この地域に国際的な誇りと、未来へ続く物語を刻みました。記念館やホテルを訪れ、世界のリーダーたちがこの絶景の中で地球の未来を語り合った事実に思いを馳せることで、あなたの洞爺湖の旅は、より味わい深いものになるはずです。

洞爺湖を120%楽しむ旅行プラン3選

プラン作成の考え方

洞爺湖は、火山、湖、温泉、グルメ、アート、アクティビティと、多彩な魅力を持つ観光地です。見どころが多いため、旅の満足度を最大限に高めるには、事前のプランニングがとても重要になります。

洞爺湖旅行を計画する上で最も大切なことは、「誰と旅をするか?」そして「何を一番の目的にするか?」という二つの軸を最初に定めることです。この二点を明確にすることで、限られた旅行時間の中で訪れるべき、自分たちに本当に合ったスポットや体験を数ある魅力の中から選び出すことができ、満足度の高いあなただけの旅が実現します。

たとえば、家族旅行では「体験と学び」を、カップル旅行では「景色と癒し」を、シニア旅行では「静かな滞在と温泉」を中心に据えると、それぞれの世代に合った満足度の高い旅になります。このように同行者と目的を明確にしておくと、訪れるスポットの選定や移動ルートがスムーズになり、「時間に追われるだけの旅」から「心に残る旅」へと変わります。

ここでは、旅の目的やスタイルに合わせた具体的なモデルプランを3つご紹介します。ぜひ、ご自身の旅行計画の参考にしてください。

プラン例①家族旅行:遊びながら学べる“体験型プラン”で子供の笑顔を引き出そう

洞爺湖は、小さな子どもから大人まで一緒に楽しめる体験スポットが多く、「遊び」「学び」「癒やし」の3つの要素をバランス良く取り入れたプランを立てるのが成功の秘訣です。子供たちの好奇心を刺激しながら、思い出に残る1日を過ごすことができます。湖や牧場といった自然環境が近く、観光・体験・休憩のバランスを取りやすいのも家族旅行に向いている理由です。宿泊施設もファミリー向けの温泉宿が多く、移動距離が少ないため、子ども連れでも無理のない行程が組めます。

洞爺湖周辺には、有珠山の火山活動や湖の生態系を間近で学べる施設が点在しています。単なる観光地巡りではなく、子どもが体を動かしながら自然や科学を学べることこそ、洞爺湖旅行の最大の魅力です。子供たちが飽きずに楽しめるよう、アクティブな体験を中心にスケジュールを組むのがおすすめです。

  • 有珠山ロープウェイ
    山頂から火口を望む絶景スポット。噴火の迫力を安全に学べるため、子供にも人気。天気が良ければ昭和新山や洞爺湖の全景を一望できます。普段は見られない視点からのダイナミックな景色に、歓声が上がること間違いなしです。
  • 洞爺湖ビジターセンター・火山科学館
    映像や模型を使って火山の仕組みや防災を学べる科学施設。遊び感覚で「自然と人間の関わり」を理解できます。「どうして山は噴火するの?」という子供の素朴な疑問に答えてくれる施設です。噴火の映像や、揺れを体験できる装置など、子供でも分かりやすい展示で、地球のエネルギーを楽しく学べます。
  • レークヒル・ファーム
    洞爺湖畔の牧場型観光施設。放牧動物とのふれあい体験や手作りジェラートが人気で、五感で自然を感じられるスポットです。広大な牧草地でのびのびと過ごせる人気スポット。ヤギやうさぎとふれあった後は、牧場の搾りたて牛乳で作った濃厚なジェラートをみんなで味わいましょう。
  • 洞爺湖遊覧船
    湖上をのんびりクルーズ。中島では「湖の森博物館」に立ち寄り、植物や野鳥の観察も可能。湖に浮かぶ島にいるという特別な体験が得られます。

これらを組み合わせれば、「遊び」「学び」「癒し」の三拍子がそろった一日になります。

洞爺湖観光には少なくとも半日~1日の時間を確保しましょう。子どもの体力を考慮し、観光スポットは1日2〜3か所に絞るのがおすすめです。移動時間を短くし、カフェや公園などでこまめに休憩を挟むと、みんなが笑顔で過ごせます。

宿泊は温泉付きホテルを選ぶと、昼間の疲れを癒しながら親子でゆったり過ごせます。プール付きやキッズスペースのある宿を選ぶと、移動後も子どもが退屈せずに楽しめます。夜は湖畔のホテルで開催される洞爺湖ロングラン花火大会を家族で観賞すれば、旅の締めくくりにぴったりです。

プラン例②カップル旅行:「絶景」と「二人の時間」で特別な思い出を

お二人にとって特別な思い出を作りたいカップル旅行なら、旅の主役はなんといっても「二人の時間」です。洞爺湖が誇る「ロマンチックな雰囲気」と「写真映えする美しい景色」をテーマに、時間に追われず、ゆったりと過ごせるプランを立てるのが成功の秘訣です。

日中は、洞爺湖ならではの雄大な景色と、二人だけの特別な体験を組み合わせるのがおすすめです。

  • 息をのむ絶景スポットを巡る: まずは「サイロ展望台」で洞爺湖の全景を写真に収めましょう。その後は「有珠山ロープウェイ」で山頂へ。「Mt.USU Terrace」のソファに二人で座り、眼下に広がる壮大なパノラマを眺めれば、忘れられない時間になるはずです。
  • 湖畔のカフェでランチタイム: 洞爺湖には、美しい景色を眺めながら食事ができるおしゃれなカフェが点在しています。ランチタイムは、そんなカフェでゆったりと過ごすのがおすすめです。
  • 旅の記念品を二人で手作り: ガラス工房gla_glaなどで体験できる「ガラス作り体験」は、カップルにぴったりのアクティビティ。二人いっしょにものを作り上げる体験は、旅の良い思い出となり、形として残る最高の記念品になります。

夕暮れ時から夜にかけて、洞爺湖は一層ロマンチックな表情を見せます。

  • 温泉宿で過ごす特別な時間: 少し贅沢に、露天風呂付き客室やレイクビューが自慢の宿を選ぶのがおすすめです。夕暮れに染まる湖を眺めながら温泉に浸かり、日頃の疲れを癒やす、極上の時間を過ごせます。
  • 光のイベントを楽しむ: 夕食後は、ライトアップされた温泉街を散策。そしてクライマックスは、毎夜打ち上げられる「洞爺湖ロングラン花火大会」です。湖畔で寄り添いながら、あるいは宿の部屋の窓から、夜空と湖面を彩る花火を鑑賞する時間は、この旅で最もロマンチックな瞬間となるでしょう。

サイロ展望台から眺める雄大なパノラマ、湖畔のカフェで過ごす穏やかな時間、そして露天風呂付きの温泉宿で迎える夜――どの瞬間も二人の特別な思い出になります。

プラン例③シニア旅行:「ゆとり」「癒やし」「美食」で上質な滞在を

ご夫婦や友人と、ゆったりとした時間を過ごしたいシニア旅行では、観光地を駆け足で巡るのではなく、宿での滞在そのものを旅の主役と考えるのが成功の秘訣です。スケジュールにたっぷりと余白を作り、「温泉」「美食」「絶景」を心ゆくまで堪能する、上質な癒やしの旅を計画しましょう。

洞爺湖温泉の宿は、湖に面した絶景自慢の場所が多くあります。少し早めにチェックインし、日没で刻一刻と表情を変える湖面を眺めながら、ウェルカムドリンクを楽しむのも素敵です。

夕食は、噴火湾(内浦湾)で獲れた新鮮な魚介や、地元の旬の野菜を使った会席料理やコース料理をじっくりと味わいましょう。そして、旅のハイライトは何といっても温泉。泉質の良いお湯に浸かりながら、日頃の疲れを癒やす、極上の時間をお過ごしください。

日中の観光は、体力に合わせて、無理のない範囲で楽しむのがポイントです。

  • 湖畔の散策: 温泉街の湖畔は遊歩道として整備されており、平坦で歩きやすい道が続きます。「とうや湖ぐるっと彫刻公園」のアート作品を眺めながら、四季折々の景色を楽しむ朝の散策は格別です。
  • 湖上からの絶景: 歩くのに疲れたら「遊覧船」に乗りましょう。座ったまま、湖上を渡る心地よい風を感じながら、中島や昭和新山といった洞爺湖ならではの景色を360度楽しむことができます。
  • 洞爺湖ビジターセンター・火山科学館と学びの散策路: 火山科学館で火山について学んだあとは、科学館の裏にある「金比羅火口災害遺構散策路」を歩いてみましょう。舗装された歩きやすい道です。2000年の噴火の爪痕を間近に見ながら、自然の力と人々の営みの歴史を感じることができます。

予定は詰め込まないという贅沢さがシニア世代のゆとりある旅となるでしょう。

  • 一日の観光は2ヶ所まで: 例えば「午前中に遊覧船、午後は温泉街を散策」というように、予定を詰め込みすぎないことが、旅の満足度を高めます。
  • タクシーの活用: JR洞爺駅や各観光スポットへの移動は、無理せずタクシーを利用するのも賢い選択です。

洞爺湖は、体力に合わせた滞在型の旅がしやすい、まさに「癒やしの温泉地」。ぜひ、ゆとりを持った計画で、心豊かな休日をお過ごしください。

【旅をアップグレードする秘訣】ワンランク上の旅を実現する1枚

今回ご紹介したような旅行プランを、より快適で上質なものにするための『秘訣』として、旅行のプロの視点から厳選した一枚のカードをご紹介します。それが「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」です。筆者のメインカードです。

このカードは、年会費33,000円、JALのマイルを直接貯めることができる「SAISON MILE CLUB」のサービス年会費が5,500円と安くはありません。

それでもなお、なぜこのカードが旅好きにおすすめなのか、その理由は以下の特典に集約されています。

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  • 手荷物無料宅配:海外旅行の際、空港と自宅間のスーツケース1個を無料で配送してもらえます 。旅の行きも帰りも、身軽に移動できる快適さは格別です。
  • コンシェルジュ・サービス:プラチナ会員専用のコールセンターのスタッフに、旅行やレストラン予約手配依頼だけではなく、様々な困りごとの相談も可能です。
  • その他多数の特典: 2名以上の利用で1名分のコース料理が無料になるレストラン優待や、充実した旅行保険も付帯します 。

このカードは、その価値の高さからポイントサイト等に広告が出ることは稀で、既存会員からの紹介で入会するのが最もお得な方法です 。

カード会社の規約上、ブログに直接紹介用URLを掲載することが禁じられています 。そのため、ご興味のある方は、以下のバナーをクリックすると表示される専用フォームからご連絡いただければ、すぐに紹介用URLをメールでお送りします。

もちろん、お申し込みされる方の個人情報が私に伝わることは一切ありませんので、ご安心の上、お気軽にご連絡ください

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旅の準備:アクセス・宿泊・食事 実用ガイド

洞爺湖へのアクセス

洞爺湖は、北海道虻田郡洞爺湖町有珠郡壮瞥町にまたがって位置しています。

自動車でのアクセス

時間を気にせず、寄り道しながら自由な旅を楽しみたい方には、自動車・レンタカーでのアクセスが断然おすすめです。サイロ展望台や有珠山ロープウェイなど、洞爺湖周辺に点在する観光スポットを効率よく巡ることができます。

洞爺湖の最寄りの高速道路のインターチェンジは、道央自動車道「虻田洞爺湖(あぶたとうやこ)IC」で、降りてから温泉街までは約5分とアクセス抜群です。洞爺湖温泉北海道洞爺湖サミット記念館の東側に無料の広い駐車場があります。

レンタカーは、札幌市内新千歳空港かで借りるのおすすめです。エアトリでレンタカーの格安料金を比較し予約できます。

  • 札幌方面から
    • 【早く快適に】高速道路ルート
      • 所要時間: 約2時間
      • 距  離: 約140km
      • ルート : 札幌南ICから道央自動車道を利用し、虻田洞爺湖ICへ。
    • 【景色を楽しむ】一般道ルート
      • 所要時間: 約2時間30分
      • 距  離: 約100km
      • ルート : 国道230号線を南下。定山渓温泉を抜け、中山峠を越える定番のドライブコースです。途中、羊蹄山の美しい姿を望むことができ、ドライブそのものを楽しみたい方におすすめです。
  • 新千歳空港から
    • 【早く快適に】高速道路ルート
      • 所要時間: 約1時間30分
      • 距  離: 約100km
      • ルート : 千歳ICから道央自動車道を利用し、虻田洞爺湖ICへ。
    • 【景色を楽しむ】一般道ルート
      • 所要時間: 約1時間45分
      • 距  離: 約85km
      • ルート : 支笏湖を経由するルート。「支笏湖スカイロード」と呼ばれる美しい直線道路を走り抜ける、人気のドライブコースです。
  • 函館方面から
    • 【早く快適に】高速道路ルート
      • 所要時間: 約2時間30分
      • 距  離: 約160km
      • ルート : 大沼公園ICから道央自動車道を利用し、虻田洞爺湖ICへ。途中の八雲パーキングエリア(噴火湾パノラマパーク)などで休憩を挟むのもおすすめです。
  • 登別温泉から
    • 一般道利用: 約50分(約45km)
  • ニセコから
    • 一般道利用: 約1時間(約50km)

鉄道でのアクセス

長距離の運転は避けたい方や、のんびりと車窓からの景色を楽しみたい方には、鉄道でのアクセスがおすすめです。特に冬季など、雪道の運転が心配な時期には安心・快適に移動できます。

洞爺湖の最寄駅はJR室蘭本線「洞爺駅」です。特急「北斗」が停車しますが、一部通過する列車もあるため、乗車前に停車駅の確認が必要です。 洞爺駅から洞爺湖温泉街までは、駅前から発着する道南バス洞爺湖温泉・洞爺駅前線 で約26分です。

JR北海道では、期間限定のお得なきっぷが発売されることがあります。また、JR北海道内の在来線特急が7日間乗り放題になる北海道フリーパス」は、道内を広く周遊する方に大変お得です(※ゴールデンウィーク、お盆、年末年始など利用不可期間あり)。旅行の計画に合わせて、JR北海道の公式サイトで最新情報をチェックしてみましょう。

北海道新幹線のきっぷは、駅の窓口のほか、新幹線予約サイト【きっぷる】で、駅の窓口や自販機で並ばずに購入し、自宅や職場まで届けてくれます。近くにみどりの窓口があるJRの駅がない人にも便利なサービスです。会員登録も不要です。

  • 札幌駅から
    • 所要時間: 約2時間30分(JR特急+バス)
    • ルート : JR札幌駅から函館行きの特急「北斗」に乗車し、「洞爺駅」で下車(約2時間)。駅前からバスに乗り換え、洞爺湖温泉へ(約26分)。
  • 新千歳空港駅から
    • 所要時間: 約2時間(JR快速・特急+バス)
    • ルート : 新千歳空港駅から快速エアポートで「南千歳駅」へ(約3分)。南千歳駅で特急「北斗」に乗り換え、「洞爺駅」で下車(約1時間30分)。駅前からバスに乗り換え、洞爺湖温泉へ(約26分)。
  • 函館駅、新函館北斗駅から
    • 所要時間: 約2時間20分(JR特急+バス)
    • ルート : JR函館駅、JR新函館北斗駅から札幌行きの特急「北斗」に乗車し、「洞爺駅」で下車(約1時間50分)。駅前からバスに乗り換え、洞爺湖温泉へ(約26分)。

バスでのアクセス

札幌から乗り換えなしで、最も経済的に移動したい方には直行の高速バスが最適です。座っているだけで目的地に到着するので、楽に移動したい方にもおすすめです。

道南バスが郊外路線バスとして、札幌から定山渓、留寿都経由で、洞爺湖温泉までの直通の路線を運行しています。JR札幌駅から洞爺湖温泉まで約2時間45分です。完全予約制です。宿泊するホテルによっては、札幌からの送迎バスを運行している場合もありますので、併せて確認してみてください。

なお、新千歳空港から洞爺湖までの直通バスはありません。

  • 札幌から
    • 乗り場 : 札幌駅前
    • 所要時間: 約2時間40分
    • 運行会社: 道南バス
    • ポイント: この路線は完全予約制です。乗車前に必ずバス会社の公式サイトなどで予約を済ませておきましょう。

フェリーでのアクセス

北海道外から訪れる場合、海の玄関口となるのが、苫小牧港または室蘭フェリーターミナルです。苫小牧・室蘭のいずれの港からも、洞爺湖までは車で約1時間〜1時間半。フェリーで北海道入りする旅行者にとって、道内の主要都市や洞爺湖へのアクセス拠点として利用されています。苫小牧港には、「苫小牧西港」「苫小牧東港」の2つがあります。

  • 苫小牧西港:苫小牧市街地に近く、交通の便が良く、JR苫小牧駅〜苫小牧西港フェリーターミナル間は道南バスのフェリー線が運行しており、所要時間は約17分です。苫小牧西港フェリーターミナルには土産店や飲食店もあり、旅の前後に便利です。
    以下のフェリー会社が発着しています。
    • シルバーフェリー(八戸航路)
       苫小牧〜八戸間を約8時間で運航。1日4便が設定されています。
    • 太平洋フェリー(仙台・名古屋航路)
       苫小牧〜仙台間を約15時間で毎日運航。名古屋へは仙台経由で約40時間、隔日運航です。
    • 商船三井フェリー(大洗航路)
       苫小牧〜大洗(茨城県)間を約18時間で、ほぼ毎日運航しています。
  • 苫小牧東港:苫小牧市街からやや離れた場所にある港で、公共交通機関のアクセスが限られています。苫小牧東港フェリーターミナル⇔JR南千歳駅(直行便)の連絡バスがあり、乗船の前日までに予約が必要です。最寄駅はJR日高本線の浜厚真駅(約1.6km)ですが、徒歩圏とは言い難く、バスもありません。
    • 新日本海フェリー(敦賀・新潟・秋田航路)
       敦賀〜新潟〜秋田〜苫小牧間を結び、敦賀からは週1便、新潟・秋田からは週6便運航。所要時間は敦賀から約31時間です。
  • 室蘭フェリーターミナル:JR室蘭本線室蘭駅から徒歩約15分です。

飛行機でのアクセス

北海道外から訪れる場合、空の玄関口となるのが新千歳空港です。新千歳空港は、年間に2,000万人以上が利用する国内有数の国際空港で、ANAやJALを始め多くの航空会社が国内各地と新千歳空港を結んでいます。洞爺湖へのアクセス拠点として最も便利です。

新千歳空港に到着後、洞爺湖温泉街までの主な移動手段は「レンタカー」か「JR」となります。

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おすすめの宿泊エリア

洞爺湖の旅を最大限に楽しむためには、どこに泊まるかが重要なポイントです。洞爺湖観光の拠点として人気なのは、大きく分けて3つのエリア。初めて訪れる方には「洞爺湖温泉(とうやこおんせん)」エリアが最もおすすめです。旅のスタイルに合わせて、宿泊地を選ぶのがおすすめです。

洞爺湖温泉エリア(便利で景観も抜群)

洞爺湖の南岸に広がる洞爺湖観光の中心地で、大型の温泉ホテルから老舗旅館、ゲストハウスまで、多種多様な宿泊施設が最も多く集まるエリアです。湖畔に建ち温泉に浸かりながら湖を眺められる宿も多くあります。

また、遊覧船乗り場やイルミネーションストリート、洞爺湖ビジターセンター・火山科学館、北海道洞爺湖サミット記念館、商店街など主要スポットへのアクセスも抜群。食事処やカフェも豊富で、観光・温泉・グルメをすべて楽しみたい人に最適です。

洞爺湖温泉観光協会には協会に登録されている宿泊施設が掲載されています。

  • メリット
    • 絶景のレイクビュー: 多くのホテルが湖に面して建てられており、客室や露天風呂から洞爺湖の絶景を一望できます。
    • イベントを楽しめる: 毎晩開催される「ロングラン花火大会」は、この温泉街の部屋から鑑賞するのが最高の贅沢です。冬のイルミネーションもこのエリアが中心です。
    • 食事や買い物に便利: 温泉街には飲食店やお土産物店、コンビニが集まっており、夕食や散策に困ることはありません。
    • 交通の拠点: 札幌からの高速バスが発着するバスターミナルがあり、JR洞爺駅からの路線バスもこのエリアが終点となるため、公共交通機関でのアクセスも抜群です。
  • こんな人におすすめ
    • 初めて洞爺湖を訪れる方
    • 公共交通機関を利用して旅行する方
    • ホテルの部屋から花火を鑑賞したい方
    • 食事や買い物の利便性を重視する方

なお、サミット会場となったザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパは、洞爺湖温泉街から離れているので注意が必要です。JR洞爺駅洞爺湖温泉、ホテルを結ぶ無料のシャトルバスがあります。

洞爺町・月浦エリア(静かに過ごしたい人に)

洞爺湖の北岸〜西岸に広がるエリアで、温泉街の喧騒から離れた、美しい自然に囲まれた静かな環境です。ペンションやコテージ、一棟貸しの宿泊施設などが点在し、よりローカルでゆったりとした時間を過ごしたい方におすすめです。おしゃれなカフェやパン工房が近くにあることも。プライベート感を重視するカップルや、静かに過ごしたい方に適しています。

壮瞥(そうべつ)エリア(車旅・観光拠点に便利)

洞爺湖東岸の壮瞥町は、車で移動する旅におすすめ。洞爺湖温泉街にも近く、昭和新山や有珠山ロープウェイなど人気観光地にもアクセスしやすく、リーズナブルな宿泊施設も豊富です。ドライブを楽しみながら、観光と宿泊の両方をバランスよく楽しめます。

【プロの節約術】宿泊予約はポイントサイト経由で「ポイント三重取り」がお得!

旅の計画でホテルや旅館を予約する際、予約サイト(楽天トラベルやじゃらんnetなど)から直接申し込むのは、実は非常にもったいないです。

ポイントサイトを経由する一手間を加えるだけで、

  1. 宿泊予約サイトのポイント(楽天ポイントなど)
  2. クレジットカードの決済ポイント
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これを食べたい!ご当地グルメ情報

洞爺湖の旅は、火山が育んだ肥沃な大地と清らかな水がもたらす「食」も大きな楽しみです。地元の食材を活かしたランチから、牧場直営の濃厚スイーツ、ブランド豚やホタテを味わう贅沢ディナーまで。自然とともにある洞爺湖のごちそう時間をご紹介します。

地元の食材を活かしたランチ:老舗洋食とこだわりカフェで味わう洞爺湖の味

洞爺湖を訪れたら、地元食材を生かしたランチをぜひ楽しみたいもの。洞爺湖温泉街には、観光の合間に立ち寄りやすい人気の飲食店が揃っています。中でも評判なのが、老舗洋食店の「望羊蹄(ぼうようてい)」と、北海道産食材にこだわる「cafe & restaurant THE TOYA」です。

「望羊蹄」は1946年(昭和21年)創業の老舗で、レトロな洋館風の建物とクラシックな内装が魅力。名物のハンバーグステーキやオムライスは、どこか懐かしい“昭和の洋食”を今に伝えています。洞爺湖の眺めはありませんが、落ち着いた雰囲気の中で、歴史と味をゆっくりと味わうことができます。

一方、「cafe & restaurant THE TOYA」は、北海道産の食材を使ったカレーやホットドッグ、スイーツが人気。地元の旬の恵みを取り入れたメニューが特徴で、観光客だけでなく地元の人にも愛されています。こちらも洞爺湖を直接眺める立地ではありませんが、温泉街中心部にありアクセスが便利。

望羊蹄、cafe & restaurant THE TOYAは、北海道洞爺湖サミット記念館、洞爺湖ビジターセンター・火山科学館、洞爺湖汽船桟橋などから徒歩圏にあり、観光途中のランチタイムにぴったりです。

望羊蹄のハンバーグステーキ
望羊蹄のハンバーグステーキ

牧場直営の濃厚ジェラート&スイーツで味わう北海道の恵み

洞爺湖観光の楽しみのひとつが、豊かな自然が育む“牧場スイーツ”。新鮮なミルクを使ったジェラートや、地元に根付いた銘菓など、ここでしか味わえない甘いひとときが待っています。

サイロ展望台の近くにある「レークヒル・ファーム」は、洞爺湖を訪れたら絶対に外せないスイーツスポットです。自家牧場で搾った牛乳を使ったジェラートは、濃厚ながら後味がすっきりしており、素材そのものの風味を堪能できます。定番の「ミルク」や「ラズベリー」のほか、季節限定フレーバーも人気。広々とした敷地では、牧場の動物とふれあったり、のんびりとした時間を過ごすこともできます。店内では、自家製チーズを使ったピザやパスタも味わえ、ランチにもおすすめです。

洞爺湖スイーツといえば外せないのが、洞爺湖温泉が発祥の北海道銘菓の「わかさいも」。その名は「いも」ですが、サツマイモは一切使わず、地元産の大福豆を使った餡と、刻み昆布の繊維で焼き芋の風味としっとり感を再現しています。洞爺湖温泉本店では、お土産探しはもちろん、できたてを味わうことができ、「食べるおみやげ」としても高い人気を誇ります。本店は、cafe & restaurant THE TOYAの向かいにあります。

地元ブランド豚&噴火湾ホタテの贅沢ディナー

夜は、洞爺湖周辺で育まれた地元食材を使ったごちそうディナーを。この地域の名物は、噴火湾産のホタテ希少な「とうや湖和牛」です。洞爺湖温泉のホテルや旅館では、これらの食材を生かした創作料理や和食会席を提供しており、季節ごとの味覚を堪能できます。

洞爺湖温泉街には、様々な飲食店があり、洞爺湖温泉飲食店組合には数十軒の飲食店が登録されています。

  • 噴火湾産ホタテ:洞爺湖からほど近い噴火湾は、国内有数のホタテの名産地。栄養豊富な海で育ったホタテは肉厚で、濃厚な甘みがたまりません。お刺身やバター焼きでシンプルにいただくのがおすすめです。
  • とうや湖和牛:生産者が少なく市場にあまり出回らないため「幻の和牛」とも呼ばれる希少なブランド牛。きめ細やかな霜降りと、とろけるような食感はまさに絶品。特別な日のディナーにぜひ。

おすすめのガイドブック

旅行には紙のガイドブックを!安心感&情報のまとまりが魅力

インターネットで検索すれば最新の旅行情報が得られますが、旅には紙のガイドブックを持って行くのがおすすめです。まとまった情報を手元に持っておける安心感があり、移動中やネット環境がない場所でもサッと確認できます。地図を広げながら計画を練る時間は旅の醍醐味の一つです。必要に応じて、最新情報はインターネットで補完するとさらに便利です。

国内旅行のガイドブックを発行している会社は、株式会社昭文社、株式会社JTBパブリッシング、株式会社地球の歩き方などが大手です。それぞれ特長がありますので、お好みの一冊を選んではいかがでしょうか。

昭文社(Shobunsha)

地図のプロフェッショナル・昭文社は、以下のガイドブックを発行。特に「まっぷる」シリーズは地図が見やすく、旅行プランが立てやすいと人気です。

  • まっぷる(地図の見やすさに定評)
  • ことりっぷ(週末の小さな贅沢旅を提案)
  • COLOR+(テーマ別に楽しめるカラフルなガイドブック)
  • 山と高原地図(登山向けの詳細地図)
  • ツーリングマップル(バイク旅行者向け)
  • ことりっぷ国内版は、「週末に行く小さな贅沢、自分だけの旅」がコンセプト。旅好きの女性が楽しめる2泊3日の旅行プランが特徴です。(公式サイトより)

JTBパブリッシング(JTB Publishing)

旅行代理店国内最大手の株式会社JTBグループの出版部門で、旅行情報に強みを持つ出版社。「るるぶ」シリーズは情報量が豊富で、初めての旅行先でも安心!

  • るるぶ(「見る」「食べる」「遊ぶ」情報が充実)
  • 楽楽(持ち歩きやすいコンパクト版)
  • ココミル(大人向けの上質な旅を提案)
  • ララチッタ(女子旅向け)
  • JTB時刻表(鉄道旅行者の必携アイテム)
  • るるぶの由来:「見る」「食べる」「遊ぶ」の最後の文字をつなげたネーミング。観光・グルメ・アクティビティがバランスよく掲載されているのが魅力です。

地球の歩き方(Gakken)

株式会社地球の歩き方が発行し、株式会社学研ホールディングス傘下の出版社Gakkenが、地球の歩き方を発売しています。海外旅行向けのイメージが強い「地球の歩き方」ですが、最近は国内版も充実!

  • 地球の歩き方 国内版(詳細な解説と情報量が魅力)
  • aruco(女子向けの旅ガイド)
  • aruco:「可愛くて楽しい女子旅」をコンセプトに、おしゃれなカフェやインスタ映えスポットも紹介。

地球の歩き方からは、洞爺湖やニセコを含む「地球の歩き方 札幌・小樽 」が出ています。オススメです。

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【独学で一発合格】総合旅行業務取扱管理者試験の基礎知識と勉強法を読む

まとめ:「洞爺湖」で最高の思い出を作ろう

  • 洞爺湖は、火山と湖が織りなす雄大な自然美と、心を癒す温泉が共存するリゾート地
  • 有珠山ロープウェイやサイロ展望台、湖上遊覧船など、四季折々の絶景スポットが満載。
  • 「洞爺湖温泉」では、湖面を望む露天風呂とともに、心身をリセットする癒しの時間を体験。
  • 旅の目的に合わせて、家族・カップル・シニアそれぞれに最適なプランを立てられるのも魅力。
  • ご当地グルメや牧場スイーツなど、地元の味覚を満喫できる食の楽しみも忘れずに。

静かな湖面と噴火の大地が語る物語に触れる——それが洞爺湖の旅の真髄です。次の休日は、あなた自身の「洞爺湖ストーリー」を作りに出かけてみませんか?

旅する際には、最新の情報を確認しましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!

本記事は、筆者自身の取材・経験・調査に基づいて執筆していますが、文章構成や表現の一部、およびリサーチの補助に生成AI(ChatGPTなど)を活用しています。最終的な内容の正確性と責任は、国家資格を有する筆者が確認・監修したうえで公開しています。


  • この記事を書いた人

野兎八兵衛 のうさぎはちべえ

国家資格「総合旅行業務取扱管理者」と「技術経営修士(専門職)」を持つ「旅行」と「経営」の専門家です。
国内全47都道府県/海外約30ヶ国を旅しています。
2022年夏、陸マイラー始めました。
専門知識と実体験に基づき、「安全で確実なマイルの貯め方」を初心者目線で体系的に解説するとともに、「感動が深まる旅」のガイドと戦略的な旅行プランの作り方を紹介しています。
運営者情報と当サイトの編集方針