金印がある福岡市博物館に行ってみたいけど,見どころは何だろう?
福岡市博物館まで行くのなら,周辺の観光地も合わせてまわってみたいけど,どのように旅行プランを作ればいいのか分からない。
野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。国家資格「総合旅行業務取扱管理者」を持つ野兎八兵衛が,福岡市博物館とその周辺の見どころを案内し,福岡市博物館を含めた旅行プランの作り方を説明します。
本記事の内容
- 福岡市博物館とその周辺の見どころ
- 福岡市博物館を含めた旅行プランの作り方
福岡市博物館とその周辺の見どころがわかり,福岡市博物館を含めた旅行プランを作れるようになると思いますよ。
福岡市博物館に行く前に知っておきたいこと
福岡市博物館とは
1989年(平成元年)に,福岡市の市制施行100周年を記念して,アジアおよび太平洋地域をテーマとした博覧会(アジア太平洋博覧会(通称:よかトピア))が開催されました。よかトピアを開催するに際して,福岡市早良区の百道浜(ももちはま)や中央区地行浜(じぎょうはま)一帯の臨海部が埋め立てられ,会場が設営されました。福岡市博物館は,よかトピアのテーマ館として使用された建物を改修して,翌年の1990年(平成2年)に開館しました。
福岡市博物館は,自らの位置づけ・特徴を,以下のように述べています。
福岡は、弧を描く日本列島の西の端にあり、ユーラシア大陸と朝鮮半島に近接しています。この地に住む人々は、古来、この国の誰もが知らなかった文化に最初に触れ、経験したことのない生産手段や経済活動を発展させ、遭遇したことのない脅威を克服し、豊かな都市を営みつづけてきました。
この博物館は、アジアとの人・もの・文化の交流がつくってきた特色ある歴史と、そこに生きる人びとのくらしを、さまざまなかたちで発信しています。
出典:福岡市博物館公式ウェブサイト https://museum.city.fukuoka.jp/about/
現在,日本全体では人口が減少していますが,福岡市はいまも人口が増加し続けています。2023年8月現在の人口は160万人を超え,東京,大阪,名古屋,札幌に次ぐ都市圏を形成しています。市別の人口でも,横浜市,大阪市,名古屋市,札幌市に次ぐ5位です。今後も人口増加が見込まれており,非常に活気のある大都市です。
人口減少時代にもかかわらず,福岡市の人口が増えているのは,2010年から就任している高島宗一郎・福岡市長の手腕だと評価されています。高島宗一郎・福岡市長は,自ら都市作り哲学を書籍に著しています。
「福岡市長高島宗一郎の日本を最速で変える方法 」「福岡市を経営する」オススメします。
福岡市博物館の見どころ
福岡市からは,大阪とソウルが,東京と上海が,それぞれほぼ等距離で,古くから大陸や朝鮮半島との交流が盛んであった場所です。福岡市博物館は「FUKUOKA アジアに生きた都市と人びと」をテーマとしており,金印から始まり博多祇園山笠まで,福岡の歴史や文化を学ぶことができます。
中でも一番の見どころは,やはり金印でしょう。
金印とは
日本史で最初に出てくる年号は西暦57年です。弥生時代中期で,紀元1世紀です。弥生時代は食糧生産が始まった時代で,紀元前10世紀頃から紀元後3世紀中頃までを指します。3世紀半ば以降は前方後円墳が出現し古墳時代と呼ばれます。弥生時代にはまだ「日本」という国号はなく,中国や朝鮮は日本を「倭(わ)」と呼んでいました。8世紀前半完成の古事記や日本書紀では「倭(やまと)」として表記されています。
中国の後漢(西暦25年~220年)の歴史が書かれた後漢書は,後代の編纂で120巻もある歴史書です。その中の1つに東夷伝という巻があり、当時の日本の様子が記載されています。後漢書東夷伝として,日本史の授業で習った覚えがある人もいるのではないでしょうか。
武中元二年、倭の奴国、貢を奉じて朝賀す。使人自ら大夫と称す。倭国の極南海なり。光武、賜ふに印綬を以てす。安帝の永初元年、倭の国王帥升等、生口百六十人を献じ、請見を願ふ。桓霊の間、倭国大いに乱れ、更相攻伐して歴年主なし。
【現代語訳】西暦57年、倭の奴国王が貢ぎ物を持って挨拶にきた。その使者は自分の身分を大夫と称した。この奴国は倭の南の果てにある。光武帝は奴国に紐付きの印を与えた。西暦107年、倭国王の帥升等は、奴隷160人を献上し、皇帝にお目にかかりたいと願った。桓帝・霊帝の時代、倭国では平和が乱れ互いに激しく争い、長期間にわたり争いを統一する者がいなかった
出典:みちくさスタディ 『後漢書』東夷伝を簡単に分かりやすく解説! https://michikusa.biz/yayoi-matome/
江戸時代の1784年(天明4)年,現在の福岡市東区志賀島で金印が発見されました。農作業中に偶然発見されたようです。金印に刻まれた「漢委奴国王」の五つ文字から後漢書東夷伝に記載されている光武帝が奴国の王に与えた印綬(紐付き印)であると考えられました。
以降,金印は福岡藩主黒田家が保管してきました。1931年(昭和6年)に国宝に指定されました。1978年(昭和53年)に黒田家から福岡市に寄贈され福岡市博物館で展示されています。
福岡市博物館の周辺の見どころ
福岡市博物館の北側には,福岡タワーがあります。
福岡タワーは,福岡市博物館と同じく,1989年(平成元年)に開催された(アジア太平洋博覧会(通称:よかトピア))におけるモニュメントとして建設されました。福岡市と地元有力企業との共同出資による福岡タワー株式会社が運営しています。観光用の展望タワーであると同時に,電波塔でもあります。
福岡タワーは,正三角柱の形状をしており全長234mで海浜タワーとしては日本一の高さを誇り,外観は8000枚のハーフミラーで覆われています。頂上部が斜めに切った切断面があり福岡市の市章が象られています。
地上からエレベーターで約70秒の地上123mにある最上階の展望室からは,福岡の街並みや博多湾などを360度の大パノラマで一望できます。
特に福岡タワーからの夜景は「夜景100選」に選ばれており絶景です。
福岡タワーの北側はシーサイドももち海浜公園になっていて,大都会とは思えない美しい海岸が広がっています。福岡PayPayドームやヒルトン福岡シーホークも近くに見えます。公園中央には,レストランや結婚式場などがあるマリゾンという施設があり,おしゃれな雰囲気のビーチです。
福岡市博物館へのアクセス
福岡市博物館は,福岡県福岡市早良(さわら)区に位置しています。
自動車でのアクセス
福岡都市高速道路の百道(ももち)ランプから約1.0kmです。福岡都市高速道路は,九州自動車道の福岡インターチェンジおよび太宰府インターチェンジでつながっています。
福岡インターチェンジまでは,中国吹田インターチェンジから約590km,名神一宮インターチェンジから約750km,東名東京インターチェンジから約1,060kmです。
太宰府インターチェンジまでは,熊本インターチェンジから約91km,鹿児島インターチェンジから約266kmです。
レンタカーは,福岡空港,博多駅か天神エリアで借りるのがいいと思います。エアトリで,福岡空港,博多駅,天神エリアで借りられるレンタカーの格安料金を比較し,予約できます。
福岡市博物館には,大型バス10台,普通車250台が駐められる,無料の駐車場があります。
鉄道でのアクセス
公共交通機関では,福岡市営地下鉄・空港線の西新駅から約1.0kmです。西新駅までは,福岡市営地下鉄・空港線で,天神駅から約8分,博多駅から約14分,福岡空港駅から約19分です。
遠方からは,東海道・山陽新幹線や九州新幹線などでJR博多駅に行き,地下鉄に乗り換えます。
博多駅を発着する新幹線のチケットは,新幹線予約サイト【きっぷる】で,駅の窓口や自販機で並ばずに購入し,自宅や職場まで届けてくれます。近くにみどりの窓口があるJRの駅がない人にも,便利なサービスです。
バスでのアクセス
西鉄バスでは,天神地区および博多駅地区から,博物館南口バス停まで行くことができます。
福岡は,遠方から,多くの街と高速バスでつながっています。福岡への高速バスは,高速バス比較サイト【バスブックマーク】で,検索・予約できます。
飛行機でのアクセス
福岡空港が玄関口です。福岡空港にはANAやJALを始め多くの航空会社が就航しています。国際線もアジア路線を中心に多くのフライトがあります。
航空券は,ANAやJALの公式サイト,あるいは,ソラハピやエアトリなどの航空券価格比較サイトで申し込んでいる人が多いと思います。そこに一手間加えるだけで,現金化も可能なポイントが得られる方法があります。それが,ポイントサイトです。ポイントサイトとは,デジタルマーケティング手法のひとつで,フリーペーパーのデジタル版と考えればいいと思います。ポイントサイトに掲載されている広告を見てサービスを利用するとポイントがもらえます。いわゆるポイ活です。
ポイントサイトはたくさんありますが,オススメのポイントサイトは,東京証券取引所プライム市場上場の株式会社セレスが運営する,業界最大手で実績のあるモッピーです。
モッピーに載っている広告を経由して航空券を購入すると,モッピーのポイントが貯まります。モッピーのポイントは1ポイント1円相当で,銀行口座に振り込むことで現金化できますし,楽天ポイントやTポイントなどのポイントに交換することもできます。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードやJALなどのマイルにも交換できます。
以下のバナーからモッピーに入会すれば,ミッションクリアで今なら2,000ポイント獲得できます。入会に必要なのはPC用のメールアドレスだけですので,未入会の方は,まずは入会しておきましょう。筆者も,入会ボーナスキャンペーン2,000ポイントを獲得しました。もらえるポイントはもらっておきましょう。入会者の情報は筆者には一切知らされません。ご安心なさってください。この機会に是非どうぞ。
旅行費用に占める飛行機代は大きいと思います。当ブログでは,飛行機に乗らずにマイルを貯める陸マイラーの始め方を初心者向けに詳しくていねいに説明しています。貯めたマイルを使って特典航空券を使ってでおトクに旅ができますよ。「基礎知識」編から始まり,ANAとJALのそれぞれのマイルを貯める具体的な方法まで,詳しく説明しています。この機会に,陸マイラーを始めませんか。
陸マイラーを始めてみませんか?
-
陸マイラーの始め方陸マイラーの始め方「基礎知識」編【初心者向け】2024年12月最新版
自分で陸マイラーを試行錯誤をしながら続けていくなかで,誰も教えてくれない気がついたことや理解したことを基礎知識としてまとめてみました。初心者向けのマイルの貯め方を,初心者だから悩んでしまうポイントを踏 ...
続きを見る
福岡市博物館とその周辺のオススメの巡り方
福岡市博物館の中は,順路に沿って見学すればいいと思います。
福岡市博物館を出たら,北側の福岡タワー,さらに北のシーサイドももち海浜公園と順に巡るのがオススメです。
公共交通機関なら,福岡市営地下鉄・西新駅から,西南学院大学や福岡県有数の進学校・福岡県立修猷館高校があるサザエさん通りを歩いて福岡市博物館に行き,その後福岡タワー,シーサイドもももち海浜公園を巡り,福岡タワーバス停から天神地区や博多地区へバスで戻ることができます。
自動車の場合は,福岡市博物館の駐車場に駐めて一巡しましょう。
漫画家として初めて国民栄誉賞を受賞した長谷川町子(1920年(大正9年)- 1992年(平成4年))は,戦中戦後を福岡で過ごしました。1945年(昭和20年)頃に,長谷川町子は,百道(ももち)の海岸を散歩しながら「サザエさん」の登場人物サザエ,カツオ,ワカメなどの名前を発案しました。1946年(昭和21年),福岡の地方紙「夕刊フクニチ」で,「サザエさん」の連載が開始されました。
「サザエさん通り」の中程の,福岡市博物館に曲がる角にある磯野広場には「サザエさん発案の地記念碑」があります。
福岡市博物館を訪ねるための宿泊地
福岡市内に多くの宿泊施設があります。旅のスタイルに合わせて選べばいいと思います。
宿泊施設の予約をする際に,ポイントサイトを利用するとお得に泊まれることをご存じでしょうか?
楽天トラベルやじゃらんあるいはアゴダやエクスペディアなどの比較サイトに直接アクセスして予約するのはもったいないです。ポイントサイトを経由することで,さまざまな特典やキャッシュバックを受けられる可能性があります。
ポイントサイトとは,ウェブマーケティング手法のひとつで,フリーペーパーのオンライン版と考えればいいと思います。ポイントサイトに掲載されている広告を見てサービスを利用するとポイントがもらえます。このポイントは現金や他のポイントに交換できますし,さらに上手に使えば実質的な宿泊料金の節約が可能です。いわゆるポイ活です。
宿泊予約時にポイントサイトを利用する流れは,ポイントサイトに登録⇒ポイントサイト経由で宿泊予約サイトにアクセス⇒通常通り予約を完了⇒予約した宿泊施設に宿泊⇒ポイントを獲得⇒現金やマイルなどに交換,となります。
ポイントサイトを利用するなら,東京証券取引所プライム市場上場の株式会社セレスが運営する,業界最大手で実績のあるモッピーをオススメします。
じゃらん,アゴダ,ブッキングドットコム,エクスペディア,JTBなどで宿泊を予約する際に,モッピーを経由するだけで,モッピーのポイントが貯まります。モッピーのポイントは1ポイント1円相当で,銀行口座に振り込むことで現金化できますし,楽天ポイントやTポイントなどのポイントに交換することもできます。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードやJALなどのマイルにも交換できます。
下図の例の場合,50,000円の宿をじゃらんで予約し宿泊したら,じゃらんのポイントに加え,宿泊金額の3.0%となる1,500ポイント(1,500円相当)のモッピーのポイントがもらえます。ポイントの二重取りです。
楽天のサービスでは,楽天トラベルだけではなく,楽天市場でのショッピングや楽天カードの新規入会などで,楽天ポイントだけではなく,モッピーのポイントが貯まります。ポイントの二重取りです。
このようにポイントサイトを経由して買い物することを続けていくと,結構な額のポイントを貯めることができます。これがポイ活の威力です。
以下のバナーからモッピーに入会すれば,ミッションクリアで2,000ポイント獲得できます。入会に必要なのはPC用のメールアドレスだけですので,未入会の方は,まずは入会しておきましょう。筆者も,入会ボーナスキャンペーンで2,000ポイントを獲得しました。もらえるポイントはもらっておきましょう。入会者の情報は筆者には一切知らされません。ご安心なさってください。この機会に是非どうぞ。
福岡市博物館を訪ねる旅で食べたい食事
福岡には美味しい食べ物がたくさんあります。
お土産の定番・辛子明太子,白濁スープと極細麺の博多豚骨ラーメン,全国区になったもつ鍋,鶏の旨みが溶け込んだ水炊き,ゴマサバを初めとする玄界灘の海産物,やわやわが特徴の博多うどん,パリパリの鶏皮が何本でも食べられそうな焼鳥など,美味しいものが本当にたくさんあります。
飲食店も,ミシュランの星付きの高級店から,店主や常連客とのコミュニケーションが楽しい屋台まで,多種多様なお店が揃っています。好みに応じて楽しみましょう。
小腹が空いたら,元祖ムツゴロウのむっちゃん万十はいかがでしょうか。ムツゴロウの形をした生地にいろいろな具材を挟んで焼き上げたむっちゃん万十は福岡のソウルフードです。大人気の具材がハムエッグです。
福岡市博物館の最寄り駅である福岡市営地下鉄・西新駅の4-A出口のすぐそばに西新店があります。現在福岡県を中心に19店舗展開中ですので,福岡の別の地域でも購入できます。
福岡市博物館を含めた旅行プランの作り方
ルート作成の考え方
福岡市博物館の観覧には1時間程度は見ておきましょう。福岡市博物館,福岡タワー,シーサイドももち海浜公園で半日程度を見ておけばゆったり回れると思います。
午前中に回って午後は別の場所にいくことができます。別の場所を回って午後に来る場合は,最後を福岡タワーにすると夕景・夜景を楽しむことができます。
福岡には見どころがたくさんあるので,日程や予算,好みなどに応じて,多様な旅行ルートが可能です。ここでは金印にちなむ場所を巡るルート案を示します。
ルート例①:金印発見地を訪ねる志賀島ルート
金印が発見された志賀島を訪ねるルートです。
午前中に福岡市博物館とその周辺を散策し,午後から志賀島に行くルートです。逆ルートも可能です。
志賀島は,島と名が付いていますが,海の中道という砂州で九州本土とつながっています。海の中道は「うみなか」とも呼ばれるリゾート地で,水族館・マリンワールド海の中道,自然豊かな国営海の中道海浜公園、リゾートホテル・ザ・ルイガンズ スパ&リゾートなどの施設が点在しています。
古代の金印と現代のリゾートとの組み合わせが面白いルートです。
志賀島の金印が発見されたと伝えられている場所は金印公園として整備されており,公園の入口には「漢委奴國王金印発光之処」の記念碑が建ち,展望広場には金印をかたどったモニュメントと実物大の金印のレプリカが置かれています。金印公園は,小高い丘の上にあるため能古島や博多湾が一望でき,素敵な景色が楽しめます。
福岡市博物館から志賀島に行くには,自動車の場合は,福岡都市高速道路の百道ランプから入り,アイランドシティ線の終点・アイランドシティランプで出て,海の中道大橋を渡り,海の中道をドライブしましょう。砂州の北側の玄界灘側の砂浜沿いを走る区間もあるので,青い海を眺めながらの素敵な雰囲気が楽しめるでしょう。
志賀島には,福岡市を一望できる展望台がある潮見公園,海の底、中、表を守る御祭神「綿津見三神」を祀るパワースポット志賀海神社,など見どころがたくさんあります。レンタサイクルやEVスクーター「ラクすく」などもあります。
公共交通機関の場合は,JR,バス,船で志賀島に行くことができます。
JRの場合は,博多駅から鹿児島本線で約11分で香椎駅に着き,香椎駅からは香椎線で終点・西戸崎駅で降り,西戸崎駅前バス停から西鉄バスで金印塚バス停下車すぐです。バスの本数が少ないので注意しましょう。
船の場合は,天神または博多駅からバスで博多ふ頭に行き(天神から約15分,博多駅から約10分),福岡市営渡船で博多ふ頭から志賀島まで約28分です。志賀島バス停から西鉄バスに乗りで金印塚バス停すぐです。
福岡市博物館との組み合わせでは,シーサイドももち海浜公園のマリゾンから,安田産業汽船の博多湾内航路(うみなかライン)で海の中道に行くことができます。海の中道からJR香椎線で西戸崎駅,西戸崎駅前バス停から西鉄バスで金印塚バス停下車すぐです。いったん天神は博多駅に戻るよりも早い場合もあると思いますし,乗り物に変化があり,楽しいルートだと思います。
ルート例②:奴国・伊都国を巡る魏志倭人伝ルート
奴国があったとされる春日市と伊都国があったとされれる糸島市を巡るルートです。
福岡市中心部からは方向が違うので,先に糸島市に行ってから少し戻って,福岡市博物館とその周辺でランチを含めて散策し,最後に春日市を訪れるのがオススメです。逆ルートも可能です。宿泊地や次の目的地に応じて,アレンジしましょう。
魏志倭人伝では,対馬・壱岐を経由して北部九州の末虜国に到るとあり,次に「東南に陸行すること五百里にして、伊都国に到る。千余戸有り」,さらに「東南して奴国にいたるには百里、二万余戸有り」とあります。
金印を与えられた奴国の中心とされる須玖岡本遺跡(すぐおかもといせき)は,現在の福岡県春日市にあります。須玖岡本遺跡は,奴国王墓や王族墓などがあり,1986年(昭和61年)に国の史跡に指定されました。奴国の丘歴史資料館と奴国の丘歴史公園があります。
福岡市博物館から奴国の丘歴史資料館までは,自動車であれば約20kmで,福岡都市高速道路・百道ランプから入り,内回りで野多目ランプから約3.2km,または外回りで板付ランプから約2.6kmです。駐車場は22台分あり無料です。公共交通機関の場合は,バスまたは地下鉄で博多駅に行き,博多駅からJR鹿児島本線で約6分で南福岡駅に着きます。南福岡駅からは約1.3kmです。
伊都国は,現在の福岡県糸島市と福岡県福岡市西区にまたがる地域あり,中心は三雲・井原遺跡群や曽根遺跡群の一帯と特定されています。曽根遺跡群には国の史跡でもある平原遺跡(ひらばるいせき)があり,平原遺跡1号墓出土品の一部は「福岡県平原方形周溝墓出土品」の名称で国宝に指定されています。
伊都国歴史博物館には。国宝に指定された平原遺跡から出土された銅鏡や勾玉などの多数の出土品や遺跡の発掘時の復元模型などが展示されています。
福岡市博物館から伊都国歴史博物館までは,自動車であれば約18kmで,福岡都市高速道路・百道ランプから入り,西九州自動車道福岡前原道路・今宿インターチェンジから約7kmです。駐車場は80台分あります。公共交通機関の場合は,地下鉄・空港線の西新駅から約5分で姪浜駅に着き,姪浜駅からJR筑肥線で約12分で周船寺(すせんじ)駅に着きます。地下鉄からJR筑肥線の直通運転の電車もあります。周船寺駅バス停からコミュニティバスはまぼう号の川原線で約11分で伊都国歴史博物館バス停に着きます。
旅行業界に興味があれば,国家資格「総合旅行業務取扱管理者」を取得してみませんか。約3ヶ月の独学で国家資格「総合旅行業務取扱管理者」に一発合格した野兎八兵衛が,その勉強法をお話しします。旅行者としても,知っておいて損しない知識が得られますよ。この機会に挑戦してみませんか。
旅行業界に興味があれば是非
-
総合旅行業務取扱管理者総合旅行業務取扱管理者試験の基礎知識と勉強法
総合旅行業務取扱管理者試験の基礎知識と独学での勉強法が分かりますよ。旅行業界で働く人はもちろん,旅好きの人もチャレンジしてみませんか。 総合旅行業務取扱管理者とは 旅行業務取扱管理者は,旅行業界で唯一 ...
続きを見る
福岡市博物館を旅するための基礎データ,オススメのガイドブック
福岡市博物館を旅するための基礎データ
福岡市博物館の基礎データは以下です。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 福岡市博物館 |
郵便番号 | 814-0001 |
住所 | 福岡市早良区百道浜3丁目1-1 |
電話番号 | 092-845-5011 |
公式ウェブサイト | https://museum.city.fukuoka.jp/ |
公式X (旧twitter) | https://twitter.com/fukuokaC_museum |
福岡市博物館を旅するためのオススメのガイドブック
インターネットで検索すれば最新の情報が得られますが,旅にはガイドブックがあった方がいいと思います。やはり手元にまとまった情報があるのは安心です。必要に応じてインターネットで最新の情報を補完しましょう。
国内旅行のガイドブックを発行している会社は,株式会社昭文社,株式会社JTBパブリッシング,株式会社地球の歩き方などが大手です。
地図を得意とする旺文社は,まっぷる,ことりっぷ,COLOR+,山と高原地図,ツーリングマップルなどを発行しています。まっぷるは旺文社が得意とする地図に優位性があると言われています。ことりっぷは,国内版は「週末に行く小さな贅沢、自分だけの旅」をコンセプトとした”旅好きの女性が週末に行く、2泊3日の小さな旅を提案する国内ガイドブック”(ことりっぷサイト)です。
旅行代理店国内最大手の株式会社JTBの子会社であるJTBパブリッシングはるるぶ,楽々,ココミル,ララチッタ,時刻表などを発行しています。るるぶは「見る」「食べる」「遊ぶ」の最後の文字を組み合わせた誌名からして幅広い情報に優れているとされています。
まとめ
- 福岡市博物館の観覧には,1時間程度は確保しておこう
- サザエさん通りを通って,福岡市博物館ー福岡タワーーシーサイドももち海浜公園を巡るルートがオススメ
- 福岡周辺には見どころが多数あるので,日程や予算,好みなどに応じて,多様な旅行ルートが可能
- 金印が発見された志賀島を訪れる際には海の中道のリゾート感との組み合わせが楽しい
- 奴国・伊都国を巡る魏志倭人伝ルートも面白い
福岡市博物館とその周辺の見どころを案内し,福岡市博物館を含めた旅行プランの作り方を説明しました。
旅する際には,最新の情報を確認しましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!