
弥彦山に行ってみたいけど、見どころは何だろう?
弥彦山まで行くのなら、周辺の観光地も合わせてまわってみたいけど、どのように旅行プランを作ればいいのか分からない。


野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。国家資格「総合旅行業務取扱管理者」を持つ旅行のプロが、弥彦山とその周辺の見どころを案内し、弥彦山を含めた旅行プランの作り方を説明します。
この記事で「弥彦山」の旅が分かる
- 新潟県西蒲原郡弥彦村にある「弥彦山(やひこやま)」は、初心者でも楽しめるハイキング、息をのむような絶景が広がる山頂、そして2400年以上の歴史を持つ神聖な彌彦神社が一体となった、新潟県随一のパワースポットです。標高は東京スカイツリーと同じ634mで、彌彦神社の御神体となっています。
- 弥彦山の見どころを巡る、初めての方でも安心の王道モデルコースを案内します。
- 旅の感動が深まる、山全体が御神体である「神体山」としての歴史や近代建築の巨匠・伊東忠太が手がけた荘厳な社殿の物語など、弥彦山の魅力を詳しく説明しています。知ってから訪れると、より深く楽しむことができます。
- 弥彦山への3つのアクセス方法(ドライブ、ロープウェイ、ハイキング)の詳細説明や、名物「わっぱ飯」や「パンダ焼き」などのご当地グルメ、おすすめの温泉まで、旅の計画に欠かせない実用情報を網羅しています。
- 「燕・三条のものづくりの魂に触れる旅」や「出雲崎・寺泊の日本海絶景シーサイドドライブ」など、弥彦山とあわせて周辺エリアまで満喫できる具体的な旅行プラン例をプロが提案します。あなただけの旅行プランを作れるようになります。
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弥彦山の魅力と基本情報
弥彦山の3つの魅力
霊峰・弥彦山は、なぜ多くの人々を惹きつけてやまないのでしょうか。その理由は、単に景色が美しいだけではありません。体力や目的に合わせて選べるアクセスの多様性、訪れる者を圧倒する大パノラマ、そして山全体が神聖なパワースポットであること。この3つの大きな魅力が融合しているからこそ、弥彦山は誰にとっても特別な場所となるのです。ここでは、その魅力を一つひとつ詳しく解説していきます。
3つの方法で山頂へ!初心者から家族連れまで楽しめる
弥彦山の最大の魅力の一つは、登山初心者から体力に自信のない方、小さなお子様連れの家族まで、誰もが自分に合ったスタイルで気軽に山頂を目指せるアクセスの多様性にあります。
弥彦山には、「爽快なドライブが満喫できる弥彦山スカイライン」「約5分の空中散歩が楽しめるロープウェイ」「自分の足で登る登山・ハイキング」という、体力や目的、同行者に応じて選べる3つの選択肢が完璧に整備されています。
例えば、アクティブに自然を満喫したい方は、約1時間半で登れる表参道コースで登山デビューに挑戦できます。一方で、体力に自信がない方や小さなお子様連れの場合は、ロープウェイを使えばあっという間に山頂駅へ到着します。「行きは頑張って登山し、帰りはロープウェイで楽々下山する」といった組み合わせができるのも嬉しいポイントです。
訪れる人それぞれのレベルに合わせて柔軟にプランを組める懐の深さが、弥彦山を誰もが楽しめる特別な山にしています。
山頂から望む絶景パノラマ
弥彦山の山頂から望む景色は、視界を遮るものがない大パノラマであり、訪れるすべての人に忘れられない感動を与えてくれます。
弥彦山は、広大な越後平野と日本海を分けるように独立してそびえ立っています。そのため、山頂からは東に広がる平野、西に広がる海という、新潟の地形的な魅力を一度に体感できます。
東を向けば、どこまでも続く越後平野が一望でき、田植えの時期には水鏡が、秋には黄金色の絨毯が広がります。西に目を転じれば、雄大な日本海とその先に浮かぶ佐渡島のシルエット。さらに、夕暮れ時には日本海に沈む夕日が空と海を茜色に染め、夜にはきらめく夜景が広がるなど、時間帯によって全く異なる表情を見せてくれます。
一日を通して、そして四季を通じて訪れる者を飽きさせない圧巻のパノラマビューこそ、弥彦山が「絶景スポット」として人々を魅了し続ける最大の理由です。
麓から山頂まで!越後一宮「彌彦神社」の神域
弥彦山は単なる景勝地ではなく、山全体が越後一宮「彌彦神社」の御神域であり、訪れるだけで心身が清められるような神聖な気に満ちたパワースポットです。
彌彦神社の御祭神・天香山命(あめのかごやまのみこと)がこの山に鎮まったことから、2400年以上もの間、山そのものが御神体として崇められてきた「神体山信仰」という、非常に古く、尊い歴史を持つためです。
旅の始まりは、荘厳な杉木立に囲まれた麓の「御本社」から。ここでまず参拝し、清らかな気をいただきます。そして、ロープウェイや登山道を経て山頂へ向かう道のりも、すべてが神様の領域です。山頂には御祭神と妃神が眠る「御神廟(奥宮)」が鎮座しており、ここまで参拝することで、より深いご神縁をいただけると言われています。
麓の里宮から山頂の奥宮まで、一貫して神聖な空間が広がっていることこそ、弥彦山がただの山ではない、特別な霊山として人々の信仰を集め続ける理由です。
弥彦山の基本情報(彌彦神社)
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 宗教法人 彌彦神社 |
郵便番号 | 959-0393 |
住所 | 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2887-2 |
電話番号 | 0256-94-2001 |
駐車場 | 有(無料) 駐車場マップ |
最寄駅 | JR弥彦線「弥彦」駅 |
公式サイト | 彌彦神社 |
モデルコースと見どころ深掘りガイド
これだけは押さえたい!弥彦山・彌彦神社の王道モデルコース(所要時間:約4~5時間程度)
初めて弥彦山を訪れる方や、限られた時間で彌彦神社と山頂の絶景を効率よく楽しみたい方におすすめの、王道モデルコースをご紹介します。
このコースに沿って巡れば、朱色に輝く大鳥居から始まり、彌彦神社の神聖な空気、そして弥彦山から望む日本海や越後平野のパノラマビューまで、弥彦観光のハイライトを余すことなく体感できます。さあ、一緒に「弥彦山を満喫する旅」を始めましょう。
- 彌彦神社の一の鳥居と玉の橋:神域への入口
- 火の玉石(重軽の石):願いが叶うか占う霊石
- 荘厳な社殿:「二礼四拍手一礼」で参拝
- 【自動車の場合】弥彦山スカイライン:絶景を巡る爽快ドライブ
【公共交通機関の場合】弥彦山ロープウェイ:絶景を望む5分間の空中散歩
【徒歩の場合】弥彦山ハイキング:神域を肌で感じる表参道コース - パノラマタワーと展望レストラン:天空の特等席
- 御神廟(奥宮):旅の締めくくり、最も神聖な場所へ
見どころを深掘り解説:麓から山頂までのパワースポット
王道モデルコースで訪れるスポットは、単なる観光名所ではありません。それぞれが長い歴史と特別な意味を宿す、弥彦信仰の核心をなすパワースポットです。
麓に鎮座する荘厳な彌彦神社 御本社から、朱色の大鳥居や「火の玉石」などの名所、さらに弥彦山ロープウェイやスカイラインを抜けた先に広がる山頂公園の絶景、そして神々が眠るとされる奥宮まで。ひとつひとつの見どころを深く理解しながら巡ることで、弥彦山の旅はより一層印象深く、心に残るものになるでしょう。
一の鳥居と玉の橋:神域への入口
彌彦神社を参拝する旅は、高さ約8mの木造「一の鳥居」をくぐる瞬間から始まります。ここは俗世と聖域を分かつ結界であり、心身を清めて神の領域へと進む大切な門。鳥居をくぐる行為そのものが、参拝の第一歩として気持ちを整える意味を持っています。
鳥居の先には、御手洗川(みたらしがわ)の澄んだせせらぎが流れ、その向こうに優美な反りを描く「玉の橋」が姿を現します。この橋は「神様だけが渡る橋」とされ、人は横に設けられた歩行者用の橋を渡ります。
玉の橋を横目に見ながら静かに境内へ進むと、これから足を踏み入れる場所が特別な神域であることを、自然と意識できるでしょう。朱の鳥居と清流、そして神橋が織り成す光景は、まさに彌彦信仰の入口にふさわしい神聖なスポットです。

火の玉石(重軽の石):願いが叶うか占う霊石
表参道を進み左に折れると、角の右手・東参道方面に、彌彦神社屈指のパワースポット 「火の玉石(重軽の石)」 が佇んでいます。大小2つの石は、古くから「神様の御心を知る石」とされ、心に秘めた願いが叶うかどうかを占えると伝わります。
この石は、持ち上げたときに感じる重さの変化を通して、神様が願いを聞き届けてくださるかを示してくれるといわれています。いわば、神さまと対話するようなインタラクティブな体験ができる神秘のスポットです。
まず、石の前で静かに心の中で一つだけ願い事をします。次に、この石を持ち上げてみてください。その時、あなたが「思ったよりも軽い」と感じれば、その願いは速やかに叶うと言われています。逆に「思ったよりも重い」と感じた場合は、まだ少し努力や準備が必要かもしれません。多くの参拝者が、胸を高鳴らせながらこの「火の玉石」に挑んでいます。
参拝だけでなく、自身の願いの行方を占うという楽しみがあることも、彌彦神社が多くの人々を惹きつける魅力の一つであり、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

こうした「石の重さで吉兆を占う」信仰は、全国の神社に伝わる 重軽石(おもかるいし) や 力石 と呼ばれるものとして伝わっています。
当ブログの「おちょぼ稲荷を訪ねる旅のガイドとプラン」の記事で岐阜・千代保稲荷神社でも「重軽石(おもかるいし)」を紹介しています。あわせてご覧いただくと、日本の神社信仰の奥深い繋がりがより一層楽しめるでしょう。ぜひそちらも一読ください。
荘厳な社殿:「二礼四拍手一礼」で参拝
火の玉石の角を左に曲がり、真っすぐ進むと、重厚な「随神門」が姿を現します。門をくぐると、深い森を背にした彌彦神社の「拝殿」が目の前に広がり、その静謐な空気に心が引き締まります。
拝殿を囲むのは、樹齢400年以上の杉や欅の巨木。厳かな森の中に建つ社殿は、近代建築の巨匠・伊東忠太によって再建されたもので、伝統的な神社建築の美しさと近代建築の風格が調和した傑作です。
彌彦神社の参拝では、全国の多くの神社で用いられる「二礼二拍手一礼」ではなく、「二礼四拍手一礼」という独特の作法が伝えられています。“四拍手”には、御祭神・天香山命(あめのかぐやまのみこと)と、その御子神たちへの深い敬意が込められており、彌彦神社ならではの格式を感じさせます。
作法に従い、「二拝、四拍手、一拝」。静まり返った境内に響く四つの柏手は、普段の参拝とはひと味違う特別な体験として、訪れる人の心に深く刻まれるでしょう。

【自動車の場合】弥彦山スカイライン:絶景を巡る爽快ドライブ
彌彦神社の参拝を終えたら、全長約13.7kmの山岳観光道路「弥彦山スカイライン」で、山頂を目指しましょう。単なる移動手段ではなく、走ることそのものが旅の目的になる、絶景ドライブルートです。
弥彦山スカイライン(正式名称:新潟県道561号弥彦岩室線)は、1970年(昭和45年)に開通した山岳道路で、1981年から通行料金が無料になりました。弥彦山脈の北側「間瀬ゲート」と南側「猿ヶ馬場ゲート」とを結び、どちらのゲートからも山頂までの距離と所要時間はほぼ同じです。所要時間は約20〜30分、安全運転でゆっくりドライブを楽しみましょう。
車窓からは、越後平野や弥彦温泉街、日本海の大パノラマが広がります。特に紅葉シーズンや日本海に沈む夕日、夜には「日本夜景遺産」に認定された光景は必見。まるで天空をドライブしているかのような爽快感を味わえるでしょう。
⚠️ 注意点
・例年12月1日〜4月中旬頃は積雪のため通行止め
・午後11時〜翌朝5時は夜間閉鎖
出発前に最新情報を確認しておくと安心です。
山頂に到着すると、無料の山頂駐車場があり、すぐそばには「パノラマタワー」があります。さらに、斜行式エレベーター「クライミングカー」を利用すれば、わずか1分で展望レストランです。

出展:(一社)弥彦観光協会・弥彦観光案内所 公式サイト「やひ恋」 https://www.e-yahiko.com/spot/skyline/
【公共交通機関の場合】弥彦山ロープウェイ:絶景を望む5分間の空中散歩
彌彦神社での参拝を終えたら、拝殿左手の駐車場側にあるロープウェイ山麓駅行き無料シャトルバスのりばへ向かいましょう。バスで約3分、山麓駅に到着したら、いよいよ「弥彦山ロープウェイ」の旅の始まりです。
弥彦山ロープウェイは、山麓駅と山頂駅との約1,000mを5分で結ぶ空中散歩。ゴンドラが動き出すと、足元に彌彦神社の深い森が広がり、標高が上がるにつれて視界が一気に開けます。雄大な越後平野とその向こうに越後の山々が広がる大パノラマは特別な魅力です。特に秋の紅葉シーズンには、鮮やかな色彩に染まる山並みが眼下に広がり、息をのむほどの絶景を楽しめます。
弥彦山ロープウェイは「弥彦観光索道株式会社」が運営しており、同社はホテル事業を手がける株式会社聚楽の子会社です。運行時間や料金は季節によって変わるため、事前に公式サイトで最新情報をチェックしておくと安心です。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 弥彦観光索道株式会社 |
郵便番号 | 959-0323 |
住所 | 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2898 |
電話番号 | 0256-94-4141 |
メールアドレス | yahiko@hotel-juraku.co.jp |
公式サイト | 弥彦山ロープウェイ |

出典:弥彦山ロープウェイ https://www.hotel-juraku.co.jp/yahiko/ropeway.htm
【徒歩の場合】弥彦山ハイキング:神域を肌で感じる表参道コース
弥彦山の神聖な自然を全身で感じたい方には、自らの足で山頂を目指す「登山・ハイキング」が最もおすすめです。こ弥彦山にはいくつかの登山道が整備されており、ご自身のレベルに合わせて選ぶことができます。
弥彦山の主要な登山ルート
- 表参道コース(彌彦神社ルート): 彌彦神社拝殿脇から登る最もメジャーなルート。初心者や家族連れにも安心です。(所要時間:登り約90分)
- 裏参道コース(海側ルート): 日本海側から登るルートで、比較的登山者が少なく、静かな山歩きを楽しみたい方におすすめです。
- 縦走コース: 岩室温泉近くの多宝山から弥彦山山頂を目指す健脚向けのロングコースです。
初心者にも最適!王道の「表参道コース」を歩く
王道の表参道コースは、ロープウェイや車では見過ごしてしまう森の息吹や道のりの変化を肌で感じ、神体山(しんたいざん)との一体感を深く味わえます。
彌彦神社拝殿脇の登山口から始まる登山道はよく整備されており、初心者や子供の「登山デビュー」にも最適です。一合目、二合目と続く標識が励みになり、荘厳な杉木立の中を進む道のりは、まさに神様の領域を歩いているという実感を強く与えてくれます。自分の力で一歩一歩登りきった先に広がる絶景は、何物にも代えがたい達成感と感動をもたらしてくれるでしょう。
行きは自分の足で登り、帰りは「弥彦山ロープウェイ」で下山するというプランも可能です。体への負担を減らしつつ、登山と空中散歩の両方の景色を楽しめる、賢い選択肢です。
登山という行為は、弥彦山の自然と歴史を五感で味わう体験です。山頂からの景色を、より感動的で忘れられない思い出へと変えてくれる、最も贅沢なルートです。
パノラマタワーと展望レストラン:天空の特等席
ロープウェイの山頂駅やスカイラインの山頂駐車場付近は、「弥彦山頂公園」。弥彦山からの絶景を最大限に満喫するために用意された、まさに“天空のオアシス”です。中でも絶対に外せないのが、「パノラマタワー」と「展望レストラン」という2つの特等席です。
国内最古の回転昇降式「パノラマタワー」
山頂公園のシンボル「パノラマタワー」は、弥彦山の360度大パノラマを余すことなく体感できる、必乗のアトラクションです。
この「パノラマタワー」日本に現存する最古の回転昇降式展望塔であり、ただ昇り降りするだけでなく、展望室自体がゆっくりと回転しながら景色を見せてくれます。どの位置にいても、越後平野から日本海、佐渡島まで、すべての景色を公平に、そしてダイナミックに楽しむことができます。
約8分間の空中散歩では、展望室が上昇中に2回転、そして頂上で3回転し、下降中に2回転します。地上100mの高さから見下ろす、遮るもののない完璧なパノラマビューはまさに圧巻の一言。眼下に広がる壮大な景色に、思わず息をのむことでしょう。

絶景がごちそう!「展望レストラン」
「展望レストラン」では、弥彦山の壮大な景色を眺めながら食事を味わうことができます。2024年(令和6年)から、ラーメンとカレーの店として、営業時間は土日祝日の11:00~15:30となりました。
暮らしを支える鉄塔群:広大な平野を見渡す電波の拠点
山頂の景色の一部としてそびえ立つ数々の鉄塔は、弥彦山が新潟県全体の暮らしを支える重要な電波の拠点であることを示す、現代のランドマークです。
越後平野の中央に位置し、周囲に高い山がない弥彦山は、広範囲に電波を届けるための最適な場所だからです。山頂からの絶景は、そのまま電波が届く範囲の広さを示しており、その地理的優位性がこの風景を創り出しています。
これらの鉄塔は、私たちが日常的に見ているテレビやラジオの放送を届けるための送信設備です。ここから発信される電波は新潟県内一円をカバーするだけでなく、遠くは秋田県の男鹿半島や福島県の会津盆地でも受信されることがあると言われています。パノラマタワーからの眺めと合わせ、その広がりを実感してみてください。

御神廟(奥宮):旅の締めくくり、最も神聖な場所へ
弥彦山頂公園の賑わいを抜け、弥彦山の最も神聖な場所「御神廟(ごしんびょう)」へと向かいましょう。ここへの参拝こそが、彌彦神社への「本参り」を完結させる、非常に重要な体験となります。
御神廟は、ロープウェイ山頂駅やスカイライン山頂駐車場から、整備された道を歩いて約15分ほどで標高634mの弥彦山山頂に着きます。山頂公園の賑やかな雰囲気から一転し、静かな木々に囲まれた道を進むことで、息は上がりつつも神聖な場所へ向かう心構えが整い自然と気持ちが落ち着いてきます。
御神廟はには、御祭神である天香山命(あめのかごやまのみこと)と、その妃神である熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)が祀られています。神様の御霊に最も近い場所で、直接日頃の感謝を伝え、祈りを捧げることができる場所です。ここで手を合わせることで、心からの達成感と清々しい気持ちを得られるでしょう。
御神廟での参拝を終え、その先の展望スペースに立てば、そこには水田の広がる越後平野や日本海を一望する絶景が広がっています。神聖な場所で祈りを捧げた直後に目の当たりにする壮大なパノラマは、まさに神様からの贈り物とも言えるでしょう。弥彦山の旅を締めくくるにふさわしい、最高の感動体験です。

ただ見るだけでは終わらない、旅の深層ガイド
日本三彦山のひとつ弥彦山
弥彦山は、ただ美しいだけでなく、日本の山岳信仰史において特別な意味を持つ霊山です。その地理的な特徴と、歴史的な位置づけを知ることで、目の前にそびえる山の姿が、より一層味わい深いものに見えてくるでしょう。
越後平野にそびえる、標高634mの主峰
弥彦山(やひこやま)は、広大な越後平野のほぼ中央にそびえる弥彦山脈の主峰で、古くから越後の人々の暮らしと信仰の中心となってきました。
標高は634mと、奇しくも東京スカイツリーと同じ高さです。それほど高い山ではありませんが、周囲に視界を遮るものがない平野にそびえ立っているため、新潟県の広い地域からその姿を望むことができ、圧倒的な存在感を放っているからです。
弥彦山は、北の角田山(482m)、隣接する多宝山(634m)、南の国上山(313m)などと共に弥彦山脈を形成し、その美しい稜線は「佐渡弥彦米山国定公園」にも指定されています。弥彦山と多宝山が寄り添うように並ぶ姿は「双耳峰(そうじほう)」と呼ばれ、親しまれています。
弥彦山は、それほど高い山ではありませんが、新潟県内の広い地域から望むことができるため、古くから越後の人々に親しまれ、崇敬を集めてきました。山全体が彌彦神社の御神体とされ神聖な場所とされています。
なぜ「日本三彦山」なのか? 「彦」の謎
弥彦山は、福岡県の英彦山(ひこさん)、兵庫県の雪彦山(せっぴこさん)とともに、古くから「日本三彦山(にほんさんひこさん)」の一つに数えられる、特別な格式を持つ霊山です。
「彦(ひこ)」は本来立派な男子や尊い人を意味する漢字で、例えば、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の息子である火遠理命(ほおりのみこと)は、山幸彦(やまさちひこ)とも呼ばれます。山名に使われる場合は、その山が神聖・立派・霊的な場所である意味合いを持ちます。
標高以上の存在感 ― 深田久弥が認めた名山
弥彦山は、絶対的な標高こそ高くありませんが、それを補って余りあるほどの歴史、信仰、そして景観を兼ね備えた、人々を魅了し続ける「名山」です。
名著『日本百名山』の著者・深田久弥は、弥彦山について「名山には違いないが絶対的な標高が足りなかった」と述べたという逸話が、その存在感を何よりも雄弁に物語っています。
深田久弥は「高さ」だけでなく「品格」や「歴史」も名山の条件としました。弥彦山は、越後一宮の御神体としての歴史、越後平野を見守る美しい山容、そして山頂からの絶景という、「品格」と「個性」を十分に満たしていたのです。
彌彦神社:越後一宮のパワースポット
越後一宮「彌彦神社」の歴史と信仰:なぜ弥彦山は聖地なのか?「神体山」としての歴史
越後で最も格式高い「一宮」として、地元の人々から「おやひこさま」と親しまれる彌彦神社。その2400年以上にわたる歴史と信仰の核心を知ることは、弥彦山がなぜ新潟県随一の聖地・パワースポットとされるのかを理解する鍵となります。
信仰の原点、山全体が神となる「神体山」
弥彦山が聖地とされる根本的な理由は、山そのものが神として崇められてきた「神体山(しんたいざん)」であるという、極めて古く尊い信仰形態にあります。
麓に鎮座する彌彦神社は山を拝むための場所であり、御祭神・天香山命の神霊が山頂に鎮まったと伝えられています。つまり、山全体が神様の御身体そのものであり、山に登る行為自体が、神様の懐へ向かう神聖な参拝の一部なのです。
麓の社殿でのお参りが神様へのご挨拶だとすれば、山頂の御神廟へ登拝することは、神様の最もお近くへ進み、直接祈りを捧げることを意味します。『万葉集』に「伊夜彦おの神」と詠まれていることからも、古代の人々がいかにこの山に神威を感じ、畏敬の念を抱いていたかがわかります。
御祭神:越後を開拓した「産業発展の神様」
彌彦神社の御祭神である天香山命(あめのかごやまのみこと)は、越後の地を豊かな国へと導いた「越後開拓の祖神」であり、現代では産業発展や仕事運アップの神様として篤い信仰を集めています。
天香山命は、皇室の祖神・天照大御神の曾孫にあたる高貴な神様で、神武天皇の命を受けてこの地に降り立ち、人々に様々な生活技術を授けたと伝えられているからです。
具体的には、稲作をはじめ、漁業、製塩、酒造りなど、今日の新潟の産業の礎となる多様な技術を人々に教え、この地を豊かな国へと発展させました。やがて天香山命の神霊が弥彦山に鎮まったことから、彌彦神社の信仰は始まりました。
私たちの生活に直結する産業の基礎を築かれた神様であるからこそ、天香山命は時代を超えて「おやひこさま」と親しまれ、篤い崇敬を集めているのです。
源頼朝から徳川家まで、歴代権力者からの崇敬
彌彦神社の神威は、各時代の権力者からも篤く敬われ、その歴史を通じて越後の中心的な存在であり続けました。
その神徳を敬い、庇護を与えることで、時の権力者たちもまた自らの権威を高め、領地の安寧を祈願したからです。中央の政権とも強いつながりを持っていました。
鎌倉時代には源頼朝が広大な社領を寄進し、南北朝時代には後醍醐天皇が「正宮位大明神」の宸筆の勅額を奉納。そして江戸時代には徳川家康をはじめとする歴代将軍家が庇護を与え、その威光は全国に轟きました。
現代に続く貴重な宮中祭祀「鎮魂祭」
明治時代には国家管理のもと、古式ゆかしい祭祀が復活しました。
中でも注目すべきは、彌彦神社で毎年11月1日に行われる「鎮魂祭(ちんこんさい)」は、古代の宮中祭祀の姿を今に伝える、全国でもごく限られた神社でしか見ることのできない大変貴重な神事です。
鎮魂祭は、天皇の心身の健康と活力そして国家の安寧を祈るためのもので、彌彦神社がそれほどまでに朝廷と深い関わりを持っていたことの証左です。現在では宮中のほか、彌彦神社、奈良県の石上神宮、島根県の物部神社など、ごく限られた神社でのみ斎行される大変貴重な神事です。
鎮魂祭を斎行している島根の物部神社については、当ブログの「足立美術館を訪ねる旅のガイドとプラン」の記事で足立美術館の周辺スポットとして紹介しています。あわせてご覧いただくと、日本の神社信仰の奥深い繋がりがより一層楽しめるでしょう。
荘厳な社殿:巨匠・伊東忠太が再建した不屈の建築美
彌彦神社の随神門をくぐると、正面に荘厳な拝殿が現れます。しかし、その気品あふれる姿は、一度の悲劇を乗り越え、多くの人々の祈りと近代建築の巨匠の技によって蘇った、まさに奇跡の結晶なのです。
炎上からの奇跡の復興
彌彦神社の現在の社殿は、1912年(明治45年)に発生した門前町の大火で主要伽藍のほとんどが焼失するという悲劇から、見事に復興を遂げた不屈のシンボルです。
越後一宮の焼失という深い悲しみの中、「おやひこさま」への篤い崇敬の念が新潟県内外の人々を動かし、当時の金額で65万円、全国100万人を超える人々の祈りと寄付が集まり、国家的な事業として再建が進められました。
焼失からわずか4年後の1916年(大正5年)、現在の社殿は完成しました。この驚異的な速さでの復興は、彌彦神社がいかに多くの人々から愛され、心の拠り所とされていたかを雄弁に物語っています。社殿の一つ一つの柱には、単なる木材以上の、人々の熱い想いが込められているのです。
巨匠・伊東忠太が込めた技
再建された社殿は、日本の近代建築史を代表する建築家・建築史家である伊東忠太(いとう ちゅうた)の設計によるもので、日本の伝統美と近代的な視点が融合した近代建築史における伝統継承の好例と評価されています。
社殿の建築様式は、伝統的な本殿と拝殿が棟続きの権現造を基本としながら、当時の最新技術が用いられています。伊東忠太は、伝統的な意匠を尊重しつつ、構造材に鉄骨鉄筋コンクリート造などの近代的な手法を取り入れることで、大規模かつ耐久性の高い社殿を実現しました。
弥彦神社の本殿をはじめとする25棟の建造物は、その歴史的・建築的価値が認められ、1998年(平成10年)に国の登録有形文化財に登録されました。これは「造形の規範となっているもの」として評価されたもので、近代における神社建築の一つの理想形を示しているとされています。

伊東忠太の建築は、当ブログの「笠間稲荷神社を訪ねる旅のガイドとプラン」の記事で紹介している笠間稲荷神社の「瑞鳳閣」でも見ることができます。彌彦神社の荘厳さとはまた趣を異にする華やかな意匠が楽しめますので、ぜひあわせてご覧ください。
上越新幹線開通を記念した日本一の鳥居
彌彦神社の大鳥居は、建立当時、その高さ30.16mで日本一を誇った、弥彦の近代史を象徴するモニュメントです。
の大鳥居が1982年(昭和57年)に上越新幹線の開通を記念して建てられたものだからです。交通網の発達により、首都圏と新潟がより強く結ばれる新時代の幕開けを告げるとともに、多くの人々が弥彦を訪れることを歓迎する、まさに歓迎の門としての役割を担っていました。
その大きさは圧巻で、中央に掲げられた「彌彦神社」の扁額(へんがく)は畳3枚分もの大きさがあります。現在は、熊野本宮大社(和歌山県)、大神神社(奈良県)に次いで日本で3番目の高さですが、青空や弥彦山の緑を背景に立つその姿は、今もなお訪れる人々を圧倒するほどの迫力と美しさを湛えています。
JR弥彦駅で吉田駅を出て矢作駅に着く手前に、車ではJR弥彦線と並行して走る県道28号線で、目に飛び込んでくるのが、田園風景の中にそびえ立つ巨大な朱色の大鳥居です。この大鳥居が建立されたのは1982年(昭和57年)。上越新幹線の開通を記念する事業として奉納されました。30.16mで当時日本一の大きさを誇りました。
現在の日本一の大鳥居は、2009年(平成21年)に建てられた和歌山県の熊野本宮大社にあります。第2位は1986年(昭和61年)に建てられた奈良県の大神神社にあります。彌彦神社の大鳥居は現在第3位です。
日本一の座は譲りましたが、その迫力と美しさは健在。青空や弥彦山の緑を背景に立つ朱色の大鳥居は、訪れる人々を圧倒し、今もなお弥彦のランドマークとして愛され続けています。

(出典:にいがた観光ナビ https://niigata-kankou.or.jp/spot/7474#)
ちなみに、現在日本一の高さを誇る熊野本宮大社の大鳥居については、当ブログの「熊野三山を訪ねる旅のガイドとプラン」の記事でも紹介しています。よろしければ、そちらもご覧ください。
弥彦山を120%楽しむ旅行プラン2選
弥彦山の神聖な空気と絶景を堪能した後は、その旅をさらに特別なものにするため、周辺エリアまで足を延ばしてみませんか。
弥彦山を中心とした旅のプランニングには、いくつかのコツがあります。
ここでは、旅の満足度を120%に高めるためのプラン作成の考え方と、具体的なモデルプランを2つご紹介します。
あなたの興味やスタイルに合ったプランを見つけて、最高の新潟旅行を実現してください。
プラン作成の考え方
弥彦山旅行を成功させる鍵は、まず「弥彦山エリアで最低4時間の滞在時間を確保」し、そこに「プラスアルファのテーマ」を組み合わせるプランニングにあります。
弥彦山の周辺には「ものづくりの町」や「日本海の港町」など、全く異なる魅力を持つエリアが点在しており、これらを組み合わせることで旅の深みを増すことができます。
例えば、弥彦山での荘厳な時間の後に、世界に誇る職人技に触れる「燕・三条エリア」を訪れるのか。あるいは、弥彦山から見下ろした日本海沿いを走り、潮風と新鮮な海の幸を味わう「出雲崎・寺泊エリア」へ向かうのか。このように、旅のテーマを明確にすることで、移動ルートや宿泊地の選定がスムーズになります。
弥彦で時間があれば、彌彦神社門前の弥彦温泉街をぶらぶらするのも楽しいですよ。彌彦神社の境内には、日本で唯一の村営の公営競技場である弥彦競輪場があります。お好きな方はどうぞ。
プラン例①:弥彦山から燕・三条を巡る「ものづくりの魂に触れる旅」
このプランは、弥彦山の神聖な自然と、世界に誇る「燕・三条のものづくりの精神」を一日で体感する、知的好奇心を満たす旅です。公共交通機関でも車でも巡りやすいのが特徴です。
越後開拓の祖神が鎮まる弥彦山と、その麓で発展した日本の産業を支える職人の町・燕三条という、新旧の「ものづくり」の聖地を繋ぐストーリー性にあります。神代の技術伝承から現代の匠の技まで、新潟の文化の根幹に触れることができます。
弥彦山麓の歴史を感じる間瀬銅山跡
弥彦山の北麓、日本海側にはかつて間瀬銅山があり銅を産出していました。1688年(元禄元年)に新潟の大和田一郎平が採掘を始め、1701年(元禄14年)には本格的な採掘が開始。最盛期には約300人が住み、1か月に約50トンの鉱石を採掘していたといわれます。しかし、銅の産出量が減少し、1920年(大正9年)に閉鎖されました。
この間瀬銅山跡は、弥彦山の登山ルートのひとつである田ノ浦ルート近くにあります。NHKの『ブラタモリ』「燕三条」編では、タモリが田ノ浦海岸を訪れ銅の原石を発見するシーンが紹介されています。
燕市で発展した金属加工技術
弥彦山麓にあった間瀬銅山の銅を利用して、燕市では銅板を常温で鎚で叩いて成型する「鎚起銅器(ついきどうき)」という製造技術が発展しました。この技術は、ナイフやフォークなどの金属洋食器産業へと発展を遂げました。
彌彦神社の境内にある弥彦競輪場は、ものづくりで発展した燕市や三条市の人々の息抜きの場所として親しまれています。
玉川堂で伝統技術を体験
JR弥彦線の燕駅から約350mの場所に、鎚起銅器の技術を伝承する「玉川堂」というお店があります。工場見学も可能で、職人の技を間近で見ることができます。2010年(平成22年)には、玉川堂第5代当主・玉川覚平の次男である玉川宣夫が、重要無形文化財「鍛金(たんきん)」の保持者(人間国宝)に認定されました。
燕三条地場産業振興センターでお買い物
JR燕三条駅の燕側出口から徒歩5分、北陸自動車道の三条燕インターチェンジから車で5分という便利な場所にある「燕三条地場産業振興センター」。ここは道の駅としても利用でき、800平方メートルの大展示場を有する物産館では、燕市の金属洋食器や三条市の鉄製品を購入できます。
珍しい商品も多く、見ているだけでも楽しめるスポットです。併設のレストラン「燕三条イタリアンBit 燕三条本店」では、地場の食材を使った本格的なイタリアンを提供。プロジェクションマッピングを活用した新感覚のコース料理も楽しめるため、ぜひ立ち寄ってみてください。
ファクトリーアウトレット「ストックバスターズ」
自動車でのアクセスが便利ですが、JR燕三条駅の西約5kmの場所にある「株式会社ストックバスターズ」では、燕三条地域の工場で生産された在庫商品などを激安で購入できます。お得に買い物を楽しみたい方にはおすすめのスポットです。
プラン例②:出雲崎・寺泊へ向かう「日本海絶景シーサイドドライブ」
このプランは、弥彦山から日本海側へ南下し、潮風を感じながら歴史的な港町と新鮮な海の幸を堪能する、爽快な絶景ドライブコースです。
弥彦山頂から見下ろした美しい海岸線を、今度は自分の運転で実際に走り抜けるというダイナミックな体験ができます。山からの雄大な眺めと、海沿いの開放的な景色の両方を味わうことで、新潟の自然の豊かさを立体的に満喫できます。
越後七浦シーサイドラインで絶景ドライブ
弥彦山脈の西側は日本海に面しており、国道402号線が新潟市から柏崎市まで続いています。この沿線は「越後七浦シーサイドライン」と呼ばれ、間瀬白岩や獅子ヶ鼻などの景勝地が点在。釣り場や海水浴場も豊富で、佐渡島を眺めながらのドライブを楽しめます。特に夕日の名所として人気があります。
即身仏霊場・西生寺
弥彦山の西山麓には、日本最古の即身仏霊場である西生寺があります。禅僧・良寛も一時期滞在しており、弘智法印即身仏(ミイラ仏)の拝観が可能です。また、良寛の遺墨も展示されています。
寺泊港と市場通り
弥彦山脈の西側を南下し、信濃川の大河津分水路を越えると寺泊港に到着します。「寺泊魚の市場通り」では、新鮮な魚介類の買い物や食事が楽しめます。

(出典:にいがた観光ナビ https://niigata-kankou.or.jp/spot/5823#)
国上寺と五合庵
大河津分水路から内陸に入り、右岸から県道405号線を登ると、709年(和銅2年)創建の越後最古の古刹・国上寺(こくじょうじ)に着きます。国上寺は、弥彦山脈を構成する国上山の中腹に位置し、禅僧・良寛が18年間隠棲した五合庵を管理しています。最近では「イケメン官能絵巻」でも話題となりました。
道の駅SORAIRO国上
国上寺から大河津分水路方面へ戻り、彌彦神社方面に向かうと「道の駅SORAIRO国上」があります。フードコートや足湯、バーベキュー設備が整っており、トレッキングやサイクリングの拠点としても利用できます。
良寛記念館
良寛は、1758年(宝暦8年)、出雲崎(現在の新潟県三島郡出雲崎町)で町名主の子として生まれました。22歳で備中玉島(現在の岡山県倉敷市)の曹洞宗の禅寺・円通寺に入り修行を積み、その後諸国を行脚。39歳で越後に戻り、国上山の五合庵などに住み、寺をもたず、子供達を愛し戯れ、和歌や漢詩を詠み、74歳で逝去するまで、貧しくも清らかな生き方を貫いた人物です。
JR越後線・出雲崎駅から約3.3kmの日本海沿いには「良寛記念館」があり、彼の遺品や資料を展示しています。
大河津分水路とその役割
信濃川は度々氾濫し、弥彦山脈に挟まれた越後平野に水害をもたらしました。1922年(大正11年)に完成した大河津分水路は、洗堰や可動堰を設けて、信濃川の水の一部を日本海に流すように設けられた人工河川です。2022年(令和4年)には通水100周年を迎えました。いまも、国土交通省の大河津出張所では日々流量などを監視しながら稼働堰を操作し、越後平野を水害から守っています。
JR越後線には「分水駅」があり、分水地点には大河津分水公園と「信濃川大河津資料館」があります。ここでは、信濃川の歴史や治水対策について学べます。また、春には桜並木と「おいらん道中」でも賑わいます。
大河津分水路では、河口部を約100m拡幅するとともに老朽化した施設の改築が進行中です。この「令和の大改修」は2015年度(平成27年度)から2032年度(令和14年度)の完成予定で、総事業費は約1,200億円とされています。改修の様子は「にとこみえーる館」で見学できます。

(出典:燕市観光協会のサイト https://tsubame-kankou.jp/seeing/about_ookoudubunsui/)
【旅をアップグレードする秘訣】ワンランク上の旅を実現する1枚
今回ご紹介したような旅行プランを、より快適で上質なものにするための『秘訣』として、私が旅行のプロの視点から厳選した一枚のカードをご紹介します。それが「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」です。
このカードは、年会費33,000円、JALのマイルを直接貯めることができる「SAISON MILE CLUB」のサービス年会費が5,500円と安くはありません。
それでもなお、なぜこのカードが旅好きにおすすめなのか、その理由は以下の特典に集約されています。
- JALマイル最高水準の還元率: 日常の支払いでJALマイルが最大1.125%という高レートで貯まり、次の旅行がぐっと近づきます 。
- 空港ラウンジが使い放題:国内外1,600ヶ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる「プライオリティ・パス」の最上位会員(通常年会費469米ドル)に無料で登録できます 。出発前のひとときを、喧騒から離れた落ち着いた空間で過ごせます。
- 手荷物無料宅配:海外旅行の際、空港と自宅間のスーツケース1個を無料で配送してもらえます 。旅の行きも帰りも、身軽に移動できる快適さは格別です。
- コンシェルジュ・サービス:プラチナ会員専用のコールセンターのスタッフに、旅行やレストラン予約手配依頼だけではなく、様々な困りごとの相談も可能です。
- その他多数の特典: 2名以上の利用で1名分のコース料理が無料になるレストラン優待や、充実した旅行保険も付帯します 。
このカードは、その価値の高さからポイントサイト等に広告が出ることは稀で、既存会員からの紹介で入会するのが最もお得な方法です 。
カード会社の規約上、ブログに直接紹介用URLを掲載することが禁じられています 。そのため、ご興味のある方は、以下のバナーをクリックすると表示される専用フォームからご連絡いただければ、すぐに紹介用URLをメールでお送りします。
もちろん、お申し込みされる方の個人情報が私に伝わることは一切ありませんので、ご安心の上、お気軽にご連絡ください 。
旅の準備:アクセス・宿泊・食事 実用ガイド
弥彦山へのアクセス
弥彦山は、新潟県西蒲原郡弥彦村に位置しています。
自動車でのアクセス
長岡方面からは、北陸自動車道・三条燕インターチェンジから弥彦山スカイラインで弥彦山頂公園駐車場まで約23kmです。
新潟方面からは、北陸自動車道・巻新潟東インターチェンジから国道460号線経由で弥彦山スカイラインで弥彦山頂公園まで約19kmです。一般道では日本海の海岸線を走る国道402号線もオススメです。新潟県庁から弥彦山頂公園まで約40kmです。
柏崎方面からは、日本海の海岸線を北上する国道352号線を走り、寺泊から国道402号線に入って、弥彦山スカイラインで弥彦山頂公園まで約55kmです。
レンタカーは、燕三条駅で借りるのが便利です。エアトリで燕三条駅で借りられるレンタカーの格安料金を比較し予約できます。
弥彦山頂にある公園駐車場は、約150台駐車可能で無料です。彌彦神社周辺にも、弥彦村営の無料駐車場が多数あります。
鉄道でのアクセス
JR弥彦線の弥彦駅が最寄り駅です。弥彦駅から弥彦山ロープウェイ山麓駅まで約1.5kmです。ロープウェイで、山麓駅から山頂駅まで1,000mを約5分で到着します。
JR弥彦線は、弥彦、矢作、吉田、西燕、燕、燕三条、北三条、東三条の8駅で、弥彦方面が上り列車で、東三条方面が下り列車です。基本的に、日本の鉄道は東京に向かう方が上り列車で、逆方向が下り列車ですが、弥彦線は東京から遠ざかる弥彦行きが上り列車です。
JR弥彦線は、吉田駅で越後線との、燕三条駅で上越新幹線との、東三条駅で信越本線との乗換駅となっています。多くの列車が吉田駅止まりとなっていますので注意が必要です。東京方面からは上越新幹線で燕三条駅乗り換え、新潟や柏崎からは上越線で吉田駅乗り換えとなります。
新潟駅や燕三条駅に停車する上越新幹線のきっぷは、新幹線予約サイト【きっぷる】で、駅の窓口や自販機で並ばずに購入し、自宅や職場まで届けてくれます。近くにみどりの窓口があるJRの駅がない人にも便利なサービスです。
長距離バスでのアクセス
弥彦山に最も近い長距離バスのバス停はJR燕三条駅近くの三条・燕バス停です。
富山、金沢方面からは、新潟交通と北陸鉄道の共同運行で新潟と金沢を結んでおり、三条・燕バス停に停まります。越後交通が、新潟と長岡/柏崎/上越(高田・直江津)を結ぶ路線を運行しており三条・燕バス停に停まります。
東京方面からは、越後交通が東京と長岡・新潟を結ぶ路線を運行しています。西武バス、西武観光バス、新潟交通、越後交通の4社共同運行で、バスタ新宿から、池袋駅東口経由で、新潟駅前、万代シティバスセンター、経由で佐渡汽船ターミナル行きを運航しています。三条・燕バス停に止まります。WILLERは、JR燕三条駅三条口に停まります。新潟・長岡と東京・千葉・成田空港とを結んでいます。
長野からは、長電バスが新潟駅経由で万代シティバスセンター行きを運行しており、三条・燕バス停に停まります。
名古屋からは、新潟交通と名鉄バスの共同運行で、名鉄バスセンター発で、新潟駅経由で万代シティバスセンター行きを運行しており、三条・燕バス停に停まります。
京都、大阪からは、南海バス株式会社と越後交通株式会社の共同運行で、JR堺市駅前始発で、南海堺東駅前、南海堺駅前、湊町バスターミナル(OCAT)、南海なんば高速バスターミナル、大阪駅前(桜橋ロJR線高架下)、京都駅八条口経由で、東三条駅前、越後交通三条営業所行きを運行しています。東三条駅前で降りて、JR弥彦線に乗り換えましょう。
飛行機でのアクセス
新潟空港が起点となります。新潟空港は、新千歳、札幌丘珠、成田、中部国際、名古屋小牧、大阪伊丹、関西国際、神戸、福岡、那覇とを結ぶ路線があります。新千歳はANAとJALが、札幌丘珠は2024年(令和6年)に新しく誕生した独立系航空会社トキエアが、成田はANAが、名古屋小牧はFDAとJALの共同運行が、大阪伊丹はANA、JAL、IBEXが、関西国際はpeachが、福岡はIBEXとANAの共同運行とFDAとJALの共同運行が、那覇はANAが、就航しています。中部国際と神戸は現在運休しています。
新潟空港発着の航空券は、国内格安航空券・LCCの比較・予約なら【トラベリスト】で、日にち、時間帯、座席グレード、航空会社などの条件を設定して、最安値を検索し、予約できます。
新潟空港から弥彦山方面に向かうには、カーブドッチ、岩室温泉経由の弥彦温泉行きの新潟ウェストコーストライナーという事前予約制乗合タクシーがあります。新潟空港から弥彦温泉まで1時間30分です。
- 【プロの旅の知恵】航空券をお得にする「陸マイラー」という選択肢
旅行費用の中でも、飛行機代は特に大きな割合を占めますよね。
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おすすめの宿泊エリア
弥彦山での感動的な体験の余韻に浸り、旅の疲れを癒すなら、周辺の温泉宿に宿泊するのがおすすめです。弥彦山周辺には、それぞれに趣の異なる二つの魅力的な温泉地があります。どちらを選ぶかで、旅の夜の過ごし方が大きく変わります。ここでは、あなたの旅のスタイルに合った宿泊エリアを見つけるためのヒントをご紹介します。
とにかく便利!神社の麓に抱かれる「弥彦温泉郷」
彌彦神社へのアクセスの良さと、門前町ならではの風情を最優先するなら、弥彦温泉郷が断然おすすめです。
彌彦神社のすぐ麓に温泉街が広がっているため、時間を気にすることなく、心ゆくまで神社の神聖な雰囲気を味わえます。移動時間を最小限に抑え、効率よく観光したい方に最適です。
弥彦温泉郷に宿泊すれば、観光客が少ない早朝や夕暮れ時に、静寂に包まれた境内を散策するという、宿泊者ならではの贅沢な時間を過ごせます。温泉は「桜井郷温泉」と「湯神社温泉」の2つの源泉があり、旅の疲れを心地よく癒してくれます。
歴史と情緒に浸る、大人の隠れ家「岩室温泉」
彌彦神社から北に約4kmほどのところに黒湯で有名な岩室温泉があります。歴史ある温泉街の情緒や、しっとりとした大人の時間を大切にしたい方には、300年の歴史を持つ「岩室温泉」が最適です。
江戸時代には北国街道の宿場町として栄え、今もなお芸妓文化が息づく伝統的な温泉街です。単に宿泊するだけでなく、温泉街そのものが持つ歴史と文化に触れる、より深い滞在体験ができます。
岩室温泉観光協会のサイトには、岩室温泉に9軒と、日本海側の田ノ浦温泉に1軒、角田浜に2軒の宿が紹介されています。
彌彦神社から車で約15分ほどの距離にありながら、その雰囲気は大きく異なります。硫黄の香りが漂う「黒湯」として知られる温泉に浸かり、歴史を感じる街並みを散策すれば、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
【プロの節約術】宿泊予約はポイントサイト経由で「ポイント三重取り」がお得!
旅の計画でホテルや旅館を予約する際、予約サイト(楽天トラベルやじゃらんnetなど)から直接申し込むのは、実は非常にもったいないです。
ポイントサイトを経由する一手間を加えるだけで、
- 宿泊予約サイトのポイント(楽天ポイントなど)
- クレジットカードの決済ポイント
- ポイントサイト独自のポイント
これら3つのポイントを同時に獲得(三重取り)できます。貯めたポイントサイトのポイントは、現金や次の旅行のマイルにも交換可能です。
おすすめは、業界最大手で信頼性も高い「モッピー」です。私も陸マイラー活動を始めた時からずっと愛用しており、入会特典で得たポイントが最初のマイル獲得の原資になりました。
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これを食べたい!ご当地グルメ情報
旅の大きな楽しみの一つは、その土地ならではの食事です。弥彦山周辺は、越後平野の米や山の幸、そして日本海の海の幸に恵まれた、まさに食の宝庫。神様へのお供えに由来する伝統食から、地元で愛されるB級グルメまで、多種多様な味覚があなたを待っています。ここでは、弥彦を訪れたら絶対に味わいたい、おすすめのご当地グルメをご紹介します。
まずはコレ!新潟の郷土料理と弥彦名物
弥彦エリアを訪れたなら、まずは新潟の郷土料理の代表格である「わっぱ飯」と、旬の時期にはブランド枝豆「弥彦むすめ」を味わうのが定番です。
これらの料理は越後平野の豊かな米文化と、弥彦の自然の恵みを最も直接的に感じさせてくれるます。その土地の風土と歴史が凝縮された、まさに「ご当地の味」を体感できます。
「わっぱ飯」は、杉の "わっぱ"にご飯と鮭やきのこなどの旬の具材を詰めて蒸しあげた料理で、木の香りが食欲をそそります。彌彦神社の門前町の飲食店でも楽しめます。また、夏に弥彦を訪れるなら、驚くほど風味が豊かで甘い枝豆「弥彦むすめ」は外せません。採れたての味は格別です。

出典:にいがた観光ナビ(公益社団法人 新潟県観光協会) https://niigata-kankou.or.jp/blog/386
行列必至!弥彦の愛され食べ歩きスイーツ「パンダ焼き」
弥彦散策中の食べ歩きや、小腹が空いた時には、彌彦神社の門前通りにある菓子店「分水堂(ぶんすいどう)」が作る、愛らしい「パンダ焼き」が絶対におすすめです。
単に可愛いだけでなく、絶品の味わいと、写真映えする見た目が一体となり、弥彦でしか体験できない特別な思い出を提供してくれます。
パンダの顔をかたどった、たい焼きのような生地は、外は香ばしく、中はふんわり・もちもちの食感。その味の主役とも言えるのが、弥彦特産のブランド枝豆「弥彦むすめ」を贅沢に使った餡です。豊かな風味と優しい甘さのずんだ餡が、生地と絶妙に絡み合います。もちろん、定番の「小倉あん」や「カスタードクリーム」、季節限定のフレーバーもあり、訪れるたびに違う味を試したり、家族や友人とシェアしたりするのも楽しみの一つです。
お店は彌彦神社の門前通りにあり、その人気から週末には長い行列ができることも少なくありません。もし行列を避けたい場合は、比較的空いている午前中を狙うと良いでしょう。

出典:にいがた観光ナビ(公益社団法人 新潟県観光協会) https://niigata-kankou.or.jp/spot/10177
お酒好き必見!新潟の地酒とクラフトビール
米どころ・酒どころ新潟に来たからには、弥彦周辺の地酒やユニークなクラフトビールを味わうのも旅の醍醐味です。新潟県は日本酒の生産量で、兵庫県、京都府に次ぐ第3位です。新潟県の日本酒は一世を風靡した淡麗辛口で有名です。
弥彦エリアには、「弥彦酒造株式会社」や「宝山酒造株式会社」といった酒蔵があります。特に弥彦酒造では、地元の高級イチゴ「越後姫」などを使った「やひこじぇらーと」も人気です。また、「弥彦ブリューイング(有限会社弥生商店)」では、米を使った苦くないビールや、ふきのとう、枝豆といった珍しいフレーバーのクラフトビールも楽しめます。
お酒を楽しまれる方へ
JRやバスなどの公共交通機関を利用すれば、気兼ねなく地酒やビールを堪能できます。お車等を運転される場合は、飲酒運転は法律で固く禁じられています。絶対にやめましょう。
おすすめのガイドブック
旅行には紙のガイドブックを!安心感&情報のまとまりが魅力
インターネットで検索すれば最新の旅行情報が得られますが、旅には紙のガイドブックを持って行くのがおすすめです。まとまった情報を手元に持っておける安心感があり、移動中やネット環境がない場所でもサッと確認できます。地図を広げながら計画を練る時間は旅の醍醐味の一つです。必要に応じて、最新情報はインターネットで補完するとさらに便利です。
国内旅行のガイドブックを発行している会社は、株式会社昭文社、株式会社JTBパブリッシング、株式会社地球の歩き方などが大手です。それぞれ特長がありますので、お好みの一冊を選んではいかがでしょうか。
昭文社(Shobunsha)
地図のプロフェッショナル・昭文社は、以下のガイドブックを発行。特に「まっぷる」シリーズは地図が見やすく、旅行プランが立てやすいと人気です。
- まっぷる(地図の見やすさに定評)
- ことりっぷ(週末の小さな贅沢旅を提案)
- COLOR+(テーマ別に楽しめるカラフルなガイドブック)
- 山と高原地図(登山向けの詳細地図)
- ツーリングマップル(バイク旅行者向け)
- ことりっぷ国内版は、「週末に行く小さな贅沢、自分だけの旅」がコンセプト。旅好きの女性が楽しめる2泊3日の旅行プランが特徴です。(公式サイトより)
JTBパブリッシング(JTB Publishing)
旅行代理店国内最大手の株式会社JTBグループの出版部門で、旅行情報に強みを持つ出版社。「るるぶ」シリーズは情報量が豊富で、初めての旅行先でも安心!
- るるぶ(「見る」「食べる」「遊ぶ」情報が充実)
- 楽楽(持ち歩きやすいコンパクト版)
- ココミル(大人向けの上質な旅を提案)
- ララチッタ(女子旅向け)
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- るるぶの由来:「見る」「食べる」「遊ぶ」の最後の文字をつなげたネーミング。観光・グルメ・アクティビティがバランスよく掲載されているのが魅力です。
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まとめ:弥彦山で最高の思い出を作ろう
- 弥彦山は、ドライブ、ロープウェイ、登山という3つの方法で、体力や目的に合わせて誰でも山頂を目指せます。
- 山全体が彌彦神社の御神体であり、麓の荘厳な社殿から山頂の奥宮まで、神聖な気に満ちたパワースポットです。
- 山頂からは、越後平野や日本海などを望む大パノラマが楽しめます。
- 門前通りでは、名物の「わっぱ飯」や「パンダ焼き」などのご当地グルメも楽しめます。
- ものづくりの燕三条、新鮮な魚介類が楽しめる寺泊、信濃川の氾濫を防ぐ大河津分水路、良寛ゆかりの場所・出雲崎など周辺の見どころと組み合わせて、あなただけの弥彦旅を計画してみてください 。
旅する際には、最新の情報を確認しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!