野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。総合旅行業務取扱管理者を独学で一発合格しました。総合旅行業務取扱管理者試験の「国内旅行実務」について,受験対策とオススメの勉強法を説明します。
本記事の内容
- 「国内旅行実務」の配点と対策
- 「国内旅行実務」のオススメ勉強法
独学で「国内旅行実務」を勉強する際の参考になると思いますよ。
「国内旅行実務」の配点と対策
総合旅行業務取扱管理者試験においては,「国内旅行実務」の配点は,運賃・料金・実務が12問×5点=60点,国内観光資源が20問×2点=40点,合計100点です。
特にJRの運賃と料金を確実に理解し計算できるようになっておくことが絶対に必要です。ややこしいですが,練習問題や過去問をいくつも解いて,しっかり理解しましょう。ルールを理解すれば確実に得点できると思います。
教科書は1冊でいいと思います。筆者はユーキャンの速習レッスンを選びました。必要十分な内容で分かりやすくオススメです。複数の教科書を読むのではなく,1冊を何度も読むことをオススメします。
「国内旅行実務」のオススメ勉強法
JRの料金・運賃のオススメ勉強法
JRの料金・運賃のオススメ勉強法は,時刻表を読むことです。
時刻表には,JRの運賃・特急料金早見表,運賃計算のルール,運賃計算の方法などが記載されています。時刻表の読み方もよく出題されますので,記号なども覚えておく必要があります。
実は,時刻表は,鉄道の時刻表だけではなく,長距離フェリーや国際航路,定期観光バス,国内線の航空ダイヤなども記載されており,情報が非常に豊富です。読んでいるだけで,いろいろな気づきが得られ勉強になると共に,旅気分も盛り上がってきます。
そのうえで,練習問題と過去問を解けば,理解が進み,計算するときに注意すべきことが頭に入ると思います。
時刻表は,鉄道オタクのひとつジャンルとして「時刻表鉄」と呼ばれる領域があるくらい,奥の深い世界です。総合旅行業務取扱管理者試験においては,基本的な知識を身につけておけば十分だと思います。
計算を含む演習問題であるJRの運賃・料金計算は,数をこなして,確実に解けるようにしておく必要があります。
筆者は,教科書とは異なる出版社である大原の標準トレーニング問題集を使いました。解けない問題は3回繰り返し,記憶の定着化を図りました。問題集には解答の正誤を記入する四角の欄が3つ設けられているので,役に立ちました。
「旅行業務取扱管理者試験 標準トレーニング問題集 1観光地理<国内・海外> 」「旅行業務取扱管理者試験 標準トレーニング問題集 3国内旅行実務」オススメです。
国内航空運賃・料金のオススメ勉強法
国内航空運賃は,JALとANAで異なりますので,両社の仕組みを理解することが必要です。特にJALは2023年4月12日搭乗分から運賃制度が大きく変更になっています。しっかり理解しましょう。
オススメの勉強法は,JALとANAのウェブサイトを読み込むことです。
JALのウェブサイトでは,「運賃一覧」のページから,運賃の種類,クラス,割引制度,航空券の予約・発売,購入期限,有効期限,取消,払戻などを調べておきましょう。
ANAのウェブサイトでは「はじめてのANAウェブサイト」のページから,運賃一覧,航空券の予約,変更,払戻,支払などを調べておきましょう。
実際に旅に出るつもりで,航空券を予約したりキャンセルや変更したりすることをイメージしながら調べると,覚えやすいと思います。
そのうえで,練習問題や過去問を解いて,記憶を確実なものとしましょう。
国内観光資源のオススメ勉強法
国内観光資源は範囲が広く勉強が難しいです。
最良の勉強法は実際に旅に出ることですが,全国をくまなく回るには時間もお金もかかります。可能な範囲で各地を回ってみましょう。
当ブログでは,陸マイラーの始め方も掲載しています。初心者向けにていねいにわかりやすく説明しています。マイルを貯めて,旅にでませんか。
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まずは,教科書に載っている観光資源の情報をしっかり覚えることですが,単純に記憶することは,ある意味苦痛ですよね。
分野ごと(世界遺産,国立公園,自然景観,神社仏閣,郷土料理,芸術文学,観光施設,祭礼など)に覚えるのではなく,地域ごと(都道府県など)に覚えることを強くオススメします。これは,地理,歴史,文化,産業などは互いに連携し影響を与え合っているからです。隣接する地域間の違いや類似性にも気がつくと思います。
そのためには,新聞のツアー広告,テレビの旅番組やクイズ番組・グルメ番組などで,日常的に日本各地の情報に触れておくことをオススメします。
ツアーを調べるのも有効な勉強方法だと思います。以下のサイトなどを参考にして,どの観光施設をどういうルートで巡るのか,滞在時間はどれくらいか,どのような食事が提供されるのか,などを調べてみましょう。観光資源に関して多くの情報が得られます。旅行業務取扱管理者の視点でツアーに参加してみると気づくことも多いかもしれません。筆者もツアー情報はよく見ました。
参考書としては地図帳がオススメです。そもそも地図が頭に入っていないと,旅することができません。知らない地名などが出てきたら地図帳で確認することを習慣づけしましょう。地図帳はできる限り情報が多いものをオススメします。高校の地理の授業で使用するレベルのものを用意しましょう。
地図帳を眺めているだけで,ここに行ってみたいという気持ちが出てくるのではないでしょうか。そうしたら,そこへの行き方,過ごし方,必要となる日数,費用などを調べていくと,試験に必要な諸々の知識が自然と身につくはずです。
まとめ
- JRの運賃・料金は時刻表を参考にして,練習問題や過去問を解いて,確実に自分のものとしよう
- 国内航空運賃は,JALとANAの違いを理解し記憶しよう
- 国内観光資源は,日常的に日本各地の情報に触れ,地図帳を元に覚えよう
- 単に観光情報を覚えるのではなく,そこを旅するための,旅程,宿泊,費用などをシミュレーションすることで,旅行全体関する知識を身につけよう
総合旅行業務取扱管理者試験に独学で一発合格した野兎八兵衛が,総合旅行業務取扱管理者試験のうち「国内旅行実務」について,受験対策を解説し,オススメの勉強法をご紹介しました。
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自分が旅に出るつもりで楽しく勉強しましょう。
受験者の皆さまのご健闘を祈ります。
最後までご覧いただき,ありがとうございました。良い旅を!