総合旅行業務取扱管理者

総合旅行業務取扱管理者試験「旅行業法及びこれに基づく命令」の対策と勉強法

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野兎八兵衛

野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。総合旅行業務取扱管理者を独学で一発合格しました。総合旅行業務取扱管理者試験の「旅行業法及びこれに基づく命令」について,受験対策とオススメの勉強法を説明します。

本記事の内容

  • 「旅行業法及びこれに基づく命令」の配点と対策
  • 「旅行業法及びこれに基づく命令」のオススメ勉強法

独学で「旅行業法及びこれに基づく命令」を勉強する際の参考になると思いますよ。

「旅行業法及びこれに基づく命令」の配点と対策

旅行業法令は,25問×4点=100点です。合格のためには6割(60点)を取ればいいのですから,15問に正解する必要があります。

過去の傾向からするとまんべんなく出題されるので,きちんと覚えておけば確実に6割は取れると思います。出題範囲が明確ですので,しっかり記憶しましょう。

教科書は1冊でいいと思います。筆者はユーキャンの速習レッスンを選びました。分かりやすくてオススメです。

「旅行業法及びこれに基づく命令」のオススメ勉強法

旅行業法

旅行業法は,建設業法,保険業法,貸金業法などと同じく,いわゆる業法のひとつです。旅行業法は国土交通省の所管の法律です。

▼業法 業種ごとの基本的な事業要件を定める法律。公共の福祉を保つ観点から事業の参入・退出や許認可制度といった形で、営業の自由に一定の制約をかける。銀行法や放送法、建設業法など免許や許可を必要としたり、行政の監督が厳しかったりする規制産業が対象に多く含まれる。業種ごとに対応する業法があり、所管省庁が監督し、他人の権利や利益を侵害すると法的責任に問われる場合がある。

日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODE174YY0X10C21A5000000/#:~:text=%E2%96%BC%E6%A5%AD%E6%B3%95%20%E6%A5%AD%E7%A8%AE%E3%81%94%E3%81%A8%E3%81%AE,%E5%AF%BE%E8%B1%A1%E3%81%AB%E5%A4%9A%E3%81%8F%E5%90%AB%E3%81%BE%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%80%82

業法の建て付けは,どの業法も概ね似ていて,第一章に総則,そのあとに事業の定義・分類・許認可・業界団体などに関する規定があり,最後に雑則と罰則がある,というパターンが多いです。

他の業法の資格を持っていたり,勉強したことがある人にとっては,感覚的に理解しやすいのではないでしょうか。

また,逆に,旅行業法を理解することで,他の業法の建て付けも想像が付き,社会知識として有益だと思います。

登録制度・標識

オススメの勉強法は,実際の旅行会社を調査してその事業を理解することです。

例えば,楽天トラベルとしてサービスを提供している楽天グループ株式会社は「観光庁長官登録旅行業 第1964号」とあり,第1種旅行業であることがわかります。

楽天トラベルの会社情報
楽天トラベルの会社情報
(出典:楽天トラベルのサイト https://travel.rakuten.co.jp/corporate/)

一方,じゃらんとしてサービスを展開している株式会社リクルートは「東京都知事登録旅行業 第3種 7538号」となっていて,第3種旅行業であることがわかります。

リクルートの旅行業約款
リクルートの旅行業約款
(出典:じゃらんのサイト https://www.jalan.net/jalan/doc/howto/gyouhou01.html?_ga=2.130827015.964182130.1621303692-441770917.1595741859)

株式会社小田急トラベルは,「東京都知事登録旅行業者代理業 第11326号」旅行業者代理業で,「観光庁長官登録旅行業第2134号」の第1種旅行業者である小田急電鉄株式会社の所属旅行業者です。

小田急トラベルの会社概要
小田急トラベルの会社概要
(出典:小田急トラベルのサイト https://www.odakyu-travel.co.jp/departure/company/index.html)

沖縄最大級のアクティビティ予約サイト【沖縄トリップ】を運営する株式会社Deepactという会社があります。

株式会社Deepactは「三重県知事登録 旅行業 第3-396号」なので,第3種旅行業です。第3種旅行業は,自らの営業所のある市町村等これに隣接する市町村等でのみ募集型の企画旅行を主催できますが,受注型企画旅行や手配旅行および他社の募集型企画旅行の代理販売は取り扱うことができます。ですので,三重県の会社ですが,沖縄のツアーの販売はできるのです。

株式会社Deepactの表記
株式会社Deepactの表記
(出典:沖縄トリップのサイト https://www.okinawa-activity.com/act_on_specified_commercial_transactions)

ちなみに,agodaexpediaなどの外国の旅行会社が日本で展開しているサービスは,どういうわけか旅行業法で定められている登録が不要となっています。

このように実際の旅行会社を調べてみると,旅行業,旅行業者代理業,旅行サービス手配業の違いが理解できるとともに各社のビジネスモデルも知ることができ,旅行業界で働く人はもちろん,旅好きの人にとっても有益ではないでしょうか。また,第1種,第2種,第3種の違いも記憶しやすくなると思います。

旅行業法の制度の考え方が分かってしまえば,範囲が決まっているので覚えれば確実に得点できます

問題集で記憶の定着を図りましょう。筆者は,教科書とは異なる出版社である大原の標準トレーニング問題集を使いました。解けない問題は3回解きました。

「旅行業務取扱管理者試験 標準トレーニング問題集 2旅行業法・約款」オススメです。

最良の勉強法は実際に旅に出ることですが,全国をくまなく回るには時間もお金もかかります。可能な範囲で各地を回ってみましょう。

まとめ

  • 出題範囲が明確なので,しっかり覚えれば,確実に6割は取れる
  • 身近な旅行業者を調べることで,理解を深め記憶をサポートしよう

総合旅行業務取扱管理者試験に独学で一発合格した野兎八兵衛が,総合旅行業務取扱管理者試験のうち「旅行業法及びこれに基づく命令」について,受験対策を解説し,オススメの勉強法をご紹介しました。

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自分が旅に出るつもりで楽しく勉強しましょう。

受験者の皆さまのご健闘を祈ります。

最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!

-総合旅行業務取扱管理者