桜島に行ってみたいけど,見どころは何だろう?
桜島まで行くのなら,周辺の観光地も合わせてまわってみたいけど,どのように旅行プランを作ればいいのか分からない。
野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。国家資格「総合旅行業務取扱管理者」を持つ野兎八兵衛が,桜島とその周辺の見どころを案内し,桜島を含めた旅行プランの作り方を説明します。
本記事の内容
- 桜島とその周辺の見どころ
- 桜島を含めた旅行プランの作り方
桜島とその周辺の見どころがわかり,桜島を含めた旅行プランを作れるようになると思いますよ。
桜島に行く前に知っておきたいこと
桜島とは
桜島(さくらじま)は,錦江湾(鹿児島湾)にある活火山で,東西約12km南北約10 kmのほぼ円形をしており,北岳と南岳があり,最高点は北岳の1,117mです。現在も噴煙を上げ灰を降らせています。
数十万年前から,九州南部は,いくつものカルデラから流れ出た火砕流や火山灰が降り積もり,シラス台地を形成しました。
桜島は,約2万6千年前に姶良(あいら)カルデラにおける海底噴火活動で形成されました。
約12,800年前には大規模な噴火があり,北岳から噴出した火山灰は,九州南部に広く積もりました。
約5,000年前に,北岳は活動を休止しました。
約4,500年前からは,南岳が活動を始めます。
有史以降は,大きな噴火が4回ありました。
1回目は奈良時代の764年(天平宝字8年)から766年(天平神護2年)で,天平宝字噴火(てんぴょうほうじふんか)と呼ばれています。南岳の東側から水蒸気マグマ噴火により軽石と火山灰が噴き出し溶岩が流れ出ました。
続日本紀には天平宝字8年に噴火があり,鹿児島に3つの島ができたとの記述があります。これらの島は鹿児島県霧島市隼人町にある隼人三島(神造島(かみつくりしま))のこととされています。株式会社錦江湾クルーズでは,天平宝字噴火の溶岩を見られる桜島東部の塩屋ヶ元港や隼人三島などを巡るクルーズを運航しています。
桜島が噴火した764年(天平宝字8年)には,奈良の都で藤原仲麻呂の乱(ふじわらのなかまろのらん)が発生し,淳仁天皇が淡路國に流されています。当ブログでは,金刀比羅宮を訪ねる旅のガイドとプランの記事で,淳仁天皇の淡路陵(あわじのみささぎ)について触れています。よろしければ,そちらもどうぞ。
2回目は室町時代の1471年(文明3年)から1476年(文明8年)で,文明噴火(ぶんめいふんか)と呼ばれています。
文明噴火は数年間続き,最大規模の噴火であったと言われていますが,記録の信憑性が疑われており,詳細は分かっていません。その中では,1476年(文明8年)の噴火については比較的信頼できるものとされています。桜島の北東側と南西側から軽石と火山灰が噴出し溶岩の流出がありました。
3回目は江戸時代の1779年(安永8年)から1782年(天明2年)で,安永噴火(あんえいふんか)と呼ばれています。
数度の噴火がありましたが,最も規模が大きかったのが,1779年(安永8年)の噴火です。噴火の前兆として地震が続き,井戸水が沸騰したり海水が紫色に変化したりしました。桜島の南側から噴火し,その後北東部からも噴火しました。長崎,大坂,江戸でも降灰がありました。軽石や火砕流により153名がなくなっています。その後も一年以上に亘り,海底噴火が続き,津波が発生し,新たに6つの島が誕生しました。
桜島東部の黒神地区の住民は,薩摩藩の命令により当時薩摩藩領であった日向國の諸県郡(もろかたぐん)山田町谷頭(たにがしら)(現在の宮崎県都城市)に移り住みました。当地にはしまうつりの碑が建っており,初期移住者の氏名が刻まれています。
4回目は大正時代の1914年(大正3年)で,大正噴火と呼ばれています。
噴火の前には地震や温泉噴出など前兆がありました。噴火は,西側と東側で発生し,大量の溶岩が流出し,東側の瀬戸海峡を塞ぎ大隅半島と陸続きになりました。噴火は約1か月続き,犠牲者58名を出しました。集落が溶岩流に埋没したり火砕流で消失したりして,島民約2万のうち半数が移住せざるをえなくなりました。火山灰は小笠原諸島でも積もり,カムチャツカ半島にまで到達したとされています。
大正噴火では,相次ぐ地震などの前兆があったため,鹿児島測候所には自治体やマスコミから噴火の有無について何度も問い合わせがありましたが,測候所は噴火は起きないと回答し続けていたため,結果として被害者が増えたのではないかとの批判が巻き起こりました。当時の東桜島村の村長・川上福次郎は,その回答を信じて村民に避難しなくていい旨指示しました。しかしながら,桜島は噴火し,多くの犠牲を出してしまったことを川上は悔い,その遺志を継いで桜島爆発記念碑が建てられました。桜島爆発記念碑には「住民ハ理論ニ信頼セズ 異變ヲ認知スル時ハ 未然ニ避難ノ用意尤モ肝要トシ」という記述があり,直接的に測候所とは書かず理論としたこともあり,科学不信の碑として知られています。桜島爆発記念碑は東桜島小学校の敷地内にあります。大正噴火の頃は,鹿児島測候所には旧式の地震計が1台しかなかったことなどの技術的課題や,測候所だけではなく役場との連携など組織体制的な問題もなかったとは言い切れないようです。
1955年(昭和30年)には,桜島は錦江湾国定公園に指定され,1964年(昭和39年)には錦江湾国定公園を霧島国立公園へ編入するとともに屋久島地域を編入して霧島屋久国立公園に名称変更されました。2012年(平成24年)には屋久島地域を分離して屋久島国立公園とし霧島錦江湾国立公園に名称変更しています。
1955年(昭和30年)から,南岳で噴火活動が活発になりました。爆発の回数は年ごとの増減がありますが,現在も活動が続いています。
2022年(令和4年)7月27 日に,気象庁から火口周辺警報(噴火警戒レベル3,入山規制)が発表が発表されています。
桜島の見どころと巡り方
桜島の見どころは,桜島そのものであり,その圧倒的な存在感を感じ,噴火の威力を知り,そこに住み続ける人々の生活を想像しながら,巡るのがオススメです。
鹿児島市は,人口60万人を超える大きな都市で,その市街地から約4km離れた場所に噴煙を上げる活火山があるという世界的にも非常に珍しい景観を有し,ベスビオ火山(1,277m)の麓にあるイタリアのナポリ市と姉妹都市となっています。ナポリ市はイタリア第三の都市で,世界三大美港のひとつに数えられています。鹿児島市は東洋のナポリとも呼ばれています。
桜島の巡り方としては,見どころが多く観光施設が集まっている島の西部を巡る方法と桜島を一周する方法があります。
鹿児島市街から桜島フェリーで桜島に渡りましょう。
桜島ビジターセンターと桜島溶岩なぎさ公園
桜島フェリーで,鹿児島港から桜島港に渡ったら,まずはフェリーターミナルから約600mのところにある桜島ビジターセンターに寄りましょう。入館料は無料です。桜島ビジターセンターでは,桜島の噴火の歴史や植物の遷移などをハイビジョンシアターやジオラマ展示などで,分かりやすく学ぶことができます。
桜島ビジターセンターの裏には,桜島溶岩なぎさ公園があり,全長約100mの長い足湯があります。お湯は地下1,000mから湧出する赤褐色の天然温泉です。
桜島溶岩なぎさ公園からは烏島展望所まで全長約3kmの溶岩なぎさ遊歩道が延びており,青い錦江湾の向こうに見える鹿児島市街と眼前にどんと構える桜島から流れ出た黒い溶岩が美しいです。遊歩道沿いには,金子兜太,横山房子,水原秋桜子など桜島に縁のある俳人の句碑が建っています。舗装されているので,サイクリングも楽しめますよ。烏島展望所は,大正噴火によって桜島とつながるまでは独立した島だった場所です。この近辺の道路には,桜島大根の形をした街灯が並んでいます。
長渕剛のオールナイトコンサート会場「赤水展望広場」
烏島展望所の先には,鹿児島出身の歌手・長渕剛が2004年(平成16年)に75,000人以上を動員したオールナイトコンサートを開催した会場を整備した赤水展望広場があります。赤水展望広場には,そのオールナイトコンサートの熱狂ぶりを表現した,彫刻家で元東京造形大教授の大成浩(おおなりひろし)が製作した「叫びの肖像」というモニュメントがあります。桜島の溶岩を約50tが使用されています。大成浩は2023年(令和5年)に亡くなりました。長渕剛は2025年10月に桜島でコンサートを開催する予定です。
屋根のある墓所と克灰袋
赤水展望広場の先で国道224号線に合流し,赤水地区に入ります。バスの場合は赤水湯之平口バス停です。このあたりには道路脇に墓所があり,墓石と墓碑銘が降灰から守るために屋根が付いていることに気がつくと思います。1955年(昭和30年)以降に噴火が活発化したことから屋根が設けられたもので,実はそれ以前の古い墓所には屋根はありません。
火山灰は,濡れると水分を吸収し固まって重くなり,取り扱いが面倒になります。灰が雨樋に詰まり固まってしまうと雨水が流れなくなってしまうので,家屋には雨樋がありません。火山灰が積もると,行政機関から各家庭に克灰袋(こくはいぶくろ)が配布されます。家庭で灰を克灰袋に入れて指定場所に置くと回収してくれます。
桜島で最も高い場所にある展望所「湯之平展望所」
桜島の西側を巡る場合は,赤水地区から道なりに山を上がっていくと,桜島北岳の四合目にあたる標高は373mにある湯之平展望所に着きます。湯之平展望所は,桜島で一般人が立ち入ることができる最も高い展望所です。展望所は無料で売店もあります。
湯之平展望所からは,桜島の荒々しい山肌と噴煙を眼前に望むことができ,迫力満点です。反対側は錦江湾と鹿児島市街地を見下ろすことができ,夕暮れには灯がともり始めた市街地がロマンチックに輝きます。天候に恵まれれば,北方には霧島連山が,南方には開聞岳が,見えます。北西部に下りていき,桜島港フェリーターミナルに戻りましょう。
インフラツーリズムの施設「桜島国際火山砂防センター」
桜島を一周する場合は,赤水地区から海岸沿いを進んでいきます。隣の野尻地区には桜島国際火山砂防センターがあります。桜島国際火山砂防センターは,国土交通省大隅河川国道事務所の施設で,桜島の火山活動に関する情報を集中監視して自治体等に提供しています。桜島国際火山砂防センターは,国土交通省のインフラツーリズムの施設となっていて,桜島の土石流災害や砂防事業について,映像や模型で学ぶことのできます。1時間もあればゆっくり見学できるでしょう。緊急時には避難施設にもなります。
溶岩遊歩道を歩ける展望所「有村溶岩展望所」
桜島の南東側で大隅半島との接続部分に近い有村地区には有村溶岩展望所があります。有村溶岩展望所は,1946年(昭和21年)の噴火で流出した溶岩原を巡る全長1kmの溶岩遊歩道の途中に設けられた展望所です。ここから眺める桜島は,鹿児島市街など西側とは異なる円錐形の山容をしており新鮮です。所要時間30分の有料ガイドツアーもあります。無料の駐車場が整備されレストハウスなどもあります。
埋没鳥居の黒神地区
桜島の東側の黒神地区には,大正噴火で腹五社神社(黒神神社)の鳥居が約2mが埋没し,笠木部分の約1mだけが地上に現れています。当時の村長の判断で,噴火の様子を伝える遺産としてそのままの状態で保存されています。
桜島の北部から北西部にかけてはなだらかな扇状地となっていて,桜島大根や桜島小みかんの農地して活用されています。
出航時間までは道の駅でお土産探し
桜島港フェリーターミナルに戻ったら,出航時間まで,600mほど離れた道の駅「桜島」 火の島めぐみ館で,桜島大根や桜島小みかんなどの特産物などお土産を探してみてはいかがでしょうか。
桜島へのアクセス
桜島は,全域が鹿児島県鹿児島市に位置しています。1950年(昭和25年)に東側(旧東桜島村)が,2004年(平成16年)に西側(旧桜島町)が鹿児島市と合併しています。
フェリーでのアクセス
桜島には,鹿児島市の市街地側から桜島フェリーで渡るのが便利です。桜島フェリーは,鹿児島港と桜島港を15分で結んでいます。桜島フェリーは,鹿児島市営で24時間運航していて,大人200円小児100円という運賃からも,市民の足として欠かせないものとなっていることが分かります。運賃は桜島港で支払いますので,鹿児島港から桜島港に向かうときは降りてから,桜島港から鹿児島港に向かうときは乗る前に支払うことになります。
鹿児島港から桜島港に向かっていくと,どんどんと桜島が大きく迫ってきて旅情をかき立てられます。たった15分の船旅なのであっという間に到着です。運が良ければイルカを見ることができるかもしれません。小腹が空いていれば,船内で名物のうどんを食べるのもいいでしょう。桜島フェリーのうどんは,鹿児島市の百貨店・山形屋(やまかたや)などにも店舗がある,昭和27年創業の味の長老やぶ金が提供しています。読売テレビ・日本テレビ系の秘密のケンミンSHOWの2024年2月15日放映分で取り上げられたほか,多くのメディアに登場しています。
桜島フェリーの鹿児島港へは,JR鹿児島中央駅からは,鹿児島市営バス,南国交通,鹿児島交通のバスで水族館前(桜島桟橋)バス停下車徒歩1分です。また,鹿児島市電の鹿児島中央駅前電停から鹿児島駅前行に乗車して水族館口電停で下車し徒歩5分です。
鹿児島からは種子島や屋久島などの離島に向かうフェリーも多数発着しており,桜島フェリーとは別のターミナルですので,間違えないようにしましょう。
鹿児島市街地と桜島とを結ぶ桜島大橋(仮称)の建設構想があります。特に大隅半島側からの要望が大きいようですが,まだ架橋場所も決まっていないような状態であり,トンネル案もあるなど,実現はまだ先のようです。
自動車でのアクセス
桜島は,大正噴火で大隅半島と陸続きになりましたので,霧島市や垂水市から自動車でアクセスできます。
陸続きになった場所は桜島口という地名になっています。桜島口から,桜島フェリーの桜島フェリーターミナルまで,桜島の南回りで約14km,北回りで約21kmです。
桜島口までは,霧島市の国分駅から約33km,鹿児島空港から約50km,志布志港フェリーターミナルから約60kmです。
レンタカーは,鹿児島空港あるいは鹿児島中央駅などの鹿児島市街で借りるのがいいと思います。エアトリで,鹿児島で借りられるレンタカーの格安料金を比較し,予約できます。
バスでのアクセス
桜島は,大正噴火で大隅半島と陸続きになりましたので,大隅半島側の垂水市との間には路線バスが運行されています。鹿児島交通が,桜島港と垂水港の間を約45分で結んでいます。本数が少ないので,注意が必要です。
桜島内をバスで巡る場合は,桜島の西側の観光地を巡るサクラジマアイランドビューがオススメです。桜島港を起点に,火の島めぐみ館,ビジターセンター,赤水展望広場,湯之平展望所などに停まり桜島港に戻ってくる一周約55分の周回ルートで,日中30分間隔で15便が運行しています。一部の停車地が異なるAコースとBコースがありますので,訪れたい場所に応じてうまく使いましょう。サクラジマアイランドビュー1日乗車券(大人500円・小学生以下250円)が便利です。
鉄道でのアクセス
鹿児島の鉄道の玄関口はJR鹿児島中央駅です。鹿児島駅という駅もありますが市街地の北部に位置しており,観光客はあまり利用することはないと思います。
JR鹿児島中央駅発着の九州新幹線のチケットは,新幹線予約サイト【きっぷる】で,駅の窓口や自販機で並ばずに購入し,自宅や職場まで届けてくれます。近くにみどりの窓口があるJRの駅がない人にも,便利なサービスです。会員登録も不要です。
長距離バスでのアクセス
鹿児島と各地とを結ぶ路線があります。鹿児島への高速バスは,高速バス比較サイト【バスブックマーク】で,検索・予約できます。
飛行機でのアクセス
桜島に最も近い空港は鹿児島空港です。
鹿児島空港は,年間400万人を越える乗降客数で,日本国内で第9位です。国内主要都市および鹿児島県内の離島とを結んでいます。国際線は韓国ソウルの仁川空港との間を大韓航空が就航しています。
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桜島を訪ねる旅の注意点
桜島は現在も活発な活動を続けています。
事前に,気象庁の桜島の活動状況に関するページを確認しておきましょう。2022年(令和4年)7月27日20時00分に,福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は,桜島に火口周辺警報(噴火警戒レベル3(入山規制))を発表しています。桜島の噴火警戒レベルの資料や桜島火山ハザードマップを一読しておきましょう。
国土交通省九州地方整備局大隅河川国道事務所が,リアルタイム防災情報を発信しています。
京都大学防災研究所附属火山活動研究センター桜島火山観測所が,学術的な研究を行っています。
桜島を訪ねるための宿泊地
鹿児島市中心部に宿泊するのがいいでしょう。桜島にも宿泊施設がありますので,より近い場所で桜島を感じたい人にはオススメです。
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桜島を訪ねる旅で楽しみたい食事
世界一小さいミカンと世界一大きい大根
桜島の特産物としては,世界一小さなみかんである桜島小みかんと世界一重い大根である桜島大根と有名です。
桜島小みかんは,ギネスブックにも登録されている世界で最も小さいミカンです。直径が4cm~5cmほどで,重量は40g~50g程度です。香りが良く非常に甘いミカンです。“みかんは小つぶ 甘さは大つぶ”というキャッチコピーが付けられています。
桜島大根は,ギネスブックにも登録されている世界で一番重い大根です。直径が40cm~50cmほどで,重量は10kg以上あります。写真で見ると手前に写っている手のひらと比べても,非常に大きいことが分かります。
お土産として持って帰るのは難しいですが,鹿児島市内の郷土料理店で食べられるほか,ラーメン店やそば屋などでも桜島大根の漬物が提供されることがあります。
郷土料理のひとつキビナゴの刺身
鹿児島の郷土料理はいろいろありますが,キビナゴの刺身を紹介します。
キビナゴはニシン科の魚で,全長10cmほどで,体は銀色で鮮やかな青色の帯状の模様があります。鹿児島県南部の方言で,「帯(キビ)」の「小魚(ナゴ)」と名付けられたと言われています。鹿児島県の北部から南の離島まで広い地域で漁獲されていますが,鹿児島県の西側の東シナ海に浮かぶ甑島が有名です。一年中獲れます。
キビナゴは天ぷらや唐揚げなどの様々に調理されていますが,採れたてのキビナゴを一匹一匹手開きしたキビナゴの刺身は絶品です。菊の花をかたどった菊花造りにして提供され,酢味噌に付けて食べるのが一般的です。
鹿児島市内の居酒屋などで広く提供されています。是非一度召し上がってみてください。
桜島を含めた旅行プランの作り方
ルート作成の考え方
桜島は,鹿児島市街側から桜島フェリーで向かうとして,桜島の西部だけで少なくとも3時間程度は欲しいです。一周するのなら半日以上を確保しましょう。鹿児島市内には,桜島以外にも多くの観光施設がありますので,行きたいところと合わせて,一日は取っておきたいです。
その前後にどこに寄るのかがポイントとなります。
なお,鹿児島市内を公共交通機関で巡るには,主な観光施設に停車する鹿児島市交通局のカゴシマシティビューというバスが便利です。
桜島と鹿児島市内の観光施設を合わせて巡るには,桜島フェリーとサクラジマアイランドビューに加え,市電,市バス,カゴシマシティビューにも何回でも乗り放題となるCUTE (キュート)というチケットがおトクです。1日券と2日券があります。
なお,鹿児島市内の路線バスや路面電車ではSuicaやPASMOなどの交通系ICカードが使えません。注意が必要です。JRと桜島フェリーは使えます。
ルート例①:桜島と薩摩藩の歴史を巡る鹿児島市内満喫ルート
鹿児島市内には,桜島の眺望が素晴らしい箇所がたくさんあります。ここでは代表的な2ヶ所を紹介します。
鹿児島を代表する高級ホテルが建つ城山
一つ目は城山です。城山は標高107mの小さな山で,山頂付近には城山公園が整備され,展望台からは錦江湾の向こうに桜島が望める場所として人気があります。夜には鹿児島市街の夜景も素敵です。
また,城山には,SHIROYAMA HOTEL kagoshimaという鹿児島を代表する高級ホテルが建っています。城山観光ホテルの方が通じる人もいるかもしれません。
ホテルを運営する城山観光株式会社は,創業70周年,ホテル創業55周年を迎える2018年(平成30年)に,ホテル名称を「城山観光ホテル」から「SHIROYAMA HOTEL Kagoshima」へ変更しました。鹿児島を加えてローマ字表記にすることで,観光だけではないことと,海外からの顧客を迎えたいということを示しているのだそうです。
城山から望める,鹿児島市街地の向こうに桜島が映える眺望は,多くのガイドブックや観光パンフレットで利用されています。
島津家の別邸・仙巌園と尚古集成館
桜島の眺望として,もう一つ有名なのが仙巌園です。
仙巌園は,薩摩藩主・島津家の別邸で,一定の年齢以上の人には磯庭園といった方が通じるかもしれません。仙巌園の公式サイトによると「正式名称が『仙巌園』で、愛称が『磯庭園』と思っていただければ」とのことです。
仙巌園には,カゴシマシティビューなどのバスで仙巌園前バス停で下車すぐです。自動車の場合は,桜島フェリー鹿児島港から約4km,鹿児島中央駅から約6km,鹿児島空港から九州縦貫道と国道10号経由で約34kmです。
なお,仙巌園の前の海沿いにはJR日豊本線が通っており,仙巌園がある磯地区に2025年3月に新駅「仙巌園」駅が開業することが決まりました。公共交通機関を利用した観光に,非常に有用となるでしょう。
仙巌園の見どころは,庭園越しに見える雄大な桜島だけではありません。
仙巌園には,島津家第29代当主で薩摩藩の第12代で最後の藩主となった島津忠義(しまづただよし,1840年(天保11年)-1897年(明治30年))が暮らした御殿があります。豪奢な御殿には,幕末には天璋院篤姫や勝海舟なども訪問しています。明治以降は迎賓館として使われ,ロシア皇帝のニコライ2世や皇太子時代の英国国王エドワード8世などが訪れています。
島津家は皇室とのつながりが強く,島津忠義の八女・俔子(ちかこ)は,久邇宮邦彦王(くにのみやくによしおう,1873年(明治6年)-1929年(昭和4年))の妃となり,その第一王女である良子(ながこ)は昭和天皇の妃・香淳皇后となりました。
また,島津忠義の七男・島津久範の子・島津久永(しまづひさなが,1934年(昭和9年)- )は,昭和天皇の第五皇女(清宮貴子内親王)と,1960年(昭和35年)に結婚しました。そのときの映像が残っています。
島津家は,幕末にいち早く近代化を進めます。
島津家第28代当主で薩摩藩第11代藩主の島津斉彬(しまづなりあきら,1809年(文化6年)-1858年(安政5年))は,越前福井藩の松平慶永,土佐藩の山内豊信,伊予宇和島藩の伊達宗城らとともに幕末の四賢侯と呼ばれ,西洋の科学技術の導入を推進しました。島津斉彬による近代化の取り組みを集成館事業と言います。
特に製鉄・造船・紡績に注力し,仙巌園のある磯地区に工場群を建設します。現在も残っている,機械工場や反射炉跡などが「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界文化遺産に登録されています。仙巌園に隣接する尚古集成館では,島津家の歴史や近代化の取り組みを紹介しています。
島津斉彬と西郷隆盛
島津斉彬は,1858年(安政5年)に没した後,1862年(文久3年)に孝明天皇の勅命により照國大明神の神号を授与され,城山の南側に照國神社が造られて祀られています。
島津斉彬は,薩摩藩の下級藩士であった西郷隆盛(1828年(文政10年)-1977年(明治10年))を見出し,側近として登用しました。西郷隆盛は,江戸城の無血開城や明治新政府の樹立などに多大な功績を残しましたが,朝鮮との外交問題をきっかけに新政府と対立するようになり下野します。帰郷した鹿児島で不平を抱く士族たちに担ぎ出され,新政府軍と西南戦争を戦いますが,敗れ最期を迎えます。
西郷隆盛は,その人柄から非常に人気があり,鹿児島市内には西郷隆盛に関する史跡も数多くあります。西郷隆盛は,1877年(明治10年)に西南戦争の最後の戦いとなった城山の戦いでと自刃しました。城山の北麓には,西郷隆盛が過ごした西郷洞窟や西郷隆盛が自刃した終焉の地などがあります。
西郷隆盛の銅像は,鹿児島市中心部の鹿児島市立美術館の隣に建っています。西郷隆盛は,愛犬家だったことから,東京・上野にある西郷隆盛像は,浴衣姿で犬を連れた姿となっていますが,鹿児島の西郷隆盛像は,陸軍大将の制服姿をしていて,犬は連れていません。
道路を挟んで撮影場所が設けられており,そこに犬の像が置いてあって,ボランティアの方がシャッターを押してくれました。
ルート例②:大自然と最新技術に触れる大隅半島ルート
錦江湾の東側の大隅半島を巡るルートです。半島南部の根占港から山川港に渡って薩摩半島側に移ることもできますし,宮崎方面に抜けることもできます。商船三井さんふらわあが,志布志港と大阪南港とを結ぶフェリーを運行しています。
日本初の洋式軍艦を建造した瀬戸村造船所
桜島は,大正噴火によって大隅半島と陸続きになりました。接続地は桜島口という地名になっていますが,大正噴火以前は島でしたので,瀬戸海峡という海峡で大隅半島とは離れていました。このあたりは瀬戸村という場所で,薩摩藩の瀬戸村造船所がありました。
1853年(嘉永6年)にペリーが浦賀に来航したことをきっかけに,それまで禁止されていた大型船の建造が許可されました。翌1854年(安政元年)に,薩摩藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)は,瀬戸村造船所で日本初の洋式軍艦「昇平丸」を建造しました。次の年には幕府に献上しました。
当ブログでは,横須賀ドブ板通りを訪ねる旅のガイドとプランの記事で,ペリー来航後の日本の造船について述べており,「昇平丸」にも触れています。よろしければ,そちらもどうぞ。
錦江湾沿いに南下していくと,大隅半島の中心都市・鹿屋(かのや)市に入ります。
鹿屋市には,海上自衛隊鹿屋航空基地があります。海上自衛隊は,日本の海域を,大湊(青森県),横須賀(神奈川県),舞鶴(京都府),呉(広島県),佐世保(長崎県)の5つの警備区に分けていて,鹿屋航空基地は佐世保警備区の第一航空群の基地です。
海上自衛隊鹿屋航空基地には無料の史料館があり,第二次世界大戦における特別攻撃隊の遺品や零戦の実機,戦後の災害派遣や海外派遣任務などの海上自衛隊としての活動紹介などの,戦前の日本海軍鹿屋航空隊の開隊以来の,貴重な資料が展示されています。百田尚樹の小説「永遠の0」の映画化の際のロケ地のひとつとなりました。
当ブログでは,恐山を訪れる旅のガイドとプランの記事で,恐山の周辺の見どころとして,大湊の海上自衛隊を紹介しています。よろしければ,そちらもどうぞ。
日本で唯一の国立体育大学「鹿屋体育大学」
鹿屋市には,国内で唯一の体育系の国立大学である鹿屋体育大学があります。
鹿屋体育大学はオリンピックの金メダリストも輩出しています。全国でも屈指の体育施設が整備されており,見学もできます。
ロケット発射場があるJAXA内之浦宇宙空間観測所
鹿屋市から南東に向かって肝付(きもつき)町に入り太平洋側に抜けると,国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の内之浦宇宙空間観測所があります。ロケットの打ち上げ場所は,地表における地球の自転速度が速く,東側が開けている場所で,市街地から遠くかつ物資の輸送がしやすいことが求められることから,1961年(昭和36年)に種子島と共に内之浦が選ばれました。
現在,日本のロケットは,液体燃料を使う大型のH-IIAと,固体燃料を使う小型のイプシロンがあります。内之浦はイプシロンの発射場となっています。内之浦宇宙空間観測所には,宇宙科学資料館や34mパラボラアンテナなどがあり,見学が可能です。
当ブログでは,龍岡城五稜郭を訪ねる旅のガイドとプランの記事で,龍岡城五稜郭の周辺の見どころとして,日本最大の直径64mの大型パラボラアンテナを所有する,宇宙航空研究開発機構(JAXA)の臼田宇宙空間観測所を紹介しています。よろしければ,そちらもどうぞ。
異なる趣の2つの滝,神川大滝と雄川の滝
鹿屋市から錦江湾沿いに南に向かうと,錦江(きんこう)町に入ります。錦江町には,大隅半島の国見連山から発する神ノ川が流れ落ちる,幅30m高さ25mの神川大滝があります。あたりは自然公園になっていて,園内には高さ68m長さ130mの「虹のつり橋大滝橋」が架かり,神川大滝を見ろすことができます。
さらに南に行くと南大隅町となり,雄川の滝(おがわのたき)があります。幅60m高さ46mの滝で,エメラルドグリーンの滝壺が神秘的です。駐車場から滝までは約1,200mの遊歩道がありますので,自然に癒やされながらのんびりいきましょう。
神川大滝と雄川の滝は,雰囲気が全く違うので,どちらも楽しめると思います。
本土最南端の佐多岬
本土最南端の佐多岬(さたみさき)を目指しましょう。大隅半島は,薩摩半島よりも南に長く延びており,本土最南端になります。天候に恵まれれば,種子島や屋久島など見ることができます。
佐多岬一帯は,ソテツ,ブーゲンビリア,ハイビスカスなどの亜熱帯植物が生い茂っており南国気分が盛り上がります。岬の近くを北緯31度線が通っていて,佐多岬の直前に北緯31度線モニュメントが建っています。北緯31度は,ニューデリー(インド),カイロ(エジプト),ニューオーリンズ(アメリカ)などと同じ緯度です。
佐多岬の50m先に浮かぶ大輪島には,日本最古の灯台の1つ佐多岬灯台があります。
南大隅町の根占港からは,薩摩半島側の指宿市にある山川港とを結ぶフェリーなんきゅうが運航しています。根占港から薩摩半島側の山川港に渡って,指宿温泉に泊まる方法もあります。あるいは,指宿温泉に泊まって,山川港から根占港に渡って大隅半島を巡ることもできます。
ルート例③:歴史と温泉とパワースポットの薩摩半島ルート
錦江湾の西側の薩摩半島を巡るルートです。半島南部の山川港から根占港に渡って大隅半島側に移ることもできますし,いちき串木野市,薩摩川内市,出水市などを経て熊本方面に向かうこともできます。
武家屋敷と特攻隊の知覧
鹿児島市中心部から南南西約27kmの,薩摩半島南部の内陸にある,南九州市の知覧(ちらん)地区には,多くの見どころがあります。
薩摩藩は,江戸時代に,武士を藩内に分散させ,地域を統治させる麓(ふもと)と呼ばれる小さな城下町を設けました。そのひとつが知覧麓です。明治の廃藩置県に伴って,多くの麓はそのまま行政区分となりました。知覧麓も,知覧村から知覧町に,そして平成の大合併で周辺の自治体と合併し南九州市の一部になりました。
麓では,武士の住居群である武家屋敷が構築されました。また,武家屋敷は外敵の侵入を防ぐため,石垣で築かれています。知覧の武家屋敷は現在まで残っていて,知覧は薩摩の小京都と呼ばれています。一帯は,国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。知覧麓以外にも,鹿児島県内の薩摩川内市の入来麓と出水市の出水麓が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
知覧武家屋敷庭園は,知覧の南東にある山川港が琉球との貿易港となっていたこともあり,琉球の影響を受けていると言われています。沖縄県に多数存在し,鹿児島県でも離島を中心に設置されている石敢當(いしがんとう,せきかんとう)が,知覧の武家屋敷にもあります。石敢當は「石敢當」などの文字が刻まれた魔よけの石碑で,中国福建省が発祥と言われ,中国,台湾,香港,日本,マレーシア,ベトナム,シンガポールなどでも見られます。
知覧に,1941年(昭和16年)中に,大日本帝国陸軍の飛行場が完成しました。知覧飛行場は戦争末期に神風特別攻撃隊(特攻隊)の出撃地となりました。飛行場跡地に特別攻撃隊に関する資料を展示した知覧特攻平和会館があります。また,知覧特攻平和会館周辺は知覧平和公園として整備されています。知覧を訪れたら,是非とも寄ってほしい場所です。筆者も心に強く残りました。
知覧は,鹿児島県出身の作家・汐見夏衛のベストセラー小説「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」の舞台とされています。2023年12月に福原遥と水上恒司の主演で映画化されています。
砂むし温泉の指宿温泉
鹿児島市から薩摩半島を錦江湾沿いに約40km南下すると指宿(いぶすき)温泉があります。
指宿温泉の南にある山川港から大隅半島側の南大隅町にある根占港とを結ぶフェリーなんきゅうが運航しています。指宿温泉に泊まって,山川港から大隅半島側の根占港に渡って大隅半島を巡ることもできます。
指宿温泉といえば砂むし温泉です。
砂むし温泉とは,温泉で加熱された砂浜に浴衣を着て寝転び,シャベルを持った係員に砂を身体に盛ってもらうことで,砂に埋まって温まる入浴方法です。砂むし温泉に入ると心拍量が上がり,血液循環が進むことで,老廃物の排出が促されるとのことです。
砂むし温泉は,指宿温泉の宿泊施設で入ることができますが,砂むし会館・砂楽という日帰り入浴施設もあります。屋根付きの施設があり,雨天などでも砂むし温泉を楽しむことができます。
砂むし温泉は,特殊な入浴方法の温泉ですので,注意点があります。一読しておきましょう。
美しい円錐形の開聞岳と長崎鼻
薩摩半島の最南端に行ってみましょう。
最南端の岬は長崎鼻といいます。長崎鼻には,日本ロマンチスト協会と日本財団による恋する灯台プロジェクトにおいて,恋する灯台に認定された薩摩長崎鼻灯台が建っています。長崎鼻は,浦島太郎が竜宮城に向けて旅立った場所と言われ,乙姫様を祀った龍宮神社があります。浦島太郎と乙姫様が出会った縁結びの神様として人気があります。浦島太郎の物語にも出てくる,ウミガメの産卵地でもあります。
長崎鼻の西にそびえるのが,薩摩富士とも呼ばれる開聞岳(かいもんだけ)です。日本百名山の一つで,標高は924mです。円錐形のコニーデの上に釣鐘型のトロイデが乗った二重式火山で活火山です。山頂までは約5kmの登山道があり,頂上に近づくにつれて岩場やハシゴなどがあり,しっかりとした準備が必要です。独立峰ですので山頂からは360度のパノラマが楽しめます。天候に恵まれれば,北方はるかに霧島や桜島,手前には池田湖,南には太平洋が広がり屋久島や薩摩硫黄島などを望むことができます。
開聞岳の北麓には,開聞岳をご神体とする枚聞(ひらきき)神社があります。薩摩國一宮で,朱塗りの立派な社殿の向こうに開聞岳があります。宝物殿には国の重要文化財に指定されている松梅蒔絵櫛笥が収蔵されています。
釜の蓋を頭にかぶって参拝する釜蓋神社
最南端を離れ北西の枕崎市方面に向かうと,射楯兵主神社(いたてつわものぬしじんじゃ),別名・釜蓋神社(ふたかまじんじゃ)があります。
釜蓋神社は,枚聞神社の末社として平安時代には創建されていたと伝えられています。ご祭神は武の神様のスサノオノミコトで,御神体は高さ約30mの石体となっています。
武の神様であることから,戦時中,釜の蓋を頭にかぶって参拝すると戦場で敵の弾に当たらず無事に帰って来られるとして,多数の参拝客が訪れました。このことから,直径30cmほどの木製の蓋を頭の上に載せて,鳥居から賽銭箱までの約8mの距離を蓋を落とさずに参拝できればご利益がある,という参拝方法が定着しました。現在では,勝負への勝利を祈願するスポーツ選手や受験生などが多く参拝しています。テレビなどのメディアでも数多く取り上げられています。
釜蓋神社の裏にある希望の岬からは,海の向こうに開聞岳を望む絶景が広がるパワースポットとして人気があります。
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桜島を旅するための基礎データ,オススメのガイドブック
桜島を旅するための基礎データ
桜島を紹介しているみんなの桜島協議会事務局の基礎データは以下です。
項目 | 内容 |
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名称 | みんなの桜島協議会事務局(NPO法人桜島ミュージアム) |
郵便番号 | 891-1418 |
住所 | 鹿児島県鹿児島市桜島小池町1327 |
公式ウェブサイト | http://www.sakurajima.gr.jp/ |
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まとめ
- 桜島は,桜島そのものが見どころで,その圧倒的な存在感を感じ,噴火の威力を知り,そこに住み続ける人々の生活を想像しながら,巡るのがオススメ
- 鹿児島市内には,桜島の眺望がが素晴らしい場所や,幕末から明治にかけての見どころが多数あり,桜島と合わせて,一日は取っておこう
- 大隅半島は,大自然と最新技術に触れるスポットを巡ることが可能。宮崎方面との組み合わせもアリ
- 薩摩半島は,歴史や温泉,パワースポットなどを楽しめる。熊本方面へも足を伸ばせる
桜島とその周辺の見どころを案内し,桜島を含めた旅行プランの作り方を説明しました。
旅する際には,最新の情報を確認しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!