

こんにちは。野兎八兵衛(のうさぎ はちべえ)です。
国家資格を持つ旅行のプロとして、陸マイラー初心者が陥りがちな失敗やリスクを避けながら、安全に陸マイラー活動を始めるための「王道」を徹底解説します。
この「陸マイラーの始め方」シリーズでは、知識ゼロからでも迷わず始められるよう、全12本の記事を
「共通の土台」→「分岐」→「ANAルート」→「JALルート」
という流れで体系的に整理しました。
本業や日々の暮らしを大切にしながら、家族で毎年旅行に行けるレベルのマイルを、無理なく着実に貯め続ける。
一攫千金を狙うのではなく、コツコツと楽しみながら積み上げていく。
そんな堅実で再現性の高い陸マイラー活動を、ここから一緒に始めていきましょう。
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目次
まず整える:ANAマイルが貯まる「生活基盤」の作り方
陸マイラーの始め方の全体像とステップ構成
当サイトでは、陸マイラーをこれから始める方に向けて、必要な知識と実践方法を段階的に解説しています。
「陸マイラーの始め方」シリーズは、全12本の記事で構成しています。
まずはANA・JALに共通する基礎を押さえ、そのうえで、自分に合う航空会社を選び、ANAマイル・JALマイルそれぞれの具体的な貯め方へ進む流れです。
全体の構成は、以下の通りです。
【第1部 共通の土台】
基礎知識編:陸マイラーの活動の全体像、マイルを貯める3つの方法、効率的に貯める基本戦略など、始める前に知っておきたい基礎知識を整理します。
心の準備編:陸マイラーとして活動するうえでの心構え、目標設定の重要性、マイルの価値の考え方など、長く無理なく続けるための考え方を解説します。
お金の準備編:陸マイラーを始める前に確認しておきたい資金面の考え方、必要な支出の目安、無理のない貯め方の注意点を解説します。
【第2部 分岐の入口】
ANAとJAL、どちらから始めるべきか編:ANAマイルとJALマイルの貯めやすさ、使いやすさ、向いている人の違いを比較し、初心者がどちらから始めるべきかを整理します。
【第3部 ANAマイルを貯める実践編】
ANAマイル最初に貯めるポイント編:ANAマイルを効率よく貯めるために、初心者が最初に貯めるべきポイントと、ポイントサイトの活用方針を解説します。
ANA交換ルート詳細編:ポイントサイトなどで貯めたポイントをANAマイルへ交換する主要ルートについて、交換率、必要なカード、向いている人を詳しく整理します。
ANAクレジットカード編:ANAマイルを貯めるうえで必要になるクレジットカードの役割、カード選びの考え方、メインカードとサブカードの組み方を解説します。
ANAマイル生活実践編(本記事):日々の生活費、固定費、ネット通販、高額支出、旅行・出張などをANAマイル獲得につなげる具体的な実践方法を解説します。
【第4部 JALマイルを貯める実践編】
JALマイル最初に貯めるポイント編:JALマイルを効率よく貯めるために、初心者が最初に意識したいポイントサイト、共通ポイント、JALカードの基本方針を解説します。
JALマイル交換ルート・キャンペーン詳細編:Pontaポイント、楽天ポイント、永久不滅ポイント、TOKYU POINTなどからJALマイルへ交換するルートや、レートアップキャンペーンの活用方法を解説します。
JALクレジットカード編:JALカードを中心に、ショッピングマイル・プレミアム、JALカード特約店、JMB WAONなど、JALマイルを貯めるためのカード戦略を整理します。
JALマイル生活実践編:日常の買い物、固定費、ネット通販、旅行・出張、高額決済などをJALマイル獲得につなげる具体的な実践方法を解説します。
本記事を含む「陸マイラーの始め方」シリーズは、単にマイルを貯めるテクニックを紹介するだけではなく、初心者の方が無理なく、安全に、長く続けられるように設計しています。
まずは共通の基礎を押さえたうえで、ANAマイルを中心に貯めるのか、JALマイルを中心に貯めるのかを決め、自分に合ったルートで読み進めてみてください。

マイル倍率の基本:「特約店」「モール」「加盟店」の違いと考え方
支出先を3つに分類して「マイル倍率」を意図的に取りに行く
ANAマイルを効率よく獲得する鍵は、支出先を、ANAカードマイルプラス(特約店)、ANAマイレージモール(経由)、共通ポイント等の加盟店(ポイント中継)の3つに分類し、倍率が上がる場所では必ず取りに行くことです。
- 特約店:ANAカードマイルプラス(=対象店で“支払うだけ”でマイル上乗せ)
- モール:ANAマイレージモール(=ネット購入の“入口=経由”でマイル上乗せ)
- 加盟店:店舗独自ポイントや共通ポイントが貯まりやすい店・支払い先
同じ1万円でも「どこで・何を経由して・何で払うか」で差がつく
同じ1万円の支払いでも、どこで・何を経由して・何で支払うかによって、最終的に得られるマイル数は大きく変わります。
たとえば、特約店でANAカードを使うと「通常のカード決済分」にマイルが追加で上乗せされることがあり、ネット購入ではモールを経由するだけで追加マイルが別枠で付与されます。
これらを混同すると、「特約店なのに通常の支払いだけで終わる」「モール経由を忘れてゼロ加算になる」といった取りこぼしが発生します。
同じ金額を支払うなら、自ら倍率を取りに行けるお店や手法を意図的に選ぶことが、陸マイラーとして成功するための鉄則です。
実践ルール:街は“対象店優先”、ネットは“必ず経由”で取りこぼしゼロへ
考え方はシンプルです。
街で買い物をするなら「ANAカードマイルプラス(特約店)」を優先し、ネットで買い物をするなら「必ずANAマイレージモールを経由」する。これらの対象外であれば、共通ポイントが貯まる加盟店を利用する。これを習慣化できれば、同じ生活費でもマイルの貯まるスピードが変わります。
街の買い物は「ANAカードマイルプラス(特約店)」を優先する
「ANAカードマイルプラス(特約店)」は、対象となる実店舗やネットショップでANAカードで決済するだけで、通常のクレジットカードのポイント(=カード基本付与)に加えて、追加のマイルが上乗せされる仕組みです。
例えば、セブン-イレブンやマツモトキヨシなどの対象店舗では、事前のエントリーなどは一切不要です。いつものANAカードで決済するだけで、通常のクレジットカードのポイントとは別に、100円または200円につき1マイルが自動的に上乗せ(マイルが2倍〜3倍に)されます。対象店舗では必ずANAカードで支払うよう統一することで、取りこぼしを防げます。
上乗せの目安は、店舗により100円または200円につき1マイルなど(条件は店ごとに異なる)で、原則として特別な操作(“経由”)が不要なのが強みです。
ここで注意したいのは、「マイルが2倍・3倍」と断定するよりも、“通常分に加えて追加マイルが付く(別枠で増える)”と捉えることです。カードの基本付与率はカード種別やコース設定で変わるため、上乗せ分と合算した“合計倍率”は人によって変動します。
ネットの買い物は「ANAマイレージモール」を経由する
「ANAマイレージモール」は、ネットショッピングの際に購入前にモールを経由するだけで、追加のマイルが貯まるANA公式サービスです。
ネット通販を利用する際は、直接ショップのサイトを開くのではなく、「ANAマイレージモール」を経由するだけでマイルが追加付与されます。オンライン購入の入口を変えるだけで、強力なマイルの二重取り・三重取りが可能になり、年間で見ると圧倒的な差を生み出します。
また、条件が合えば「クレジットカード決済分」+「店舗独自ポイント(例:楽天ポイント等)」+「モール経由分のマイル」という形で、二重取り/三重取りが狙えます(ただし、ポイント付与対象外・アプリ購入・クーポン併用条件など、店ごとの注意点は要確認です)。
分類で迷いを消し、支払いの「軸」を作る
「街で買い物をするならANAカードマイルプラス(特約店)を優先する」「ネットで買い物をするなら必ずANAマイレージモールを経由する」「共通ポイントの取りやすい店舗を利用する」の3点を、まず頭の中で切り分けてください。
ここが整理できると、次章以降で述べる具体的な固定費・買い物・ネットなどにおいて、どこに力点を置くべきかが明確になり、迷いが減ります。この3つの違いをしっかりと頭に入れ、日々の支出先をコントロールしていきましょう。
還元率の計算式:初心者向け、損しないための基本ルール
還元率は「実質」で比較できれば、取りこぼしが激減する
マイルを貯める上で、クレジットカードや決済サービスの「還元率」を正しく計算し、比較できるようになることは、損を避けるための必須スキルです。
初心者がまず持つべき物差しは、複雑な数式ではなく、実質還元率=(もらえる価値)÷(支払額)という考え方です。
ここで重要なのは、手数料・条件・上限(キャンペーン上限)まで含めて判断することが重要です。表面上の数字だけで選ぶと、意外と“得していない”ことが起こります。
「ポイント還元率」と「マイル還元率」は別物
「ポイント還元率1%」と「マイル還元率1%」は価値が同じとは限らないからです。
よく「100円で1ポイント貯まるから還元率1%でお得!」と単純に考えがちですが、そのポイントが「最終的に何ANAマイルに交換できるのか」という交換レートまで含めて計算しなければ、本当の還元率は見えてきません。
- マイル還元率(%)= ポイント還元率(%) × 100 × 交換レート(%)
また、陸マイラー界隈では「◯%還元」「倍率◯倍」といった言葉が先行しやすい一方、実際の得は最終的に手元に残る価値で決まります。
特に税金など一部の支払いは決済手数料がかかることがあり、表面上の還元率だけで飛びつくと手数料負け(実質マイナス)になり得ます。また、キャンペーンには上限があり、「思ったほど付与されない」ケースもあるため、比較は必ず実質ベースで行うのが肝要です。

たとえば、「100円の利用で1ポイント貯まり、その1ポイントが1円として使えるカード」のポイント還元率は1%です。しかし、ANAマイルに交換する際「2ポイント=1マイル」になる仕様だった場合、100円で0.5マイルしか貯まらないため、実質的な「マイル還元率は0.5%」に半減してしまいます。
また、たとえば、1万円の支払いで100ポイント(1%)が付与され、さらにモール経由で200ポイント(2%)が上乗せされる合計3%還元のルートがあったとします。しかし、クレジットカード払いで決済手数料が300円かかる場合、せっかく300円相当のポイントを得ても差し引きゼロになります。これでは意味がありません。
注意点:1マイルの価値は「使い方」で大きく変わる
ANAマイルは、特典航空券に交換することで1マイルの価値が2円、3円以上、ビジネスクラス以上になれば5円〜10円以上に跳ね上がることもあります(路線・時期で変動)。
ただし、価値は路線・時期・空席状況・必要マイル数などで変動するため、初心者のうちは、保守的に1マイル=2円を基準として考えるのが無難です。
マイル還元率1%のクレジットカードよりも、汎用ポイントよりマイルの方が有利になるケースがあるのは事実ですが、必ずしも常にそうとは限りません。
だからこそ、「マイル還元率」と「使い方(1マイル価値)」を分けて考えるのが、損をしない基本姿勢になります。
還元率は“表示”ではなく“実質”で見るのが鉄則
したがって、決済手段を選ぶ際は「表面上のポイント付与率」に惑わされず、「最終的にANAマイルに交換したとき、100円あたり何マイルになるのか(=マイル還元率)」を計算するクセをつけましょう。
マイル還元率1%を基本基準とし、初心者のうちは「まずは手数料負けしない」「条件を満たせる範囲で確実に取る」という安全なルートを選ぶのがおすすめです。
まずはここから:今日やることチェックリスト(先出し)
知識を「行動」に変える!現状の支払い設定を把握する
本記事の具体的なノウハウを読み進める前に、まずはあなた自身の現在の「支払い状況」を正確に把握し、今日からすぐに見直すべき項目をリストアップした「今日やることチェックリスト」を確認しましょう。
陸マイラーの成功は「知っていること」より「やること」
なぜ、具体的な解説に入る前のこのタイミングでチェックリストを先出しするのでしょうか?それは、陸マイラー活動において最も重要なのが「知識を得ること」ではなく、「実際に行動に移すこと(=決済の設定を変更すること)」だからです。
どんなにお得な還元ルートや特約店の仕組みを知っていても、記事を最後まで読んで「なるほど、後でやろう」と放置してしまえば、ANAマイルは1マイルも増えません。最初にゴール(今日やるべき具体的なアクション)を明確にしておくことで、記事を読みながら並行して自分の生活基盤を改善していくことができるのです。
マイルの取りこぼしを防ぐ5つのチェック項目
以下の5つの項目に目を通し、ご自身の現状がどれくらい達成できているか(すでに設定済みか)をチェックしてください。
- 【 】 メインのANAカードが、財布の最も取り出しやすい位置に入っている
- 【 】 電気、ガス、水道などの「固定費」は、銀行引き落としではなくANAカード払いに設定済みである
- 【 】 スマホ代やインターネット回線などの「通信費」も、ANAカード決済になっている
- 【 】 よく行くスーパーやコンビニで、一番マイルが貯まる支払い方法を把握している
- 【 】 ネットショッピングを利用する際、必ず「ANAマイレージモール」を経由する習慣がついている
この中でチェックがつかない(=できていない)項目があれば、そこがあなたの「マイルの取りこぼしポイント」です。
例えば、毎月合計2万円の水道光熱費を、口座引き落としやコンビニでの振込用紙払いにしたまま放置しているとしましょう。マイル還元率1%のANAカードに切り替えるだけで毎月200マイル、年間で2,400マイルが「毎月何もしなくても」貯まるはずです。しかし、最初のカード登録設定を面倒くさがってやらないだけで、毎年そのマイルをドブに捨て続けているのと同じことになります。
今日の目標はこのリストを「すべて達成」にすること
まずは、このチェックリストの項目を「すべてチェック済み」にすることが、本記事の最大の目標です。
これから続く具体的な「インフラ構築」や「固定費の見直し」のステップを読みながら、ぜひスマホやパソコンの別画面を開き、いますぐ支払い設定の切り替え作業を始めていきましょう。今日ほんの少しの手間をかけて生活基盤を整えるだけで、明日からの何気ない日常が、自動的にANAマイルを生み出す「マイル製造機」へと生まれ変わります。
インフラ構築:生活の「資金ルート」をマイル獲得導線にする
ANAマイルを“生活の中で安定的に貯める”ためには、店舗やキャンペーン以前に、まず家計のインフラ(お金の流れ)を整える必要があります。インフラとは、給与の受け取りからクレジットカードの引き落とし、そして様々な場所で貯まったポイントをANAマイルに集約する合流地点までの導線のことです。この導線を一度整えてしまえば、取りこぼしが減り、マイルが自動的に貯まり続けるようになります。
銀行口座×引落口座の設計:家計を自動化して“勝手に貯まる”状態にする
「どのクレジットカードをメインにするか」「初心者は何枚揃えるべきか」で迷ったら、先に、ANAマイルを貯めるクレジットカード編で“最初の型”を確認してから、この章の設定に進むのが最短です。
口座は「役割分担」+「引落の集中」で自動化する
銀行口座は増やすほど管理が難しくなるため、基本は役割を決めて最小限に絞り、クレジットカードの引落口座を集中させるのが正解です。
陸マイラーの家計設計で重要なのは、節約テクニックよりも、支払いを“同じ導線”に乗せ続けることです。これができると、固定費も日常の買い物も同じ導線で処理でき、ポイントが分散しにくくなります。
分散は「取りこぼし」と「継続失敗」を呼ぶ
理由は3つあります。
第一に、引落口座がバラバラだと明細確認が面倒になり、支出の把握が遅れて改善が進みません。
第二に、支払い手段が分散するとポイントも分散し、ANAへの交換に必要な単位まで育ちにくくなります。
第三に、口座やカードが増えると、キャンペーン条件・付与タイミング・対象外の確認が追いつかず、結果として「もらえるはずのもの」を落としやすくなります。
つまり、家計インフラは増やすほど強くなるのではなく絞るほど強くなるのです。
おすすめの口座設計(初心者向け・最小構成)
初心者におすすめなのは、次の2〜3口座で役割を分ける設計です。
- メイン口座(給与受取・生活費の母艦):給与が入り、カード引落の原資を置く口座
- 引落口座(カードの引落集中):クレジットカードの引落をまとめる口座(メイン口座と同一がシンプル)
- サブ口座(貯蓄・積立・予備費):生活費と混ぜない“別財布”として運用(なくても構わないが、リスク分散のためにあった方がいい)
家計は「自動化できる部分」から固めるほど強い
口座設計は“最適解”を追うより、自分が迷わず運用できるシンプルさが最重要です。
まずは給与などの「資金の入り口」と、クレジットカード引き落としなどの「出口」を、固定しましょう。一度設定してしまえば、日々の生活を送るだけで勝手にマイルが貯まるインフラが完成します。
入口と出口の口座が異なる場合は、口座残高の不足を防ぐために、給与日直後に一定額を引落口座へ移す(または自動振替する)ルールを作ると、運用が崩れません。
引落を集中し、固定費を寄せ、月1回のチェックを回せるようになると、以降の章で解説する施策(税金・ネット・高単価決済など)がすべて効くインフラになります。
ポイント中継地点の確立:交換ルートを事前に確認する
ポイント中継地点(ハブ)を決める前に、まず「どのポイントから、どのルートでANAマイルへ交換するのが高レートか」を押さえておきましょう。交換ルートの全体像と、必要なカード/交換レートの考え方は、ANAマイルを貯めるために貯めるポイント編で体系的に整理しています。
ANAマイルから逆算して中継地点を準備する
ポイントは闇雲に集めるのではなく、最終的にANAマイルに交換する中継地点(ハブ)を決めて固定するのが、インフラ整備です。同じ還元率でも、交換ルートが弱い(交換できない・レートが悪い・上限が低い)と、マイルとしての成果が伸びません。だからこそ、最初に「このポイントは最終的にANAへ行けるのか」を確認し、集約先を準備しておく必要があります。
中継地点がないと、ポイントが「眠る」か「目減り」する
理由は明確で、中継地点が曖昧だとポイントが複数サービスに散らばり、交換に必要な最低単位まで到達しにくくなるからです。
また、ポイントは有効期限がある場合があり、気づいたときには失効していることもあります。
さらに、ANAマイルへの交換はルートによって交換レートや交換が反映されるまでの時間、交換上限が異なります。
つまり、中継地点の設計は、「どこで貯めるか」より先に整えるべき損失を防ぐ設計です。
中継地点を決めるときのチェック項目と、ANAマイル向けおすすめ中継地点
中継地点(ハブ)を決めるときは、次の観点で事前に確認してください。
- ANAマイルに交換できるか:直接 or 何段階か
- 交換レート:ポイント→マイルで目減りしないか/条件で改善するか
- 交換の最低単位・上限:小額でも交換できるか/上限が低すぎないか
- 反映スピード:急ぎで使う場合に間に合うか
- 有効期限:失効リスクがないか)
たとえば、日常の決済で貯まるポイントを1〜2種類に絞り、そこからANAへ交換するルートを固定すると、「どの支払いをどこへ寄せるべきか」が判断しやすくなります。逆に、店舗ごとに別々のポイントを追うと、残高が散って交換できず、結果として“還元を活かせない”状態になりがちです。
ANAマイルへの交換ルートは時期によって最適なものが変化しますが、インフラとして準備しておきたいのが以下のポイントです。
- ポイント交換サイトのアカウント開設: 「ドットマネー(.money)」や「PeX」といったポイント交換専門サイトのアカウントは必須です。これらは様々なポイントサイトで貯めたポイントを一つにまとめる「ハブ空港」のような役割を果たします。
- Vポイントの集約設定: 三井住友カードなどで貯まるVポイントは、ANAマイルへの移行において非常に優秀な中継ポイントになります。Vポイントをスムーズに移行できるよう、Vpassアプリなどでの紐付けを完了させておきましょう。
- 高レート交換ルートに必要なカードの発行: 新定番となる三井住友Vポイントルートなど、ANAマイルに交換するまでに特定のクレジットカードが中継地点として必要になります。
中継地点の確立は「買う前・払う前」にやる
ポイント中継地点の確立は、最初の設定で勝負が決まります。支払いを始めてからルートを確認すると、すでにポイントが散って取り返しがつきません。
「ANAマイルへ行ける中継地点を固定→支払いをそこへ寄せる→定期的に交換する」という流れを先に作っておけば、あとは生活しているだけでマイルが積み上がります。
▼この章で迷いやすい2点(カード選び/交換ルート)は、次の2記事で先に整理できます:
ANAマイルを貯めるクレジットカード編
ANAマイルを貯めるために貯めるポイント編
一度設定するだけ:固定費・税金で「自動的に貯める」
ANAマイルを最もラクに増やす方法は、毎月必ず発生する水道光熱費や通信費、そして年間に数回やってくる税金の支払いをマイル獲得導線に乗せてしまうことです。固定費や税金は、日々の買い物よりも単価が大きく、しかも継続性が高いので、一度設定すれば意識しなくてもマイルが積み上がる状態を作れます。
この章では、水道光熱費・通信費・税金・ふるさと納税など生活に密着した固定費の支払いについて、「支払い先の集約」と「上乗せ(追加付与)の取り方」を整理し、取りこぼしを最小化す具体的な見直し手順と、絶対に知っておくべき「手数料負け」を防ぐ損益分岐点について解説します。
まずは重い腰を上げて、最も費用対効果の高いここから着手しましょう。
水道光熱費(電気・ガス・水道):支払い先の集約と、上乗せの取り方
まずは、すべての光熱費をメインのANAカード支払いに変更します。例えば、毎月の光熱費が合計2万円だとしたら、還元率1%のANAカードで支払うだけで、年間2,400マイルが「完全放置」で貯まります。
光熱費のカード決済への切り替えや、ANAでんきへの乗り換えは、最初の手続きに少し手間がかかるかもしれません。しかし、「一度設定するだけ」で今後何年にもわたって自動的にマイルを生み出し続ける強力な資産になります。
「あとでやろう」はマイルを取りこぼす最大の原因です。今すぐお手元に最新の検針票(お客様番号がわかるもの)を用意し、各社のマイページから支払い方法の変更手続きを完了させましょう。
※注意点:水道料金は自治体によってクレジットカード払いに対応していない場合や、対応ブランドが限られている場合があります。ご自身の住む地域の水道局ホームページを必ず確認してください。
ANAマイルの上乗せを狙うなら「ANAでんき/ANAガス」を検討する(固定費で毎月マイルが積み上がる)
水道光熱費で「確実な上乗せ」を取りに行く最も分かりやすい方法の一つが、ANA公式の電気・ガスサービスを活用することです。
ANAでんきは、ANAカード会員なら毎月300マイルが積算されます。ANAガスは、ANAカード会員なら毎月100マイルが積算されます。さらに、ANAでんきとのセット利用(ANAカード会員)で毎月ボーナスマイル100マイルが追加されます(条件あり)。
通信費(スマホ・光回線・サブスク・NHK・新聞):固定費の“見直し”もマイルに直結
毎月引き落とされるスマートフォン代や自宅の光回線、動画配信などのサブスクリプション料金。さらに、意外と盲点になりがちな「NHK受信料」や「新聞代」も含め、これら定期的に発生する通信・購読費は、例外なくすべてメインのANAカード決済に集約しましょう。
同時に、「本当に必要なサービスか?」を定期的に見直すことが、陸マイラーとしての資金効率を劇的に高めます。
通信費は「支払い集約」+「見直し」で、マイルも家計も同時に改善できる
通信費(スマホ・光回線・サブスク)にNHK受信料や新聞代を含めた“情報・通信系の固定費”は、一度見直すだけで毎月の支出が下がり、かつ支払いを集約すればマイルが自動的に積み上がる、最優先の改善領域です。
水道光熱費は「節約=サービス品質に影響しやすい」一方で、通信費は料金プラン・契約形態・重複契約の整理だけで、生活の満足度をあまり落とさずに削減できる余地があります。 つまりこの章の狙いは、(1)ムダを削る=毎月の支払い原資を増やすと、(2)支払いルートを整える=マイルを増やすを同時に実現することです。
通信費は「固定費の中で最もブレやすい=改善余地が大きい」
理由は3つあります。
第一に、スマホや回線は契約を変えない限り毎月発生するため、1回の見直しが年間を通じて効きます。
第二に、通信費は“乗り換え”や“プラン変更”の選択肢が多く、同じ使い方でも料金差が生まれやすい領域です。
第三に、サブスク・新聞・NHKは「惰性で払い続ける」典型で、利用頻度を棚卸しするだけで重複や不要契約が見つかりやすいからです。
そして、これらの支払いをメインカードに集約できれば、マイルは「勝手に」積み上がり、家計の見える化も一気に進みます。
通信費の最適化は「棚卸→削減→集約→確認」の順で進める
棚卸:毎月の“通信・情報固定費”を全部書き出す
まずは家計簿アプリやカード明細を見て、次をすべて洗い出します。ここで漏れると、見直し効果が半減します。
- スマホ(本人・家族分):キャリア名/プラン/データ使用量/通話オプション
- 光回線・ホームルーター:回線名/プロバイダ/オプション(Wi-Fi、セキュリティ等)
- サブスク:動画・音楽・電子書籍・クラウド・アプリ課金(年払い含む)
- NHK受信料:支払い方法(口座振替/クレカ等)、支払い頻度(2か月/6か月/12か月)
- 新聞代:紙/電子、契約媒体、支払い方法(口座振替/クレカ等)
削減:まずは「重複」と「惰性」を潰す(満足度を落とさず減らせる)
削減のコツは、節約テクニックよりも「重複」と「惰性」を狙うことです。
- サブスクの重複:似た配信サービスを複数契約していないか、家族で別契約になっていないか
- 通話オプション:実際に通話が少ないのに“かけ放題”を付けていないか
- 回線オプション:有料Wi-Fi、セキュリティ、サポート等が“初期だけ必要”で残っていないか
- 新聞:紙+電子の二重や、読まない日が多いのに継続していないか
- NHK:支払い頻度(年払い等)を見直して手間と支払効率を整えられないか
大手キャリアのスマホから格安SIMに乗り換えたり、全く見ていないサブスクを解約して固定費そのものを削減できれば、1つずつの金額は小さくても積み上がりやすいので、棚卸しをすると“思った以上に払っている”ことがよくあります。
家計が助かるだけでなく、浮いたお金を「よりマイル還元率の高い別の買い物」や後述する「ポイント投資」に回すことができます。つまり、固定費の見直しはマイル獲得の原資を生み出すことに直結するのです。
集約:支払いは“メインカード”に寄せてマイルを自動化する
削減できたら、次はマイル獲得導線です。
家族全員分の通信費や、Netflix、Amazonプライム、音楽配信などの月額料金などを、通信費はカード払いにしやすいものが多いため、すべて1枚のメインカードに集約します。チリツモ効果で、これだけでも毎月数万円の決済(=数百マイル)が安定して確定します。
ここでのポイントは、「最適な支払い手段を増やす」よりも、迷いなく継続できる運用を優先することです。
確認:変更後1〜2回は「旧請求が残っていないか」をチェックする
通信費の見直しで一番ありがちな事故は、乗り換え・変更後に「旧契約の請求が残る」ことです。 特に回線や新聞は、解約日や請求サイクルの関係で1〜2か月遅れて請求が出ることがあります。 変更後は、カード明細で同名の請求が二重に出ていないかを確認し、不要な支払いが残っていたらすぐに整理しましょう。
NHK・新聞の扱い:支払い方法を整えるだけでも“自動化”になる
NHK受信料や新聞代は、スマホやサブスクと違って「プラン最適化」の余地が小さい場合があります。
その場合でも、支払い方法をメインカードに集約し、家計の固定費として見える化するだけで効果があります。 特にNHKは支払い頻度の選択肢があるため、家計の管理方針(年払いで管理を簡単にする等)と合わせて設計すると、支出管理とマイル化が両立しやすくなります。
NHK受信料もクレジットカード払いにできる
口座振替にしている方が多いですが、陸マイラーの正解は「クレジットカードでの12ヶ月前払い(年払い)」です。口座振替と同じ割引の恩恵を受けつつ、約2万4千円(衛星契約の場合)というまとまった金額をANAカードで決済することで、一気に240マイル以上を獲得できます。
新聞代もクレジットカード払いが楽
毎月集金に来てもらったり、銀行口座からの引き落としにしていませんか?
現在は多くの新聞販売店がクレジットカード決済に対応しています。販売店に連絡するだけで簡単にカード払いに変更できるため、必ず手続きをしておきましょう。
通信費は「削減」と「集約」を同時にやるのが最短
通信費(スマホ・光回線・サブスク)やNHK・新聞といった情報固定費は、見直しの効果が大きい“攻めどころ”であり、毎月確実に発生する「チリツモ」の最たるものです。
棚卸→重複解消→支払集約→1〜2回確認の流れで整えれば、家計は軽くなるとともに、マイルは自動的に増えます。
今日やるべきことは、銀行の通帳(またはWEB明細)を確認し、「銀行口座から直接引き落とされている通信費・購読料・受信料」を徹底的に洗い出すこと。そして、各サービスのマイページから支払い方法をメインカードに変更することです。このわずか数十分の作業が、来年、再来年の特典航空券へ向けたマイルへと確実に結びつきます。
税金(住民税・所得税・固定資産税・自動車税など):手数料と還元の損益分岐点
税金は「払える方法」より先に“手数料負けしないか”を計算する
税金でANAマイル(やポイント)を増やすコツは、まず「クレカで払えるか/QRで払えるか」を探す前に、手数料と還元の損益分岐点を計算して“得する払い方だけ採用する”ことです。
税金は金額が大きい分、うまくハマると一撃でポイントが増えます。しかし同時に、決済手数料・付与対象外・上限・反映遅延などの落とし穴も多く、表面の還元率だけで動くと簡単に“実質マイナス”になります。ここでは、税目を問わず使える「判断の型」と「実務手順」を先に固めます。
税金は「手数料・上限・対象外」で見かけの還元が消える
理由は3つあります。
第一に、税金のクレジットカード納付には決済手数料がかかるケースがあり、還元(ポイント・マイル)より手数料が高ければ赤字です。
第二に、カードや決済サービスによっては税金支払いがポイント付与の対象外、あるいは還元率が下がる場合があります。
第三に、キャンペーンや特典には付与上限があり、想定したほど増えないことがあるためです。
税金は「金額が大きい=得しやすい」ではなく、条件を踏むと得、踏めないと損になりやすい領域だと理解しておくと失敗しません。
まず押さえる:税金の支払い方法は大きく3系統
- クレジットカード納付:ポイント/マイルは狙えるが、手数料が発生しやすい
- QR/スマホ決済・電子決済:手数料がかからないケースがある一方、ポイント付与が限定的なことが多い
- 口座振替・現金(コンビニ/金融機関):原則手数料は抑えやすいが、ポイントは基本付かない
どれが正解かは税目・自治体・納付先・あなたのカード/決済条件で変わるため、以降は「損益分岐点」で判断します。
損益分岐点の型:手数料 ≦ もらえる価値(ポイント/マイル)ならOK
税金支払いの可否を決める最短の計算はこれです。
- 得(採用):付与価値(円相当) > 手数料(円)
- 損(見送り):付与価値(円相当) ≤ 手数料(円)
付与価値は、ポイントなら「1ポイント=何円相当か」、マイルなら「1マイル=何円相当で使うつもりか」を自分の基準で置きます(初心者は保守的に置くほど失敗しません)。重要なのは、“還元率(%)”ではなく“差し引きの円”で判断することです。
判断の流れ(数字はサンプル)
例えば、住民税をカードで払えて、カード側の付与が「実質1%相当」だとします。支払額が10万円なら付与価値は約1,000円相当です。
ここでカード納付手数料が1,200円なら差し引き-200円となり、この払い方は見送りです。
一方、手数料が800円なら差し引き+200円なので採用になります。さらに、キャンペーンで追加付与がある場合は、その上乗せ分も足して判断します。ただし、上乗せには上限があることが多いので、上限到達後の条件で再計算するのが安全です。
実務の手順:税金を“マイル化”するためのチェックリスト
- 税目・納付先・納付方法の候補を確認する
住民税、固定資産税、自動車税、所得税など、税目によって「自治体」「国税」「外部の納付サイト」など窓口が変わります。まず“どこで払うか”を確定します。 - 候補ごとに「手数料の有無と金額」を把握する
クレカ納付は手数料が発生しやすい一方、QR等は手数料ゼロのこともあります。ここが分からないと損益分岐点が出せません。 - 自分のカード/決済の「税金が付与対象か」を確認する
“通常1%”でも税金だけ対象外・半減というケースがあります。カード側の規約・注意書きで確認します。 - 損益分岐点を計算し、採用/見送りを決める
「付与価値(円)−手数料(円)」で判断。迷ったら保守的に見積もり、損しない方を取ります。 - 上限・対象外条件・反映時期を確認して“取りこぼし”を防ぐ
キャンペーン上限、分割可否、ポイント反映時期、領収書の扱いなど、税金は例外が多いので一度チェックします。
よくある落とし穴:税金は「高額=得」と思うほど危険
- 手数料の見落とし:還元より手数料が高く、実質マイナス
- ポイント付与対象外:税金・公共料金が“例外”扱いで付与されない/下がる
- キャンペーン上限:上限到達後は期待値が急落する
- 反映遅延:付与が数週間〜数か月後で、想定とズレる
- 分割・リボの安易な利用:手数料(利息)でトータル損になりやすい
税金は“勝てる条件だけ”やる。勝ち筋は損益分岐点で見抜ける
結論として、税金でマイルを狙うのは「誰にでも常に得」ではなく、条件が揃ったときに大きく得できる領域です。だからこそ、まず損益分岐点を計算し、手数料・対象外・上限まで含めて“勝てる条件だけ”採用してください。この型が身につくと、住民税・固定資産税・自動車税など税目が変わっても同じ手順で判断でき、固定費の中でも強力な“マイル加速装置”になります。
ふるさと納税:ANAマイル的に最優先(“経由”で差がつく)
ふるさと納税は「税金の中で最も“マイル化”しやすい」ので最優先
ふるさと納税は税金領域の中でも最も再現性高くANAマイル(またはマイルに寄せたポイント)を増やしやすいため、生活実践編では最優先で取り組むべき項目です。
理由は「寄付がネットで完結しやすく、経由(モール/ポイントサイト)×クレジットカード決済×キャンペーン」を重ねやすいからです。 ただし、ふるさと納税は“無限に得する制度”ではありません。所得や家族構成などに応じて、控除される上限(寄付の上限)が変わるため、必ず自分の上限を把握したうえで実践しましょう。
そもそも「ふるさと納税」とは?:寄付の形で自治体を応援し、税金の一部が控除される仕組み
ふるさと納税とは、応援したい自治体へ寄付を行い、一定の手続きをすることで、寄付額のうち原則2,000円を除いた金額が、所得税や住民税から控除(または住民税の減額)される制度です。 加えて、多くの自治体では寄付のお礼として返礼品が用意されており、実質負担を抑えながら地域を応援できる点が特徴です。
重要なのは、ふるさと納税は「買い物」ではなくあくまで寄付であること。そして控除を受けるためには、ワンストップ特例制度または確定申告の手続きが必要になる点です。 手続きをしなければ控除されず、ただの寄付(=自己負担増)になってしまうため、ここは必ず押さえてください。
所得に応じた対応が必要:控除上限を超えると“超えた分は自己負担”になる
ふるさと納税で最も注意すべきなのは、控除される金額には上限(控除上限)があることです。 この上限は、年収(所得)だけでなく、家族構成(配偶者の有無、扶養人数)や各種控除(住宅ローン控除、医療費控除等)によっても変動します。 そのため、同じ年収でも人によって上限が異なり、上限を超えて寄付した分は控除されず、自己負担が増える可能性があります。
つまり、陸マイラー的に“上乗せ(ポイント/マイル)”を取りに行く以前に、まず「自分はいくらまで寄付してよいか」を把握するのが大前提です。 特に年末に駆け込みで寄付すると、上限を見誤りやすく、結果として損をするケースがあるので注意しましょう。
ふるさと納税は「経由×決済×キャンペーン」で“上乗せ”を作りやすい
ふるさと納税で差がつく最大の理由は、ポイントやマイルが増える要素が複数ある点です。 具体的には、(1)経由(ANAマイレージモール/ポイントサイト)での上乗せ、(2)クレジットカード決済分の付与、(3)サイト側のキャンペーン(買い回り・倍率・クーポン等)の3つが重なりやすく、条件次第で二重取り・三重取りが狙えます。 一方で、これらは「経由忘れ」「アプリ購入」「対象外条件」「上限到達」などで取りこぼしやすい領域でもあります。 だからこそ、ふるさと納税は“気合い”でやるのではなく、毎年同じ型で回すのが勝ち筋です。
押さえるべき全体像:ふるさと納税の“マイル獲得ポイント”は3か所
- 入口(経由):ANAマイレージモール/ポイントサイトを経由するかどうか
- 支払い(決済):メインカードで支払い、カード付与を取りに行く
- タイミング(キャンペーン):サイト側の倍率や上限を踏めるか
この3か所を押さえれば、サイトや年度が変わっても考え方は同じです。
「ANAのふるさと納税」を利用するのが基本(迷ったらこれだけでOK)
初心者の勝ちパターンは、「ANAのふるさと納税」に固定することです。
- 控除上限(寄付の上限)を把握する
まずは寄付可能額の目安を確認し、超えない範囲で計画します。年末にまとめてやるより、数回に分けて管理すると安全です。 - 寄付するサイトを決める(毎年同じでOK)
使いやすさ重視で1つに絞ります。複数サイト併用は上限管理と履歴管理が難しくなります。 - 必ず“経由”してから寄付する
ANAマイレージモール(またはポイントサイト)→寄付サイトの順で開くクセをつけます。 - 支払いはメインカードで統一する
決済カードを分散すると、ポイントが散って交換効率が落ちます。原則1枚に固定します。 - ワンストップ特例/確定申告のどちらかを決め、手続きを漏らさない
マイルが増えても、控除手続きの漏れは損失です。ふるさと納税は最後までがセットです。
少し手間をかけても還元率を上げたい場合は、ポイントサイト経由で「楽天ふるさと納税」等を利用することも検討
モッピーやハピタスなどの「ポイントサイト」、あるいは「ANAマイレージモール」を必ず経由してから、楽天ふるさと納税などで寄付を行う方法です。
例えば、「ポイントサイト経由」→「楽天ふるさと納税」→「ANAカードで決済」という手順を踏むだけで、【ポイントサイトのポイント】+【楽天ポイント(お買い物マラソン等で倍増)】+【ANAカードの決済マイル】という驚異の三重取りが成立します。
ポイントサイトのポイント還元率と楽天ふるさと納税でのポイント還元率とを合わせ、ポイントからANAマイルへの交換レートを乗じて得られるマイルと、ANAカードでの決済によって獲得できるANAマイルを合算したときに、「ANAのふるさと納税」で得られるマイルを超える場合があります。
交換という面倒が発生しますが、余裕があれば、この方法もチェックしておきましょう。
経由の注意点:取りこぼしが起きやすい4つのパターン
- アプリから寄付してしまう(経由判定の対象外になりやすい)
- クーポンや買い回り条件で対象外になる(条件は都度確認)
- 途中で別タブ・別ブラウザに移動する(経由判定が切れることがある)
- 上限に達して“上乗せ”が頭打ちになる(上限到達後は期待値が下がる)
最も確実なのは、寄付は「ブラウザで、経由して、同じタブで完了」を徹底することです。
ふるさと納税は「上限把握」と「経由の習慣化」で勝負が決まる
ふるさと納税は、実質2,000円の負担で大量のマイルと特産品を手に入れられる、税金の中で最も“マイル獲得導線”に乗せやすく、節税にもつながるため、優先的に取り組む価値があります。
やることは、(1)上限を把握 →(2)サイトを絞る →(3)必ず経由 →(4)メインカードで決済 →(5)手続きを完了です。
まずは今日、源泉徴収票などをもとにご自身の「所得・家族構成等に応じた控除上限の把握しましょう。
そのうえで、どのルートで寄付を進めるかの基本方針を決めてしまいましょう。年末になってから慌てて適当なサイトで寄付をしてしまうと、せっかくの「経由ボーナス」を丸ごと取りこぼして大損してしまいます。
この型をルール化できれば、同じ寄付でも“上乗せ”が積み上がり、ANAマイルが増えるスピードが変わります。
資産形成で貯める:証券・保険の“積立と支払い”を最適化
「投資で増やす」「保険で備える」は本来、家計の目的が違います。
ただ、陸マイラー視点では共通していて、どちらも毎月(または毎年)定期的に発生する“高単価の支払い・積立”を、ANAマイル獲得導線に乗せられる点が強みです。
ここでは、証券(クレカ積立・ポイント投資)で“毎月自動で増える仕組み”、保険(年払い・カード払い・ANA連携保険)で“支払いをマイル化する仕組み”を、ANAマイルに寄せて具体的に整理します。
証券:クレジットカード積立・ポイント投資で、毎月自動で貯める
証券会社で投資信託などを積み立てる際、銀行口座からの現金引き落としにしている方は、今すぐ「クレジットカード決済(クレカ積立)」に変更してください。特定の証券会社とクレジットカードの組み合わせを選ぶことで、毎月投資信託を買うたびにポイントが付与され、それをANAマイルへと交換できる強力な自動化ルートが完成します。
ANAマイルに寄せるなら「Vポイント→ANA」か「ANA提携ロボアドで直に貯める」の2択
結論から言うと、証券でANAマイルを狙う現実的なルートは大きく2つです。
- 投信のクレカ積立でVポイントを貯め、VポイントをANAマイルへ交換するルート。
- WealthNavi for ANAなど、ANA提携の資産運用サービスで“直接マイルが付く”ルート。
どちらも「毎月自動で積み上がる」設計ができるため、生活実践編の“固定費枠”として相性が良いです。
投資は支出ではなく“積立”だから、毎月ブレずにマイルが増える
理由はシンプルで、投資の積立は「買い物のように月によって金額がブレる支出」ではなく、自分で決めた金額を毎月同じペースで実行できるからです。
結果として、ポイント(→マイル)が分散しにくく、上限や条件の管理も単純になります。さらに、クレカ積立で付与されるポイントは、設定が終われば“勝手に”付くため、取りこぼしが起きにくいのもメリットです。
具体例1:SBI証券×三井住友カードの「クレカ積立→Vポイント→ANAマイル」
もっとも再現性が高いのが、SBI証券のクレカ積立でVポイントを貯め、VポイントをANAマイルへ交換する流れです。
ポイントは、「三井住友カードつみたて投資」で付与されるのは“ANAマイレージ移行可能ポイント”ではなくVポイントである点。ここを勘違いすると設計が崩れます。
- 手順(最短ルート)
- SBI証券で投信積立を「クレジットカード決済」に設定:毎月の積立額を固定
- 付与されたVポイントを貯める:クレカ積立+必要なら他のVポイント獲得施策と合算
- VポイントをANAマイルへ交換:Vポイント500ポイント=300マイル ※
※ Vポイント→ANAマイルは、三井住友カードが発行するANAカードを保有していると、交換レートが60%です。
このルートは「積立=毎月固定」「ポイント=自動付与」「交換=まとめて実行」と分業できるため、生活実践編として非常に扱いやすいです。Vポイント→ANAマイルは都度申し込み(自動移行ではない)ため、月1回など交換日を決めて運用します。
Example(具体例B):WealthNavi for ANAなど“直接マイルが付く”資産運用を使う
もう1つのルートが、WealthNavi for ANAなど、ANA提携サービスでマイルが付与される仕組みを使う方法です。WealthNavi for ANAは、運用開始で50マイル、さらに一定条件(平均資産評価額100万円以上等)を満たすと四半期ごとに50マイル(年間最大200マイル)が付与される設計です。
ANA公式の「銀行・マネー・保険」ページでも、WealthNavi for ANAやWealth Wingなど、運用額に応じてマイルが付くサービスが紹介されています。
投資は「積立を固定→ポイント(orマイル)を集約→定期的に交換」で“勝手に貯まる”
新NISAのつみたて投資枠などで毎月コツコツと資産形成をしている方は、その「資金の入り口」がクレジットカードになっているかを今すぐ確認しましょう。
証券は“毎月固定で積める”のが最大の武器です。クレカ積立でポイントを自動獲得→(必要なら)ANAマイルへ交換までマイル獲得導線化してしまえば、相場を気にすることなく、毎月自動的にマイルがチャリンチャリンと貯まり続ける最強の不労マイルシステムが完成します。
保険:支払い最適化(クレジットカード/年払い)と、やりがちな落とし穴
最重要ポイント:新規加入より先に「今入っている保険の見直し」でムダと取りこぼしを潰す
保険でANAマイルを貯めようとすると、つい「マイルが貯まる保険に入り直そう」と考えがちですが、結論として新規加入より先に、現在加入している保険を見直すことが重要です。
理由は2つあります。
第一に、保険は本来「必要な補償を適正コストで確保する」ためのもので、不要な特約や重複があると、マイル以前に家計が目減りします。
第二に、見直しによって月々(または年)の保険料が下がれば、その分を固定費・税金・投資などより効率よくマイル化できる支出へ回せるからです。
保険は「年払い×カード払い×ANA連携保険」で“支払いをマイル化”する
保険でANAマイルを狙う基本戦略は、
- 支払い方法を年払いに寄せる(管理と積算を単純化)
- カード払いに集約してカード側のマイルを取りに行く
- ANA公式の“マイルが貯まる保険”を選び、保険料自体でもマイルを取る
の3段構えです。
具体的には、補償の重複(医療・死亡・個人賠償など)、使っていない特約、家族構成の変化に合わない保障額を棚卸しし、適正な保険に整えます。その上で、支払い方法を年払い+クレジットカード払いに寄せてカード側のマイルを取りこぼさない設計にします。
「保険料でマイルが貯まるANA連携保険」は、その“整えた後の上乗せ”として検討すると、ムリなく、かつ長期的に効果が出ます。
保険は「高単価×継続」だから、取りこぼしゼロなら効率が高い
保険料は、通信費などと比べて単価が大きく、かつ継続性が高い固定費です。だからこそ、支払い方法がバラバラだと取りこぼしも大きくなります。年払い・カード払いに寄せ、さらにANA連携商品を使えば、保険料そのものに対してマイルが付く+カード決済分でもマイルが付くという二重取り構造が作れます。
多くの保険会社では、毎月払い(月払)よりも年払いの方が、保険料の総額が数パーセント安くなるよう設定されています。つまり、固定費そのものを削減できるのです。その上で、年間10万円、20万円といったまとまった金額をANAカードで一括決済すれば、1,000〜2,000マイルが一気に手に入ります。現金での振込や口座引き落としでは絶対に得られないメリットです。
- 年払いにできるものは年払いへ:月払いより管理が単純で、支払いイベント(=マイル獲得機会)を明確化できます。
- カード払いに集約:保険料をメインカードで支払い、カード側のマイルを取りに行きます(分散はNG)。
- ANA連携保険は“保険料マイル+カードマイル”の二重取り:条件・上限・積算タイミングを確認して設計します。
ANAファシリティーズ(ANAの保険)の活用
新規加入や見直しを検討している場合、「ANAの保険(ANAファシリティーズ)」を通すのも有効な戦略です。対象の医療保険やガン保険に加入すると、毎月の保険料支払いとは別に「契約時にボーナスマイルが付与される」といった独自のマイル獲得ルートが存在します。
生命保険や損害保険(自動車保険、火災保険など)の支払いは、月々口座引き落としで払うのではなく、「1年分をまとめて払う(年払い)」に変更し、それを「メインのANAカード」で決済するのが陸マイラーの鉄則です。さらに、ANAマイレージクラブ会員向けの特別な保険を利用することで、マイルを荒稼ぎすることも可能です。
ANAの保険には、海外旅行保険、定期医療・がん・傷害・親介護保険、終身医療保険、自動車保険、バイク保険があります。

具体例:ANAの保険「明日へのつばさ」自動車保険(保険料で最大2%相当+カード決済分)
ANAマイルに特化するなら、分かりやすい具体例がANAの保険「明日へのつばさ」自動車保険です。年払保険料に応じて50円あたり1マイル(年払保険料の2%相当、上限3,000マイル)が積算され、さらに保険料をANAカード払いにするとカード決済分のマイル(カード種別により異なる)も積み上がります。
ANA公式としても「ANAの保険」では、親介護保険・自動車保険・バイク保険など、保険料に応じてマイルが貯まる対象商品が案内されています(継続時も積算)。
やりがちな落とし穴:ここで損すると痛い
- 保険料のカード払いができない/途中で口座振替に戻っている:更新・変更手続きで支払い方法が変わることがあります。更新月に必ず確認。
- 年払いのつもりが月払いのまま:積算効率や管理が悪化しやすいので、変更可能か確認。
- 「マイルが貯まる」と思った商品が対象外:ANA公式ページで“マイル積算対象商品”と条件を確認してから加入・更新するのが安全です。
- 保険は“得だから入る”はNG:本来の目的(補償)を優先し、マイルは“上乗せ”として考えます。
- ANAの保険の保険料が安いとは限らない:勤務先で団体割引などが適用されている保険があれば確認しましょう。
保険は「補償の最適化」×「支払いの集約」で、ムリなくANAに寄せる
まずは手元にあるすべての保険証券をかき集めましょう。「独身なのに高額な死亡保障がついている」「複数の医療保険で保障が重複している」「古い自動車保険の特約がそのまま」といった無駄を徹底的に洗い出し、解約やプラン変更を行います。
険の断捨離が終わったら、保険会社のマイページや担当者に連絡し、支払い方法を「クレジットカードの年払い」へ変更しましょう。この一連の作業が、固定費の劇的な削減と大量マイル獲得への大きな一歩となります。
毎日の出費をマイルに変える:「日常の買い物」では取りこぼしを最小化して継続運用
日常の買い物は、1回あたりの金額は小さくても回数が多く、年間で見ると固定費に匹敵する支出になります。
毎日の食費や日用品、ちょっとしたカフェ代などの「日常の買い物」は、1回あたりの金額こそそれほど高額ではなくても、発生頻度が圧倒的に高いため、1年間のチリツモ効果で万単位のANAマイルを生み出します。
ただし、具体的なテクニックに入る前に、陸マイラーとして非常に重要なマインドセットをお伝えします。それは「すべての支払いで1マイルも取りこぼさない理論上の最適解」を追いすぎないことです。
現実には、店舗ごとの対応決済・キャンペーン条件・ポイント対象外などが絡み、完璧を目指すほど手間が増えて“経由忘れ・選択ミス”が起きます。マイルの機会損失を恐れるあまり、「マイルが貯まるから」とわざわざ遠くのスーパーにガソリン代と時間をかけて車で行ったり、複雑すぎる決済ルートを毎回考えたりしていては、必ず疲弊して長続きしません。
最優先すべきはあなたの生活の利便性です。「よく行く店の中で、一番マイルが貯まる70点〜80点の決済ルートを固定化する」という、少し肩の力を抜いたルール作りを目指しましょう。
この章では、ANAマイルに寄せるためのルールを先に決め、機会損失(取りこぼし)を最小化しながら、継続できる運用に落とし込みます。
スーパーマーケット:対象店舗×スマホ決済の鉄板組み合わせ
スーパーマーケットは「ANA Payを使える店ならANA Pay」「無理ならメインANAカード」で割り切る
毎日の食費を支払うスーパーマーケットは、家計の中でも大きな割合を占めます。もし近所のスーパーが「ANAカードマイルプラス(特約店)」の対象店舗であれば迷わずANAカード決済一択ですが、現実には、自分がよく行く激安スーパーがANAマイルの特約店ではないケースがほとんどです。そこで活躍するのが、iDやVisaのタッチ決済として幅広く使えるスマホ決済「ANA Pay」です。対象外のスーパーを利用する場合は、ANAカードからチャージした「ANA Pay(スマホ決済)」での支払いを鉄板の組み合わせとして固定しましょう。
スーパーは店舗ごとの決済対応がバラつくため、
- ANA Payが使える店ではANA Pay
- 使えない店ではメインのANAカードで支払う
という2択に割り切るのが最も取りこぼしが少ない運用です。
ANA Payは、残高払いで200円につき1マイルが積算され、さらにANAカードからのチャージでもカード種別に応じてマイルが貯まります(例:一般1,000円=1マイル/ゴールド1,000円=6マイル/プレミアム1,000円=11マイル)。
スーパーマーケットは“頻度が高い”から、手間より再現性が効く
スーパーは「毎週行く」「家族分もまとめ買い」という性質上、理想の高還元ルートよりも、確実に続く支払いルールのほうが成果が安定します。例えば毎回「今日はどの決済が最適か」を考えると、レジで迷って通常決済に戻る・経由を忘れるなど、機会損失が増えます。
スーパーで迷わない“鉄板ルール”
- ルール1:まずANA Payが使えるかで分岐
ANA Payは対応店で使えます。 - ルール2:ANA Payを使うなら「ANAカードからチャージ→ANA Payで支払う」に固定
これで「チャージ分+支払い分」の両方でマイルが積み上がります。 - ルール3:ANA Payが使えない店は、メインANAカードで“迷わず一発”
完璧を狙って支払い手段を増やすより、分散と取りこぼしを防ぐ方が強いです。
ANAカードからANA Payへのチャージ決済方法
最寄りのスーパーが特約店でない場合、以下の手順で「ANA Pay」で支払いを済ませましょう。
- 手持ちのANAカード(クレジットカード)から、スマホアプリの「ANA Pay」に毎月の食費予算をチャージする。(※このチャージ時点でマイルが付与されます)
- スーパーのレジで「Visaのタッチ決済で」と伝え、スマホをかざして支払う。
- ANA Payでの決済額200円につき1マイルが自動的に貯まる。
ANA Payでの支払いにより、「クレジットカードの基本還元」である200円につき1マイルが積算され、さらにANAカードからのチャージでもカード種別に応じてマイルが貯まります(例:一般1,000円=1マイル/ゴールド1,000円=6マイル/プレミアム1,000円=11マイル)。スーパーでの取りこぼしを最小限に抑えることができます。
注意点:ANA Payは「継続課金(定期支払い)」に使えない
ANA Payは、公共料金・電話料金・インターネットプロバイダー利用料・新聞購読料(電子版含む)・保険料など、継続的な支払いには利用できない旨が明示されています。固定費(通信費・新聞・保険など)は、ANA Payではなく「メインANAカードへの集約」で設計してください。
スーパー選びは「近さ・安さ」を優先し、決済手段だけを最適化する
マイルのために遠くの対象スーパーマーケットに通うのは本末転倒です。スーパー選びはあくまで「近さや安さ、食材の良さ」を最優先し、「そのスーパーで使える決済手段の中で、最もANAマイルに近づくもの(基本はANA Pay、無理ならメインのANAカード)」を機械的に選ぶようにルール化しましょう。
ドラッグストア:日用品・医薬品は“積み上げ”で効く
ドラッグストアは「ANAカードマイルプラス(特約店)」を“優先店”にする
結論から言うと、ドラッグストアは日用品・医薬品・化粧品などで客単価が上がりやすく、かつ利用頻度も高いので、ANAカードマイルプラス(特約店)を優先店として固定するのが効きます。ANAカードマイルプラス(特約店)では、ANAカード決済でカード会社のポイントとは別に、100円または200円につき1マイルが上乗せされます。
日用品の購入は「マツモトキヨシ」か「ココカラファイン」に集約する
- マツモトキヨシ/ココカラファインはANAカードマイルプラス(特約店)の代表格(対象外店舗が一部あるので注意)。
- 支払い手段に注意:一部店舗では、ANAカードを紐づけた等の決済がマイルプラス対象外になることがあります。加盟店ページの条件確認が安全です。
具体例:マツキヨでの「マイルとポイントの多重取り」テクニック
実際にマツモトキヨシで5,000円分の買い物をした場合の獲得シミュレーションは以下の通りです。
- ANAカード決済の基本マイル:50マイル(還元率1%の場合)
- ANAカードマイルプラスのボーナス:50マイル(100円=1マイル)
- マツキヨポイント・dポイントの提示:各ポイントが別途貯まる
同じ5,000円を特約店以外のドラッグストアで決済すると50マイルしか貯まりませんが、マツキヨを選ぶだけで即座に2倍以上のマイルが確定します。
現実解:完璧より「生活圏の1〜2チェーンに寄せる」
スーパーの食費と違い、ドラッグストアで買う医薬品や化粧品、まとめ買いする日用品は1回あたりの決済単価が高くなりやすい特徴があります。
ドラッグストアの還元最適化は、店舗数が多いぶん“完璧”を狙うと破綻しがちです。まずは生活圏で使いやすいチェーンを1〜2つだけ「優先店」にし、日用品はできるだけそこでまとめ買いする。この方が機会損失が減ります。
コンビニ:少額こそ倍率が効く(支払い手段の最適化)
コンビニは「最短で確実にマイルが付く決済」を固定する
コンビニは少額決済が多いからこそ、毎回の取りこぼしが積み上がります。
おすすめは、
- ANAカードマイルプラス(特約店)ならANAカード決済
- それ以外はANA Pay決済
の二段構えです。
ANA Payは支払いで200円につき1マイルが付くため、少額でも積み上げやすいのが強みです。
重要注意:セブン‐イレブンのマイル積算は終了予定
セブン‐イレブンはANAカードマイルプラス(特約店)ですが、提携終了に伴い2026年5月31日のクレジット決済利用分でマイル積算終了と案内されています。
2026年5月31日まではこれまで通り「セブン-イレブン×ANAカード決済」を最優先とし、提携が終了する2026年6月以降は、コンビニ全般で使いやすいANA Payを基準決済として作っておくと、方針がブレません。
現実解:完璧主義を捨てて「迷わない支払い」にする
セブン-イレブンの提携終了は残念なニュースに思えるかもしれませんが、見方を変えれば「もうマイルのために、わざわざ遠くのセブン-イレブンを探して歩かなくても良くなる」ということです。
コンビニは、最適解を追って支払い手段を増やすほど、レジ前で迷って時間コストが増え、結果として「普通に払う」になりがちです。ここは“迷わないこと自体が還元”と割り切り、決済を固定しましょう。
最初にお伝えした通り、マイル獲得において完璧主義は疲弊の元です。これからの時代は、「目の前にある一番近いコンビニに入り、スマホのANA Pay(または高還元カード)でサクッと支払う」。この柔軟でストレスのないスタイルこそが、これからの陸マイラーにとっての“最適化”と言えるでしょう。
外食:習慣支出を“マイル化”するコツ
外食は「ANAカードマイルプラス(特約店)+ANA Pay」の二枚看板で取りこぼしを減らすのが原則
外食は店舗の幅が広く、すべてを最適化するのは非現実的です。
だからこそ、
- ANAカードマイルプラス(特約店)は迷わずANAカード
- それ以外はANA Payで統一
という“二枚看板”がここでも最も有効です。
外食は「頻度×単価」が高く、取りこぼしの機会損失が大きい
外食は、コンビニより単価が高く、週1〜数回の習慣支出になりやすい分、支払いルールが曖昧だと機会損失も大きくなります。一方で、店ごとの最適解を詰めるのは手間が大きいので、ここでも“再現性優先”が正解です。
カフェ代のオンライン入金と、飲み会の「ネット予約経由」を徹底する
日常的なカフェの利用や、週末の家族での外食、あるいは会社の飲み会の幹事など、外食費は家計の中でも金額が大きくなる「マイルの宝庫」です。これをマイル化するコツは、スタバなど特約店での「事前チャージ」と、飲食店を予約する際の「ポイントサイト・モールの経由」を徹底することです。
外食費は1回数百円から、飲み会の幹事ともなれば数万円単位の決済になります。これを当日レジで「現金で割り勘」したり、マイル還元率の低い決済手段で払ったりするのは、あまりにも大きな機会損失です。
さらに外食では、お店での決済マイルだけでなく、「予約するという行為」そのものにポイント(=マイルの原資)を発生させる仕組みが数多く用意されています。これを使わない手はありません。
外食におけるマイル獲得の具体例を2つ紹介します。
スターバックスは“店頭”ではなく「オンライン入金」で貯める
スタバによく行く方は、レジで直接クレジットカードで払ってはいけません。
スターバックスはANAカードマイルプラス(特約店)(100円=1マイル)ですが、この恩恵を最大限受けるには店頭決済ではなく、スターバックスカードへのオンライン入金(Web/公式アプリ)です。ANAカードでオンライン入金すると、100円ごとに1マイルが積算されます(My Starbucks会員登録が必要等の条件あり)。
さらに、Starbucks eGift / Book of eGiftsは、ANAカード決済で100円ごとに3マイルと、より高効率の設定になっています。ギフト用途が多い人は、ここが強い加速ポイントになります。
飲み会・ディナーは必ずネット経由で予約
数人での外食や飲み会が決まったら、必ず「ハピタス」や「モッピー」などのポイントサイト、あるいは「ANAマイレージモール」を経由して、ホットペッパーグルメ、OZmall(オズモール)等でWEB予約をしましょう。
「予約人数×〇〇ポイント」といった形で大量のポイントが入り、さらにお店での支払いを自分のANAカードで一括決済(後で現金で集金)すれば、爆発的なマイルを獲得できます。
完璧は難しい。だから「機会損失を減らす設計」が強い
外食全体を完璧に最適化するのは現実的ではありません。だからこそ、スターバックスのように“ルールが固定できる店”だけ確実に取るのが、機会損失を減らすコツです。
日常の買い物は、店舗・決済・キャンペーンが常に変わるため、理論上の最大値を追うほど疲弊します。陸マイラーの現実解は、“最大化”ではなく“取りこぼし最小化”です。
「優先店(マイルプラス)を決める」「基準決済(ANA Pay)を決める」「例外を増やさない」。この3つで、日常の支出が無理なくANAマイルに寄っていきます。
経由しないと大損:ネットショッピングの“多重取り”ルール
ネットショッピングは、陸マイラーにとって「伸びしろが最も大きい」領域です。
同じ商品を同じ価格で買っても、入口(経由)を変えるだけでマイルが上乗せされるからです。逆に言えば、経由を忘れた瞬間に“本来もらえたはずの上乗せ”がゼロになり、機会損失が発生します。
この章では、ANAマイルに寄せるための最短ルール(経由→支払い→クーポン)と、反映漏れを防ぐ実務、ANAマイレージモール/A-styleの使いどころを整理します。
▼ 経由で上乗せしたい人はまず登録
鉄則:買う前に「経由」→「支払い」→「クーポン」(順番を間違えない)
ネット購入は「経由が先」。順番を間違えると“上乗せ”が消える
ネットショッピングでマイルを二重取りする際、最も重要な鉄則は「順番」です。必ず、
- ポイントサイト等を経由する
- ショップ内で商品をカゴに入れる
- クーポン等を適用して決済する、
という順番を守らなければなりません。
この順番が崩れると、モールやポイントサイト側の判定が取れず、上乗せマイルが付かない(=取りこぼし)リスクが一気に上がります。
上乗せは「トラッキング(判定)」で成立するため
ANAマイレージモールやポイントサイトは、あなたが「そのサイトを経由してショップを訪れた」という通信上の履歴(Cookie)をもとに、「この購入は経由分の対象」と認識します。先にクーポン適用やアプリ起動、別タブ移動などをすると、判定が切れて“経由していない扱い”になることがあります。
もし、事前にショップのアプリ等で商品を「買い物かご」に入れておき、その後にポイントサイトを経由して決済してしまうと、システム上「経由する前からカゴにあった商品」とみなされ、マイル付与の対象外になってしまうケースが多発しています。
経由は面倒に見えますが、慣れると手間は数秒です。だからこそ、順番をルール化して機会損失を最小化するのが最強です。
また、経由した後に他のサイトを閲覧したり、レビューサイトに寄り道したりすると、履歴が上書きされてしまい、せっかくの経由が無効になる(=マイルがもらえない)という悲劇が起こります。
迷わない「購入テンプレ」
- 欲しい商品があっても、絶対にカゴには入れない(お気に入り登録にとどめる)。カゴに何か入っていたら一度空にする。
- ブラウザの履歴を削除し、ブラウザを閉じる。
- ブラウザを起動し、ハピタスやモッピーなどのポイントサイト、またはANAマイレージモールを開く
- 目的のショップへ遷移(この時点で“経由”が成立)
- 同じタブで購入完了まで進める(途中で別タブ・別アプリに飛ばない)
- 支払いはメインANAカード(または設計済みの決済)で統一
- クーポンは原則「購入画面で入力」(事前のアプリ取得・外部サイト経由は慎重に)
欲しいものを見つけたら「一旦戻って経由」を癖づける
ネットサーフィンをしていて欲しいものを見つけた時、そのままポチッと買いたくなる衝動をグッとこらえてください。「欲しいものを見つけたら、一旦サイトを閉じて、経由サイトから入り直す」。このほんの数十秒の手間をルール化するだけで、ネットでのあらゆる買い物がマイルに直結します。
ポイントサイト:案件選びと、反映漏れを防ぐチェックポイント
ポイントサイトは反映漏れ対策が命
ポイントサイトは「日用品の小さな上乗せ」ではなく、クレカ発行・回線契約・資料請求・旅行予約などの“高単価案件”で真価を発揮します。
だからこそ、ポイントサイトは反映漏れが起きると損失が大きいので、利用前のチェックが必須です。
反映漏れの主因は「ブラウザ設定」と「途中操作」
ポイント獲得は、Cookieやトラッキングが正常に働くことが前提です。広告ブロック、プライベートブラウズ(シークレットモード)、サードパーティCookie制限などが強い環境だと、対象外になりやすくなります。実際にポイントサイト側のヘルプでも、Cookie設定やトラッキング防止機能の見直しが案内されています。
反映漏れを防ぐ「購入前チェックリスト」
- 標準ブラウザを使う(Safari/Chrome推奨。広告ブロック系ブラウザは避ける、iPhoneの場合:設定アプリ > Safari > 「サイト越えトラッキングを防ぐ」を【OFF(白)】にする。
- シークレットモード(プライベートブラウズ)を使わない
- 広告ブロック/トラッキング防止を弱める(少なくとも購入時だけ)
- 経由後に別タブ・別ブラウザ・別アプリへ飛ばない
- クーポン併用条件・対象外(アプリ購入、予約サイトの遷移など)を読む
案件選びの注意点
ポイントサイトでショップを選ぶ際、単に「還元率◯%」という数字だけでなく、「ポイント獲得条件」と「判定までの期間」を必ず読みましょう。例えば、「アプリからの購入は対象外」「〇〇円以上の購入が対象」といった細かな条件を見落とすと、すべてが無駄になります。
ANAマイルへ寄せる運用:ポイントサイトは「中継ポイント」を固定して迷いを減らす
ポイントサイトの還元率は、ANAマイレージモール等の公式ルートよりも高く設定されていることが多く、陸マイラーの最大の武器となります。しかし、それは「正しく反映されれば」の話です。今日ネットで買い物をする前に、必ずスマホのトラッキング設定を見直し、確実にポイント(マイル)が反映される環境を整えておきましょう。
陸マイラー必須!おすすめのポイントサイト2選
- 圧倒的な高還元率!ANAマイルをガッツリ稼ぐなら「モッピー」
- 初心者でも安心、ネットショッピングの経由なら「ハピタス」
※登録はどちらも1分で完了します。まずは両方登録して、自分がよく使うショップの還元率が高い方をメインにするのが陸マイラーの鉄則です!
ANAマイレージモール:使い倒すための基本ルール(経由の習慣化)
ANAマイレージモールは“日常通販の入口”に固定して、経由忘れをゼロにする
ポイントサイトの経由やポイント交換のルート管理が「面倒くさい」「少しハードルが高い」と感じる方にとって、最強の味方となるのがANA公式の「ANAマイレージモール」です。経由の1手間で上乗せが発生する以上、最大の敵は“経由忘れ”です。
ANAマイレージモールは「たまに使うお得技」ではなく、日常のネット購入の入口(ホーム)にしてしまうのが最も強い使い方です。
ポイント交換の手間がなく、口座に直接「ANAマイル」が振り込まれる
ANAマイレージモールの最大のメリットは「直接ANAマイルが貯まること」です。一般的なポイントサイトを経由した場合、貯まったポイントをドットマネーや各種クレジットカード等を経由して、複雑なルートでマイルに交換する手間と時間がかかります。
しかし、ANAマイレージモールを経由すれば、買い物の数ヶ月後にあなたのANAマイレージクラブ口座へ「直接」マイルが積算されます。交換忘れや有効期限切れのリスクが圧倒的に低く、初心者でも確実にマイルを増やせるのが魅力です。
だからこそ、上乗せ率を追うより、まずは経由を100%実行できる仕組みの方が効きます。
具体的には、スマホやパソコンのブラウザの「お気に入り(ブックマーク)」の一番上に登録し、いつでもワンタップで開けるようにしておくことです。ネットで買い物をする際は、必ずこのアイコンをタップしてからショップへ向かう。この「経由の習慣化」が、陸マイラーとしての基礎体力を作ります。
モール運用の基本ルール
- ルール1:モールをブックマーク最上段/ホーム画面に固定
- ルール2:「買う前にモール」が口癖になるまで徹底
- ルール3:購入後は「ご利用履歴」を確認して経由判定をチェック
目安として、通常は利用日から5日程度で履歴に反映されます(ショップにより最大3か月かかる場合あり)。 - ルール4:キャンセル・返品・交換は原則マイル対象外(当たり前だが高頻度の取りこぼし原因)
具体例:ユニクロや旅行サイト、キャンペーン時の爆発力
ANAマイレージモールには、楽天市場やYahoo!ショッピングといった定番ショップはもちろん、ユニクロのオンラインストアや、じゃらん、一休.comといった旅行サイトなど、数百のショップが参加しています。
さらに見逃せないのが、定期的に開催される「マイルアップキャンペーン」です。通常は「300円につき1マイル」のショップが、キャンペーン期間中だけ「100円につき1マイル」や「100円につき3マイル」と劇的に還元率が跳ね上がることがあります。このタイミングを狙って日用品や衣服をまとめ買いすれば、一気に大量のマイルを獲得できます。
実務上のコツ:モールは「高単価の買い物ほど先に確認する」
家電・旅行・ふるさと納税など、高単価の買い物ほどモール経由の有無で差が大きくなります。高単価は「買う前にモールで対象ショップか確認→条件(対象外・倍率)を読む→同じタブで購入」の順で、事故を防ぐのが鉄則です。
ANAショッピング A-style:使いどころ(高単価/ギフト/セール)
A-styleは「ANA公式で買う価値がある商品」を“高単価・ギフト・セール”で狙う
ANA公式のオンラインショップ「ANAショッピング A-style」は、単なる機内販売の延長ではありません。
陸マイラーにとっては、ANAカード決済による「5%割引」と「マイルの高還元」が同時に受けられる最強の特約店です。
ただし、A-styleは、何でも最安で買う場所ではないので、日用品の購入には不向きです。お中元・お歳暮などのギフトや、家電、旅行カバンといった「単価の高い買い物」をする際に威力を発揮します。
A-styleのマイル積算ルールを理解し、取りこぼしを防いで使い分けるのがポイントです。
マイル積算の基本:商品価格100円(税込)ごとに1マイル+(ANAカード決済なら)追加で100円ごとに1マイル
A-style(ANA Mall店)では、ANA Mallでの購入により商品価格100円(税込)ごとに1マイルが積算されます。さらにANAカードで支払うと、カード会社ポイントとは別に100円(税込)ごとに1マイルが追加で積算されます。
A-styleを使うと強いシーン
- 高単価:家電・健康家電・生活用品など「どのみち買う」ものを、条件が良いときに寄せる
- ギフト:eGift等を含め、相手に渡す用途は価格比較がブレやすく、公式の安心感が出る
- セール:マイルアップやクーポンが重なるタイミングは“実質”が跳ねる(ただし積算対象の条件は必ず確認)
ダイソンやバルミューダなどの高級家電、TUMIやサムソナイトといったビジネスバッグ・スーツケースも販売されています。数万円から十数万円する商品を5%OFFで買えるメリットは計り知れません。
A-styleには全国の特産品や高級グルメが豊富に揃っています。親戚へのギフトや内祝いなどをA-styleで手配すれば、5%割引でお得に贈れる上、まとまったマイルが還元されます。
年に数回開催されるボーナスマイルキャンペーンセールの時期にこれらを購入すれば、1回の買い物で数千マイルを獲得することも夢ではありません。
「数万円以上のまとまった買い物」をする予定ができた時は、他で購入する前に「同じものがA-styleで売っていないか?」と検索する癖をつけてください。このワンクッションが、大きな節約と大量マイルをもたらしてくれます。
注意点:積算対象は「商品価格」。送料・手数料・ラッピング等は対象外/マイル利用分も対象外
A-style/ANA Mallのマイル積算は、基本的に商品価格が対象で、送料・手数料・のし/ラッピング手数料は対象外です。また、マイルを使って支払った分は積算対象外になります。
反映タイミング:A-styleのマイルは「お届け後2〜3週間」が目安
A-styleのマイルは、目安として商品のお届け日から約2〜3週間後に積算され、キャンセル・返品の場合は積算対象外です。
ネットは「経由忘れ=損」。運用は“最大化”ではなく“取りこぼし最小化”が勝ち
ネットショッピングは、理論上は無限に最適化できますが、現実には条件が多く、完璧を目指すほどミスが増えます。
陸マイラーとして強いのは、
- 経由を習慣化(機会損失最小化)
- 支払いを固定(分散を防ぐ)
- 反映チェックをルーティン化
の3点です。 この型を作れば、ANAマイルは“生活しているだけで”積み上がるようになります。
大きな出費こそ特約店で:百貨店・家電・大型決済
百貨店・家電・引越し・リフォーム・教育費といった“大きな出費”は、陸マイラーにとって一撃でマイルを増やせる重要局面です。日常の買い物は積み上げ型ですが、高単価支出は「いつ・どこで・どう払うか」で差が一気に開きます。
ここでの基本方針は、可能ならANAカードマイルプラス(特約店)やANA公式の導線(モール/A-style等)で上乗せを取り、無理な場合でもメインANAカードに集約して取りこぼしをゼロにすること。
さらに、大型決済は「決済できるか」が勝負なので、見積り段階から“払える形”に整えていきます。
百貨店:高単価こそ“倍率”が効く(ギフト・化粧品・催事)
百貨店は「ANAカードマイルプラス(特約店)」や「モール/オンライン」を絡めて“上乗せ”を狙う
百貨店はギフト・化粧品・催事(物産展)などで客単価が上がりやすく、マイルを一気に伸ばせる領域です。ここでの結論はシンプルで、ANAカードマイルプラス(特約店)を優先し、対象外でもメインANAカード決済に集約すること。これだけで機会損失を大きく減らせます。
ANAに直結する百貨店(例):大丸・松坂屋/高島屋/阪急百貨店/阪神百貨店など
コンビニやスーパーマーケットと違い、百貨店での買い物は1回で数万円になることが珍しくありません。百貨店は全国各地区にあり、地域によっては、全国展開する百貨店よりも地元の百貨店の方が格が高いとされることもあります。
可能であればANAカードマイルプラス(特約店)の対象となっている百貨店を決めて、その百貨店に集約して利用するようにしましょう。ANAカードで決済するだけで、通常のクレジットカードのポイントとは別に「200円につき1マイル」が自動的に上乗せされます。
「百貨店×ANA」で読者が実感を持ちやすい具体例としては、以下が分かりやすいです。
- 大丸・松坂屋(店舗・オンラインともに案内あり)
- 高島屋(店舗・オンラインストア・TAKASHIMAYA Collection)
- 阪急百貨店(オンライン)/阪神百貨店(オンライン)
- 三越伊勢丹オンラインストア(モール経由でマイルが付く例として使える)
- 小田急百貨店オンラインショッピング/京王百貨店ネットショッピング(モール経由の具体例)
※提携条件(店頭・オンラインの対象範囲、対象外商品、決済方法の条件)は提携先ごとに変わるため、購入前にANA側の提携ページの注意事項を確認してください。
買い方のテンプレ:百貨店は「ギフト・化粧品・催事」を“集約してまとめて払う”
- ギフト(お中元・お歳暮・内祝い):お中元やお歳暮、入学祝いなどを百貨店の手配にする場合、数万円の出費になります。これをANAカードマイルプラス(特約店)の対象となっている百貨店でANAカード決済すれば、一気にまとまったマイルが手に入ります。
- 化粧品(デパコス):定期的に購入するブランド化粧品も、まとめ買いしやすいタイミング(限定セット・イベント時)に、マイルプラス加盟店のコスメカウンターに集約してANAカードで支払いましょう。
- 物産店などの催事(北海道展など):「秋の北海道展」などの人気催事でも、基本的にANAカードでの支払いが可能です。美味しいものを楽しみながら、しっかりマイルも上乗せしましょう。
百貨店は“完璧主義”より「集約」が強い
百貨店はポイント施策が多く、全部を最適化しようとすると判断が複雑になり、結果として取りこぼしが増えがちです。
デパ地下でのちょっとしたお惣菜から、数万円のブランド品まで、百貨店でお金を使う予定があるなら、まず買う百貨店を固定→支払いをANAカードに固定→(可能なら)提携上乗せを取るの順が、最も再現性が高い現実解です。
家電量販店:買う場所より“買い方”で差がつく(実店舗/通販)
家電は「提携のある量販店」か「モール経由できる通販」を優先し、最後はANAカードで回収
家電は単価が大きいので、同じ10万円でも買い方でマイル差が出ます。
結論は、(1)ANAカードマイルプラス(特約店)の量販店で店頭決済、または(2)ANAマイレージモール経由で通販購入を優先し、どちらの場合も決済はメインANAカードに固定することです。
具体例:ANAに直結する家電量販店:ヤマダデンキ(LABI/テックランド等)
家電量販店で具体的に挙げやすいのがヤマダデンキです。ANAの発表では、2024年10月1日から対象店舗が大幅に拡大され、ヤマダデンキLABI、LIFE SELECT、テックランド、家電住まいる館、ベスト電器、IDC OTSUKA等で、ANAカード決済により200円(税込)ごとに1マイルが積算されるとされています。
具体例:ビックカメラ.com/Apple公式サイトは「ANAマイレージモール経由」が強い
- ビックカメラ.com:ANAマイレージモール側にショップページがあり、通販家電の対象として使いやすい
- Apple公式サイト:ANAマイレージモールで「200円ごとに1マイル」の案内がある(購入前に経由が鉄則)
「家電=店頭」だけではなく、通販で“経由”が成立するかを先に確認できると、取りこぼしが激減します。
実店舗での買い方:価格交渉→決済条件確認→ANAカードで一撃回収
- 値引き交渉の後に「カード払い可否・手数料・値引き条件」を確認(カードだと値引きが変わる店もある)
- 延長保証・設置・リサイクル料まで含めて“実質”で比較(最安値だけ追うと逆に損する)
- 最終的な支払いはメインANAカードに固定(分散すると回収効率が落ちる)
店名を増やしすぎると、逆に機会損失が増える
家電量販店は、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ケーズデンキ、エディオン、ジョーシン等、選択肢が多いぶん「どこが最適か」を追いすぎると意思決定が遅れ、結局“経由しない”“交渉しない”“現金で払う”などの機会損失につながりがちです。
まずは(A)提携で上乗せが確実に取れる店(例:ヤマダ系)と、(B)モール経由で上乗せできる通販の2系統だけ押さえる──これが現実的で強い戦い方です
引越し・リフォーム・教育費:決済できるかが勝負(見積り段階から設計)
大型決済は「払える形」に変えた人が勝つ。見積り段階で決済手段を確認する
結論から言うと、引越し・リフォーム・教育費は、還元率以前に「カードで払えるか」が最大の分岐点です。ここで最も重要なのは、契約後ではなく見積り段階で支払い方法を確認し、カード決済できる業者・支払いスキームを選ぶこと。これができれば、支払額が大きい分、ANAマイルの積み上がりも一気に増えます。
大型支出は「振込オンリー」が多く、交渉しないとマイル化できない
引越しやリフォームは、銀行振込や現金が基本の業者も多く、カード払い不可・カード手数料上乗せ・分割不可などの制約が出やすい分野です。教育費も学校や塾によって決済手段が異なります。つまり、ここは“後から何とかする”領域ではなく、最初に「払える形か」を確認しないと、機会損失が確定します。
見積り時に必ず聞くべき質問テンプレ
- クレジットカード払いは可能ですか?(可能ならブランド・上限・一括/分割)
- カード払いの場合、手数料はかかりますか?(上乗せがあるなら損益分岐点で判断)
- 支払いタイミングはいつですか?(契約金・中間金・残金など分割請求の有無)
- 請求書払い/オンライン決済/QR納付など別手段はありますか?
教育費の現実解:カードで払えないなら“教材・備品・周辺支出”で回収する
教育費は、学校納付金そのものがカード不可のケースがあります。その場合でも、教材・通学用品・PC/タブレット・定期券・検定料など、周辺支出はカード決済できることが多いので、そこで回収します。陸マイラー的には「払えないものを無理にマイル化」するより、払える支出に寄せて取りこぼしを防ぐ方が強いです。
高単価は「特約店・経由・カード集約」を同時に意識する
大きな出費は、1回の意思決定で差が出る領域です。百貨店は“集約”、家電は“買い方”、引越し・リフォーム・教育費は“払える形”。この3つを押さえ、可能なら特約店やモール経由で上乗せを取り、最後はメインANAカードで確実に回収する——これがANAマイルを最短で増やす実践ルールです。
出張・旅行でさらに貯める:ホテル・旅先の決済設計
陸マイラーにとって、出張や旅行は「マイルを使って楽しむもの」であると同時に、「マイルを大量に稼ぎ出すビッグイベント」でもあります。
旅行・出張は、宿泊費や交通費、現地でのアクティビティなど、1回あたりの支出が大きく、しかも「宿泊」「移動」「現地消費」が連続するため、陸マイラーにとっては“まとめて回収できる”最高のタイミングです。
ただし、旅行領域は予約経路(公式/OTA※/モール)によってマイルの積算可否・積算対象・対象外条件が変わりやすく、やみくもに動くと取りこぼしが起きます。
この章では、ANAマイルに寄せるための予約導線テンプレと、旅先での決済ルール(レンタカー・交通・飲食)を、再現性重視で整理します。
※ OTA:Online Travel Agent インターネット上だけで取引を行う旅行会社のこと。楽天トラベルやじゃらんなど。
予約導線テンプレ:公式/OTA/モールの使い分け(状況別)
迷ったら「ANAトラベラーズ優先→無理ならモール経由OTA→最後に公式直
宿泊予約は次の優先順位で組むと、ANAマイルの取りこぼしが減ります。
- ANAトラベラーズ ホテル(マイルが貯まる設計が明確)
- ANAマイレージモールやポイントサイト経由のOTA(入口=経由で上乗せ)
- ホテル公式(提携ホテルならAMC番号提示で積算)(条件が合う時のみ)
この順に当てはめれば、毎回悩まずに“型”で判断できます。
ホテル予約は「積算の可否」が経路で変わるため
旅行予約は、同じホテルでも「どこから予約したか」でマイルが付く/付かないが分かれます。特にクーポン・団体割引・一部割引料金などは対象外になることがあり、予約導線を固定しないと取りこぼしが増えます。ANA側でも、ANAトラベラーズ ホテルは予約時にAMC番号を登録することでマイルが積算され、対象外条件(割引料金・クーポン等)も明記されています。
じゃらんや楽天トラベルといったOTAを利用する場合、ポイントサイトを経由すれば三重取り(経由ポイント+OTAポイント+クレカ決済マイル)ができ、非常に高い還元率を叩き出せます。
しかし、IHG(インターコンチネンタルなど)やマリオットといった外資系ホテルチェーンの場合、OTA経由で予約すると「ホテルの上級会員特典(朝食無料やアップグレード)」が適用されず、ホテル独自の宿泊マイルも付与されないという大きなデメリットがあるからです。
状況別テンプレ①:ANAトラベラーズ ホテル(まずはここを起点にする)
ANAマイルに寄せるなら、最初の候補はANAトラベラーズ ホテルです。対象ホテルの予約・利用で100円ごとに1マイルが積算され、予約時にAMC番号(10桁)を登録すれば自動積算されます(積算まで約1〜2か月が目安)。
- 基本:ANAトラベラーズで予約 → AMC番号登録 → 宿泊 → マイル積算
- 注意:団体割引・一部割引料金・クーポン支払い等は対象外になり得る(予約前に条件確認)
- 使い分け:早期予約系の「SUPER VALUEプラン」など、トラベラーズ内のプランもチェック
状況別テンプレ②:ANAマイレージモール経由のOTA(経由を“必須”にする)
一般的なビジネスホテルや国内の温泉旅館を手配する場合の最強ルートです。
ANAトラベラーズで希望条件が出ない/別のOTAで取りたい場合は、次の選択肢がANAマイレージモール経由です。 例えばBooking.comは、ANAマイレージモール経由でご利用金額200円ごとに1マイルの案内があります。
- 手順:「モッピー」や「ハピタス」などのポイントサイト、または「ANAマイレージモール」を開く。
- 経由:そこから「じゃらん」「楽天トラベル」「一休.com」「Yahoo!トラベル」などのOTAへ移動する。
- 決済:事前クレジットカード決済(メインのANAカード)を選択する。 これで、宿泊費の数パーセントが経由ポイントとして戻り、さらにOTAのポイントと決済マイルが全取りできます。
- 鉄則:モール→OTAへ遷移→同じタブで予約完了(途中でアプリに飛ばさない)
- 注意:キャンセル・変更条件、対象外条件はショップごとに異なる(予約前に必ず確認)
状況別テンプレ③:ホテル公式サイトルート(特典・宿泊マイル重視)
「公式予約が最安」「会員特典が強い」などで公式を選ぶ場合は、ANAマイルが貯まる提携ホテルかを確認してください。 ANA側の案内では、提携ホテルの公式サイトや電話予約でも、宿泊時にAMC番号を提示してマイルが貯まるホテルがあるとされています(国内ホテル一覧の案内あり)。
IHG・ANA・ホテルズグループなどに宿泊する場合のルートです。
- 手順:OTAは使わず、直接「ホテルの公式サイト」から予約する。
- 決済:チェックアウト時に、対象のANAカード(SFC等)で決済する。 この導線を通すことで、ANAカード会員限定の割引(ベストフレキシブル料金から5%OFFなど)や朝食無料特典が受けられる上、クレジットカードの決済マイルに加えて「1滞在につき500マイル」などのホテル宿泊マイルが直接付与されます。
まとめ:予約導線は“固定”が最強(最大化より取りこぼし最小化)
旅行は毎回条件が違うため、理論上の最適解を追うほど迷いが増え、経由忘れ・条件見落としの機会損失が出ます。 まずは「トラベラーズ→モール→公式」の優先順位を自分ルールにして、再現性高く回すのが最短です。
出張や旅行が決まったら、まずは、「ANAトラベラーズ ホテルに掲載されているか確認し希望に沿っているかをチェック」、「今回はとにかくポイント三重取りで還元率を上げる(OTAルート)」、「ホテルステータスや独自マイル・割引の恩恵を受ける(公式サイトルート)」の順で検討しましょう。
このテンプレートに沿って予約するだけで、旅の回収率(マイル還元率)が劇的に跳ね上がります。
旅先の決済:レンタカー・公共交通・飲食を“最大限”マイル化
旅先は「ANAカードマイルプラス(特約店)→ANA Pay→ANAカード」の順で迷いを消す
結論から言うと、旅先の支払いは店舗が多く完璧主義が破綻しやすいので、優先順位を固定して“漏れなく回収”するのが勝ちです。
- ANAカードマイルプラス(特約店)で上乗せ
- それ以外はANA Payで統一(使える店が多い)
- ANA Payが無理ならメインANAカード
この3段構えにしておけば、現地で迷わず支払えます。
レンタカー:トヨタレンタカーなど提携先は「上乗せ+カード決済分」で強い
レンタカーは単価が大きいので、提携先を踏めると効率が上がります。ANA側のレンタカー特集では、ANAカードマイルプラス(特約店)でANAカード決済をすると、カード会社ポイントとは別に100円または200円ごとに1マイルが上乗せされると整理されています。
ニッポンレンタカーやトヨタレンタカーなど、ANAカードマイルプラス(特約店)を選んで現地でANAカード決済すれば、通常のカードマイルに加えて「100円=1マイル」の上乗せがあります。または、事前にポイントサイトを経由して「じゃらんレンタカー」等から予約・事前決済しておくのも有効です。
- 具体例:トヨタレンタカーは、ANAカード決済・モール経由・AMC番号提示など複数の貯め方が案内されています(利用前に条件確認)。
- 運用ルール:予約時点で「ANA提携の貯め方(決済/提示/モール)」を決め、現地では迷わず実行
交通・現地移動:決済は“汎用性”が命(ANA Payを基準にする)
現地交通(タクシー・一部の鉄道/バス・観光施設等)は決済手段が読みにくいので、汎用性が高い手段に寄せるのが現実的です。 ANA Payは、iD加盟店、Visaのタッチ決済加盟店、Smart Code対応加盟店で利用でき、タッチ決済・コード決済・オンライン決済に対応しています。
旅先での在来線やバス移動も、切符は買わずに「モバイルSuica(またはPASMO)」でのタッチ決済が基本です。ここで重要なのは、Suicaへのチャージを現金で行わず、「ANA Pay(Apple Pay等経由)」やマイル還元率の高いクレジットカード(ANA VISA Suicaカード等)から行うことです。これで、現地の数百円の電車賃すらもマイルの原資に変わります。
鉄道(新幹線・在来線・特急):基本は「交通系IC」になりやすい。だから“チャージ導線”でマイル化する
旅先の移動で見落としやすいのが鉄道です。新幹線・在来線・特急は、現地での決済が交通系IC(Suica/PASMO等)中心になりやすく、現場でANA Payやクレカが使えない場面も多いのが現実です。 だからこそ、鉄道は「乗る瞬間の決済」を追うのではなく、交通系ICのチャージを“マイル獲得導線”に乗せる発想が重要になります。
鉄道は「ICチャージをメインカード(またはANA Pay経由)に寄せる」と取りこぼしが減る
結論として、鉄道は次のどちらかを自分ルールにすると迷いが消えます。
(A)交通系ICへのチャージをメインANAカードに固定する
(B)対応しているなら、ANA Pay(iD/タッチ等)を“チャージ側”で活用する
現地での支払い方法はバラつくので、入口(チャージ)を固定しておく方が再現性が高いです。
鉄道は「駅・路線・券種」で決済手段が分かれ、完璧主義が破綻しやすい
鉄道は、同じJRでも、在来線のIC改札/新幹線の予約(EX予約・えきねっと等)/特急券の購入/地方私鉄の券売機など、支払い導線が分岐します。 このすべてを“その場最適化”しようとすると、手間が増えて結果として現金払いに戻り、機会損失が増えがちです。 そこで、陸マイラー的には「鉄道はチャージ導線で回収」「新幹線は予約導線で回収」と割り切るのが現実解になります。
在来線・都市部は「交通系ICチャージ」を固定して回収する
- ルール:交通系IC(Suica/PASMO等)のチャージは、可能な範囲でメインANAカードに寄せる
- 狙い:鉄道・バス・駅ナカなど、ICで払う支出全体をまとめてマイル化できる
- 注意:ICチャージがポイント付与対象かどうかはカードにより異なるため、手持ちカードの条件を事前に確認する(対象外なら別導線に切り替える)
新幹線は「予約導線」で回収する(駅で買うより“オンライン購入”が安定)
新幹線は、駅窓口・券売機で買うと現金/決済手段が限定されることがあります。一方、オンラインで購入できる環境なら、支払いをメインANAカードに固定でき、取りこぼしが減ります。 特に出張のように「同じ区間を繰り返す」場合は、購入導線を固定(同じサービスで購入)するだけで、管理が楽になり、マイル獲得も安定します。
鉄道を“漏れなく”マイル化するチェックリスト(出発前に決める)
- 在来線:移動はIC中心か? → ICならチャージ導線(チャージ手段)を固定
- 新幹線:オンライン予約で買えるか? → 支払いはメインANAカードに固定
- 例外:現地でIC未対応・現金のみがある → 例外は割り切り、他で回収する
鉄道は「完璧に拾う」より「拾えるところを確実に拾う」方が強い
鉄道は決済手段の分岐が多く、すべてを最大化するのは現実的ではありません。だからこそ、 (1)ICチャージの導線を固定する、(2)新幹線はオンライン購入に寄せる、という2点に絞って機会損失を減らすのが、ANAマイルに寄せる最短ルートです。
- 現地ルール:使えるなら「ANA Payで」or「Visaタッチで」or「Smart Codeで」を基準にして、迷いを消す
- 補足:店舗により利用できる決済手段が異なるため、支払い前に確認する
飲食:高頻度だからこそ「優先店+基準決済」で取りこぼしを減らす
旅先の飲食は、店を変えるたびに最適解が変わるので、最大化を狙うほど疲弊します。
そこで、
- ANAカードマイルプラスの飲食提携が使える場面は確実に取る
- それ以外はANA PayまたはメインANAカードに固定
が現実解です。
チェックリスト:旅に出る前に“これだけ”決めておく
- 宿:トラベラーズで取るか/モール経由OTAで取るか(経由忘れ防止の仕組み)
- レンタカー:提携先(例:トヨタ)を踏むか/どの積算方法で行くか
- 現地決済:基準はANA Pay(iD/タッチ/Smart Code)で統一し、例外はANAカード
まとめ:出張・旅行は“最大化”より「導線の固定」で勝つ
旅行・出張は一撃が大きい反面、条件も多く取りこぼしが起きやすい領域です。 だからこそ、予約導線(トラベラーズ→モール→公式)と現地決済(提携→ANA Pay→ANAカード)を固定し、再現性高く回す設計が最も強い戦い方になります。
マイル取りこぼし防止:チェックリスト(この記事を「保存版」にする)
ここまで、生活のあらゆる支出をANAマイルに変える具体的なテクニックを「インフラ」「日常」「非日常」の各シーンに分けて解説してきました。非常に情報量が多いため、一度読んだだけですべてを完璧に実践するのは難しいかもしれません。
ANAマイルを貯めるうえで最大の敵は、「知らないこと」ではなく取りこぼしです。特約店を知っていても、モールを使うつもりでも、支払いが分散したり、経由が切れたり、反映確認をしなかったりすると“本来もらえたはずのマイル”が消えます。
ここでは、この記事で扱った内容を現実的に回し続けるためのチェックリストとして、取りこぼし原因を潰す順に整理します。完璧を目指す必要はありません。「大きい取りこぼし」から順に潰すだけで、マイルの増え方は変わります。
定期的な「答え合わせ」で機会損失を最小化する
この記事をブックマーク(保存)し、決済に迷った時の辞書として使う
陸マイラーとしての生活基盤を構築したあとも、月に1回、あるいは大きな買い物をする前に、この記事のチェックリストを見直す習慣をつけてください。ブラウザの「お気に入り(ブックマーク)」に登録し、いつでも引き出せる「保存版」の辞書として活用することをおすすめします。
生活環境や決済ルールは変化し、「知らぬ間の取りこぼし」が発生する
人間の習慣は恐ろしいもので、少し気を抜くと「急いでいるから今日は現金でいいや」「経由するのを忘れてポチってしまった」というミスが必ず起こります。
また、先ほど解説した「セブン-イレブンの特約店提携終了(2026年5月)」のように、マイルを取り巻くルールや最適な決済ルートは時代とともに変化します。今の自分の支払いが「最新の正解ルート」から外れていないかを定期的に答え合わせすることが、マイルを安定して稼ぎ続けるための最強の防衛策になるのです。
まず潰すべき「3大取りこぼし」
支払いの分散:メインカードがブレる
- メインのANAカードは1枚に固定(例外を増やさない)
- 固定費(電気・ガス・通信・サブスク・NHK・新聞)は原則メインカードに集約
- 家族分の支出があるなら家族カードで“同じ口座・同じカード体系”に寄せる
ネットの経由忘れ:モール・ポイントサイトの上乗せがゼロ
- ANAマイレージモールをホーム(入口)に固定(ブックマーク最上段/スマホのホーム画面)
- ポイントサイト(例:モッピー/ハピタス)を使う場合も入口を固定し、使い分けルールを決める
- 買う前の合言葉は「経由→支払い→クーポン」
反映確認をしない:対象外・漏れに気づかず失う
- 月1回の確認日を固定(例:毎月1日)
- 「カード明細」「モール履歴」「ポイントサイト通帳(判定状況)」をセットで見る
- 反映漏れは期限内に問い合わせ(放置すると取り戻せない)
支出カテゴリ別:取りこぼし防止チェック(ANAマイル特化)
固定費(光熱費・通信費)
- 電気・ガス・通信・サブスクはカード払いに寄せたか
- ANAでんき/ANAガスを使う場合、AMC番号の一致やボーナスマイル条件を確認したか
- 通信費は「プランの見直し」も実施(削減=マイル化できる原資が増える)
税金・公金
- クレカ納付は手数料負けしていないか(損益分岐点を計算)
- 税金がポイント付与対象外/還元率低下になっていないか確認したか
- キャンペーンは上限・対象外を確認し、上限到達後の条件で再計算したか
ふるさと納税
- 控除上限(寄付上限)を把握したか(所得・家族構成等で変動)
- 寄付は必ず経由(ANAマイレージモール/ポイントサイト)しているか
- アプリ購入を避け、ブラウザで同一タブ完結できているか
- ワンストップ特例/確定申告の手続き漏れがないか
日常の買い物(スーパー・ドラッグストア・コンビニ・外食)
- 生活圏で使う店を「優先店」として固定できているか(例:ドラッグはマイルプラス対象店など)
- 基準決済をANA Pay or メインANAカードに決め、例外を増やしていないか
- 外食(例:スターバックス)は店頭より“オンライン入金”など、ルールが変わる点を更新できているか
ネットショッピング
- 購入前にモールの対象ショップか確認したか
- Cookie・広告ブロック・シークレットモードなど、判定が切れる要因を避けたか
- 高単価(家電・旅行・ふるさと納税)は、経由の条件を読み込んでから購入しているか
百貨店・家電・大型決済
- 高単価支出は「買う場所」を固定して集約できているか(百貨店・ギフト等)
- 家電は「通販ならモール経由」「実店舗なら交渉後にカード決済」で回収できているか
- 引越し・リフォーム・教育費は見積り段階でカード可否/手数料を確認したか
出張・旅行
- 宿はトラベラーズ→モール→公式の優先順位を決めたか
- レンタカーは提携先(例:トヨタ等)の積算条件を確認したか
- 鉄道は「現場最適化」ではなくICチャージ導線で回収する方針を決めたか
- 現地決済は提携→ANA Pay→ANAカードの優先順位で迷いを消せているか
運用を回すための「月1メンテ」テンプレ
月1回やること(10分でOK)
- カード明細:固定費が想定どおりメインカードに集約されているか/二重請求がないか
- ANAマイレージモール履歴:経由した購入が履歴に出ているか(出ていなければ早めに原因確認)
- ポイントサイト通帳:判定中→確定の推移、否認があれば理由確認
- 交換ルート:中継ポイントが貯まっているか/交換のタイミング(最低単位・上限)を確認
迷ったときの3原則(保存版)
- 分散しない:メインカード・中継ポイントを増やさない
- 経由する:ネット購入は必ず入口を踏む
- 手数料負けしない:税金・大型決済は損益分岐点で判断
最後に:完璧は不要。“大きい取りこぼし”から潰すほど伸びる
陸マイラーの最適化は、理論上はどこまでも細かくできます。しかし現実には、店舗・条件・キャンペーンは変わり続け、完璧主義は運用破綻の原因になります。
だからこそ、まずは「支払いの分散」「ネットの経由忘れ」「反映確認の放置」という3大取りこぼしを潰してください。 これだけで、生活の支出が“自動的に”ANAマイルへ寄っていき、次のステップ(税金・高単価・旅行)で加速しやすくなります。
まとめ:今日からできる最短アクション
ここまでの内容を一言でまとめると、ANAマイルを増やす本質は「裏技」ではなく、生活の支払いを“同じ導線”に乗せ続ける設計です。大事なのは完璧主義ではありません。取りこぼしが大きいところから順に潰し、仕組みで自動化すれば、無理なくマイルが積み上がります。最後に、今日から動ける形で「習慣化のルール」「優先順位」「最初の一歩」を整理します。
ここまで、生活のあらゆる決済をANAマイルに変えるための具体策をお伝えしてきました。特約店の活用やモールの経由など、知っているだけで得をする知識ばかりですが、陸マイラーとしての本当のスタートラインは「知ること」ではなく「行動すること」です。最後に、この膨大なノウハウを挫折せずに日常生活へ落とし込み、憧れの特典航空券を手に入れるための「最短アクション」をお伝えします
習慣化のコツ:「マイルを意識した生活」をストレスなく続ける自動化ルール
Point(結論):続く人は“意志”ではなく「ルール」と「仕組み」で回している
結論から言うと、陸マイラーとして伸びる人は、毎回頑張って最適化するのではなく、迷わないルールと勝手に回る仕組みで続けています。ANAマイルは、1回の神ワザよりも、同じ支払いが毎月同じ導線を通ること(固定費・積立・経由)が圧倒的に強いからです。
マイルを貯める生活を何年も長続きさせる最大のコツは、毎回「どの決済がお得か」を頭で考えるのをやめることです。気合や根性に頼るのではなく、一度設定すれば無意識のうちにマイルが貯まっていく「自動化(システム化)されたルール」を生活の中に構築してしまいましょう。
毎回レジ前やネットで悩むと、脳が疲弊して挫折する
買い物のたびに「今日は特約店だからANAカードで…」「ここは対象外だから別の決済で…」とゼロから考えていると、やがてその計算が面倒になり、「もう現金でいいや」「直接アプリで買っちゃえ」と元の生活に戻ってしまいます。陸マイラー活動は短距離走ではなく、特典航空券というゴールに向けた数年単位のマラソンです。息切れしないためには、日々の決断ストレスを極限まで減らす必要があります。
具体例:環境設定とマイルールで「考える手間」を省く
ストレスフリーな自動化ルールの例は以下の通りです。
- 環境の自動化:スマホのホーム画面の1ページ目に「ANAマイレージモール」「ANA Pay」のアイコンだけを配置し、直接買い物サイトを開けないようにする。
- 支払いの自動化:毎月必ずかかる光熱費や通信費、保険料は、一度メインのANAカード引き落としに設定して二度と触らない。さらに「ANAでんき」やSBI証券の「クレカ積立」を契約し、毎月完全放置でボーナスマイル(またはVポイント)が振り込まれる不労所得の仕組みを作る。
- 行動の自動化:「コンビニは何も考えずANA Payで払う」「百貨店は高島屋一択」と、迷う余地のない自分だけのマイルールを固定する。
インフラを整備さえすれば、あとは日常を送るだけでいい
「マイルを意識する」というのは、24時間マイルのことを考え続けることではなく、「マイルが自動的に貯まるインフラを整備する」ことです。インフラさせ整備してしまえば、あとは今まで通りの日常を送るだけで、システムが勝手にANAマイルをかき集めてくれます。
優先順位の付け方:まずは家計のどこから変える?(固定費→税金→高単価)
効果が大きく、ブレにくい順にやる(固定費→税金→高単価)
結論から言うと、優先順位は「効果の大きさ」だけでなく「ブレにくさ(再現性)」で決めるのが正解です。おすすめの順番は、固定費→税金→高単価。この順に整えると、取りこぼしが減り、マイル獲得が安定します。
やることが多すぎてどこから手をつければいいか迷った場合は、家計の見直しにおける陸マイラーの鉄則、「①固定費 → ②税金・ふるさと納税 → ③高単価な買い物」の順番で支払いルートを変更していきましょう。
日々のスーパーやコンビニでの数十円の取りこぼしを防ぐことも大切ですが、それらは毎日発生するため「行動を変える労力」がかかります。一方、固定費や税金、大型出費は「1回あたりの決済金額が極めて大きい」または「一度設定すれば継続する」という特徴があります。少ない労力で圧倒的なリターン(マイル)を得られる、最も費用対効果の高い“太いパイプ”から優先して整備していくのが正解なのです。
①固定費:一度設定すれば毎月勝手に積み上がる
- 水道光熱費・通信費をメインANAカードに寄せる
- 可能ならANAでんき/ANAガスなど“固定で積算される仕組み”も検討
- サブスク・新聞・NHKなど「惰性支出」を棚卸しして削減→原資を作る
②税金:損益分岐点で“勝てる条件だけ”やる
- クレカ納付は手数料負けしないか計算する(勝てる条件だけ採用)
- ふるさと納税は最優先:控除上限を把握→必ず経由→メインカード決済→手続き完了
③高単価:発生頻度は低いが、一撃が大きい
- 百貨店(ギフト・化粧品・催事)は「買う場所」を固定して集約
- 家電は「モール経由できる通販」か「提携店でカード決済」のどちらかで回収
- 引越し・リフォーム・教育費は見積り段階で「カード可否・手数料」を確認して“払える形”にする
Point(まとめ):優先順位のコツは「毎月積める→年1で大きい→不定期で一撃」
毎日のカフェ代やコンビニの支払い設定(少額決済)を完璧にするのは、一番最後で構いません。まずは家計の中で最も大きなマイルの「水漏れ」を防ぎ、確実にANAマイルが貯水池に流れ込むように優先順位をつけて見直していきましょう。
結論として、固定費で土台を作り、税金で加速し、高単価で一撃を取る。この順番が、ANAマイルを最短で増やす現実的なロードマップです。
最初の一歩:今日、1つだけ今の支払い設定を変えてみよう
最初の一歩は“小さくて確実に終わる”ものを1つだけ
この記事を読み終えたあなたが今すぐやるべき「最初の一歩」は、明日でも週末でもなく、今この瞬間に、たった1つでいいので「支払い設定をANAマイルが貯まる方法へ変更する」ことです。
結論から言うと、今日やるべきことは「全部やる」ではありません。10分で終わる設定を1つだけ変えて、マイル獲得導線を動かし始めることです。最初に成功体験を作ると、次の改善が自然に進みます。
「あとでやろう」は陸マイラー最大の敵であり、マイル残高は一生ゼロのまま
人間は、どんなに有益な情報を得ても「あとで時間がある時にやろう」と思ったことの9割を忘れてしまう生き物です。特約店の仕組みや、モールの経由ルールをどれほど完璧に暗記しても、実際の決済ルートを自分の手で変更しなければ、あなたのマイル口座の残高は1マイルも増えません。「明日から本気出す」という思考こそが、マイル獲得における最大の機会損失なのです。
今この場から動かずにできる「小さな一歩」(おすすめ順・どれか1つでOK)
まずは、今すぐ、以下のどれか1つを実行してください。
- ブラウザのブックマークの最上部に「ANAマイレージモール」を登録し、楽天市場などの直アプリをホーム画面の奥へ隠す。
- スマホ(Safari)の設定を開き、「サイト越えトラッキングを防ぐ」をOFFにする。
- 財布の中身を整理して、一番取り出しやすいメインのポケットに「ANAカード」を移動させる。
- お使いの電力会社のマイページにログインし、支払い方法を「ANAカード」に変更する手続きを行う。
- ポイントサイト(モッピー/ハピタス)に登録し、ブックマークを作る。
3分の行動が、憧れのハワイ旅行への「1マイル目」になる
これなら、今この場から一歩も動かずに、3分程度で完了するはずです。その3分の行動が、来年、再来年のハワイ旅行や北海道旅行を無料にするための記念すべき「1マイル目」になります。まずは1つだけ、今日必ずアクションを起こしてみてください。
最後に:完璧を捨てれば、自然に伸びる
ANAマイルの最適化は、理論上はどこまでも細かくできますが、完璧主義は運用破綻の原因です。まずは「分散しない」「経由する」「手数料負けしない」の3原則を守り、取りこぼしが大きいところから順に潰してください。
長く楽しく、陸マイラーに取り組んでいきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!





