
こんにちは。野兎八兵衛(のさうぎ はちべえ)です。
国家資格を持つ旅行のプロとして、陸マイラー初心者が陥りがちな失敗やリスクを回避し、安全に陸マイラー活動を始めるための「王道」を徹底解説します。
知識ゼロからでも迷わず陸マイラー活動を始められるよう、7つ記事で構成される【初心者向け完全ガイド】を用意しました。
本業や生活を大切にしながら、家族で毎年旅行に行けるレベルのマイルを無理なく着実に貯め続ける、一攫千金を狙うのではなくコツコツと楽しみながら資産を築く、そんな陸マイラー活動を始めてみませんか。
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陸マイラーの始め方の全体像とステップ構成
当サイトでは、陸マイラーへのステップを段階的に解説しています。大きく分けて前半と後半に分かれており、それぞれの内容は以下の通りです。
【前半】陸マイラーとしての土台づくり
- 基礎知識(本記事): 陸マイラーの活動の全体像、マイルを貯める3つの方法、効率的に貯める戦略など、始める前に知っておくべき知識を網羅的に解説します。
- 心の準備: 陸マイラーとして活動する上での心構え、目標設定の重要性、意識すべきマイルの価値など、長く楽しく続けるための秘訣を解説します。
- お金の準備: 陸マイラーに必要な資金と、その金額水準に応じた効率的な貯め方や注意点を解説します。
【後半】マイルの本格獲得戦略
- ANAマイル向けポイント戦略:ANAマイルを効率的に貯めるためのポイントとその貯め方、ANAマイルへの交換ルートなどを具体的に解説します。
- ANAマイル向けクレジットカード戦略:ANAマイルを貯めるために必要なクレジットカードを詳しく説明します。
- JALマイル向けポイント戦略:JALマイルを効率的に貯めるためのポイントとその貯め方、JALマイルへの交換ルートなどを具体的に解説します。
- JALマイル向けクレジットカード戦略:JALマイルを貯めるために必要なクレジットカードを詳しく説明します。
本記事を含む「前半部分」はANA派・JAL派どちらにも共通する内容です。自身のライフスタイルやマイル旅行の目的地に合った航空会社を決めて、後半の戦略に進みましょう。

なぜ旅行のプロが「安全で確実な方法」にこだわるのか
筆者は、国家資格である「総合旅行業務取扱管理者」を持つ旅行のプロです 。この資格は、旅行業法などに基づき、お客さまが安全で公正な旅行ができるようサポートするための専門知識を証明するものです。だからこそ、このブログでは単にお得なだけでなく、初心者が陥りがちな失敗やリスクを回避できる、再現性の高い「安全で確実な方法」にこだわって情報発信をしています。
実は、筆者自身も旅は好きですが飛行機は苦手で、飛行機の旅が少しでも楽しくなればと思って、2022年の夏に陸マイラー活動を始めました。だからこそ、旅行のプロとしての知識と、初心者としてのリアルな目線の両方から、あなたが安心して第一歩を踏み出せるよう、この7つの記事を用意しました。
世の中には「一気に数十万マイル!」といった華やかな情報も溢れています。それも一つの魅力的なスタイルだと思います。筆者は、誰もが無理なく、本業や生活を大切にしながら、毎年家族で旅行に行けるレベルのマイルを『着実に』貯め続けられることが重要だと考えています 。一攫千金を狙うのではなく、コツコツと楽しみながら資産を築く。そんな堅実な陸マイラー活動を、おすすめしています。
一緒に、安全で楽しいマイルの旅を始めましょう。
マイルの貯め方に王道はあるが、唯一の正解はない
陸マイラーのブログやSNSを見ていると、貯めたマイルでファーストクラスに乗って海外旅行を楽しんでいる人がたくさんいます。「自分もあんな風になれたら…」と憧れる一方で「本当に自分にもできるのかな?」と不安に感じるのは当然です。
また、「初心者でも」「簡単に」「大量に」マイルを貯められるといった謳い文句を目にすることもあるかもしれません。しかし、具体的な方法を調べれば調べるほど、ポイントサイトの使い方、クレジットカードの選び方、複雑な交換ルートなど、情報が錯綜していて、結局何から手をつければいいのかわからなくなってしまう、という経験はないでしょうか。
マイルの貯め方は様々な方法がありますが、基本となる型は3つです。
- 飛行機に乗って貯める
- クレジットカードを利用して貯める
- ポイントサイトを活用して貯める
これらの基本型を理解した上で、自分に合った方法を組み合わせていくことが大切です。すべての人に当てはまる完璧な方法はありません。試行錯誤しながら、自分にとって最適なマイルの貯め方を見つけていきましょう。
「平均世帯年収でも毎年安定して5万マイル」の根拠
シミュレーションの前提:日本の平均的なモデル家庭
「本当に、普通の家庭でも毎年5万マイルなんて貯まるの?」
多くの方がそう思われるかもしれません。そこで、公的データを基に、平均的な家庭が無理なく毎年5万マイルを達成するための、具体的なシミュレーションを紹介します。
このシミュレーションは、以下のモデル世帯に基づいています。
- 世帯年収: 約524万円(厚労省「国民生活基礎調査」2022年度の平均世帯年収)
- 公的支出(税金・社会保険料)負担率:約 20〜24%(総務省・第一生命経済研)
- 年間手取り(可処分所得): 約420万円(月あたり約34万円)、524万円×20%(公的支出負担率)≒104万円を差し引いた額
- カード決済可能額: 年間250万円(月あたり約21万円)
シミュレーション結果:年間5万マイルの内訳
では、具体的にどのようにマイルが貯まるのか、その内訳を見ていきましょう。
1. 日常生活費の決済(年間25,000マイル) 食費、水道光熱費、通信費、保険料など、これまで現金や口座振替だった支払いを、還元率1.0%のメインカードに集約します。年間250万円の利用で、これだけで25,000マイルが貯まります。
2. ふるさと納税(年間約3,000マイル) 控除上限額(約7万円)を、ポイントサイト経由の「楽天ふるさと納税」などで寄付。カード・サイト・楽天のポイントを三重取りし、効率的にマイル化します。
3. 年間の特別支出(年間約13,000マイル) 旅行や帰省の費用、家電の買い替えなど、年間で発生する大きな支出(50万円と仮定)も、ポイントサイト経由での予約やカード決済を徹底します。
4. キャンペーン等の活用(年間約10,000マイル) 上述の1.2.3.を航空会社の提携店・特約店でのボーナスマイルやキャンペーンなどを意識的に利用するだけで、年間10,000マイル程度の上乗せは十分に可能です。
| 支出項目 | 支出金額 | 獲得マイル数 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 1. 日常生活費の決済 | 250万円 | 25,000マイル | 還元率1.0%のカードに支払いを集約 |
| 2. ふるさと納税 | 7万円 | 約3,000マイル | ポイントサイト経由+カード決済(合計4%還元と仮定) |
| 3. 年間の特別支出 | 50万円 | 約13,000マイル | 旅行予約(4%還元)や家電購入(2%還元)などを合算 |
| 4. キャンペーン等の活用 | - | 約10,000マイル | 特約店でのボーナスやキャンペーンを積極的に活用 |
| 年間合計 | 約51,000マイル |
結論:毎年安定して年間5万マイル貯めることは、現実的な目標
いかがでしたでしょうか。
特別なことは何もしていません。普段の生活におけるお金の支払い方を「仕組み化」するだけで、日本の平均的な家庭でも、年間5万マイルは安定的に達成可能な目標なのです。
5万マイルあれば、家族で沖縄旅行(往復)も、夫婦でハワイ旅行(片道)も十分に視野に入ります。この記事で、あなたもマイルで旅する未来への、確かな一歩を踏み出しましょう。
陸マイラー活動の全体像:マイルを貯める3つの基本型
マイルを貯める方法は無数にあるように見えますが、たったの3つの型に集約されます。
- 飛行機に乗って貯める
- クレジットカードを利用して貯める
- ポイントサイトを活用して貯める
この3つの型を正しく理解し、組み合わせることが、最適なマイル戦略への最短ルートです 。あなたのライフスタイルや目標に合った方法を組み合わせていくことが、夢のマイル旅への一番の近道です。大切なのは、あなたにとっての最適なマイル戦略を見つけること。万人に通用する「正解」は存在しません。
飛行機に乗って貯める:空の旅でマイルを積み重ねる
飛行機に乗ると、搭乗クラスや飛行距離に応じてマイルが付与されます。しかし、出張などで頻繁に飛び回る人でなければ、飛行機に乗る「だけ」で大量のマイルを貯めるのは、残念ながら非現実的です 。
【具体例】ハワイ旅行には、東京-福岡を何往復する必要がある?
仮に、ANAのマイルでハワイ往復の特典航空券(ローシーズンのエコノミークラス:35,000マイル)を目指すとしましょう 。
東京羽田(HND)から福岡(FUK)までの飛行距離は片道567マイル、往復1,134マイルです。羽田-福岡間をエコノミークラスで往復した場合、
- マイル積算率100%のANA FLEXやJALフレックス航空券:1,134マイル
- マイル積算率75%のANA VALUEやANA SUPERVALUE、JALセイバーやJALスペシャルセイバーなどの割引運賃:850マイル(1,134×0.75)
が付与されるマイルとなります。
ANAの特典航空券でハワイに往復するためには、ローシーズンのエコノミークラスでも35,000マイルが必要です。このマイル数を貯めるには、羽田-福岡間をエコノミークラスで、
- ANA FLEXの場合:31往復(30.8≒35,000/1,134)
- ANA VALUE/SUPERVALUEの場合:42往復(41.2≒35,000/850)
も必要になります。
ハイシーズンのビジネスクラスでハワイ往復を狙うなら135,000マイル必要ですので、上記運賃でそれぞれ120往復、159往復も必要になります。
このように、飛行機に乗る「だけ」で大量のマイルを貯めるのは困難です。
「飛行機に乗るだけで大量のマイルを貯めるのは難しい」 。これが、陸マイラーが存在する理由です。だからこそ、陸マイラーは次の2つの方法が重要になるのです。
クレジットカードを利用して貯める:日々の支払いをマイルに変える
飛行機に乗らずにマイルを貯める、最も身近でパワフルな方法がクレジットカードの利用です 。日常のあらゆる支払いを「マイルが貯まる一枚」に集約することが、陸マイラーの基本戦術となります 。
陸マイラーが確認すべき「クレジットカードの7つのチェックポイント」
マイルを効率的に貯めるには、クレジットカードの以下の7つのチェックポイントを確認することが何よりも重要です 。
- 発行会社
- 年会費
- ポイントサービス(ポイントの種類)
- 還元率
- 国際ブランド
- 提携先
- 付帯サービス
それでは、一つずつ見ていきましょう。
発行会社:ポイントの貯まり方や使い道に影響
クレジットカードを発行する会社によって、貯まるポイントの種類、還元率、利用できる国際ブランドなどが異なります。同じ発行会社のカードであれば、ポイントを合算できる場合も多いです。
陸マイラーとしては、ANAホールディングス株式会社や日本航空株式会社が直接クレジットカードを発行しているわけではないことを理解しつつ、効率的にマイルを貯めるためには、まずはANAカードやJALカードなどの提携航空会社カードを優先的に検討するのがおすすめです。
日本の主なクレジットカード発行会社とその企業概要を下表に示します。
| 発行会社 | 企業概要 |
|---|---|
| 三井住友カード株式会社 | (株)三井住友フィナンシャルグループの子会社。1980年に日本初のVisaカードとして「住友VISAカード」を発行した。 |
| 株式会社ジェーシービー | 1961年に(株)日本クレジットビューロー(略称JCB)として設立し、日本初の汎用型クレジットカードの発行を開始し、民間企業として初めて、カード利用代金の口座振替を実現した。 |
| 三菱UFJニコス株式会社 | (株)三菱UFJフィナンシャル・グループの子会社。NICOSブランドの日本信販(株)、三和銀行系の(株)三和カードサービス、共同クレジットサービス(株)、DCカードブランドの(株)ディーシーカードなどが合併して三菱UFJニコス(株)となった。 |
| 株式会社クレディセゾン | かつては(株)西武百貨店と資本提携していて西武流通グループ内の信販事業を実施していた。(株)みずほフィナンシャルグループと業務提携していた時期があり、現在でもUCカードの一部の発行業務をクレディセゾンが行っている。 |
| イオンフィナンシャルサービス株式会社 | イオングループの総合金融事業会社で、クレジットカード発行以外にも、銀行業(イオン銀行)や保険業(イオン保険サービス)なども行っている。 |
| アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | American Express International, Inc.の日本支社。1850年に荷馬車による貨物運輸業として創業し、トラベラーズチェック、クレジットカードなどに事業展開してきた。高級なブランドイメージとステータスを有している。 |
年会費:「コスト」ではなく「投資」
年会費は、クレジットカードを1年間所有し利用するために発行会社に支払う料金です。無料、条件付き無料、有料のものがあります。条件付き無料とは、入会初年度のみ無料または一定金額以上の利用で翌年度が無料になるなどのケースです。
クレジットカードにはグレードがあり、発行会社によって呼び方は異なりますが、一般的には、一般、ゴールド、プラチナ、ブラックの順にグレードが上がっていきます。グレードが上がるにつれて年会費も高くなりますが、付帯サービスも充実していきます。
年会費が高くても、マイル還元率が高かったり、空港ラウンジが使えたりと、付帯サービスが充実していれば、結果的にお得になるケースが多々あります 。
陸マイラーとしては、貯まるポイントをマイルに交換した場合の価値や付帯サービスが年会費に見合うかどうかをしっかりと見極めることが重要です。
ポイントの種類:マイルへの交換可否とレートを確認
クレジットカードを利用すると、一定の金額ごとにポイントが付与されます。この時、どのような種類のポイントが貯まるのかを確認する必要があります。
陸マイラーにとって最も重要なのは、貯まるポイントが自分が貯めたい航空会社のマイルに交換できるかどうか、そして交換レートはどのくらいか、という点です。
日本で発行されている主なクレジットカード会社のポイントサービスを下表に示します。取扱高も合わせて掲載しました。各ポイントサービスの規模感が分かると思います。
以下に、日本で発行されている主なクレジットカード会社ごとのポイントサービスをまとめた表を掲載しています。各社のポイントの規模感や特徴を把握する参考にしてみてください。
| 発行会社 | 取扱高(単位:10億円) | ポイントサービス |
|---|---|---|
| 三井住友カード株式会社 | 40,068 | Vポイント |
| 株式会社JCB | 37,720 | J-`POINT |
| 三菱UFJニコス株式会社 | 13,110 | グローバルポイント |
| 株式会社クレディセゾン | 8,936 | 永久不滅ポイント |
| イオンフィナンシャルサービス株式会社 | 5,967 | WAON POINT |
| アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | 不明 | MEMBERSHIP rewards |
出典:https://www.a-tm.co.jp/top/creditcard/creditcard-knowledge/industry-creditcard/ 、ほか
還元率:マイルが貯まる速度を決める最重要指標
還元率とは、カードの利用額に応じてどれだけポイントが貯まるかを示す割合です。一般的には0.5%のカードが多く、1万円の利用で50ポイントが付与される計算です。中には1%を超える高還元率のカードも存在します。
ポイントの還元率は、発行会社、カードのグレード、付帯するオプションなどによって異なるため、カードごとに個別に確認が必要です。また、ポイントの有効期限も忘れずに確認しておきましょう。
陸マイラーとしては、カード利用時のポイント還元率だけでなく、マイルに交換した際のマイル還元率を考慮して、最も効率良くマイルを貯められるカードを選ぶことが重要です。
国際ブランド:利用するシーンを考慮して選択
国際ブランドは、利用可能な店舗や加盟店の数に影響します。
陸マイラーとしては、国際ブランドはそれほど神経質になる必要はありませんが、日々の生活で利用する店舗やサービスで使える国際ブランドを確認しておきましょう。海外利用を想定する場合は、VISAやMastercardが比較的使いやすいです。
複数のクレジットカードを持つ場合は、異なる国際ブランドを選ぶことで利用できるシーンを広げることができます。
主な国際ブランドとしては以下があります。VISA、Mastercard、銀聯は、自社ではクレジットカードの発行や加盟店管理を行っておらず、JCB、American Express、Diners Clubは、自社もクレジットカードの発行と加盟店管理を行っています。
- VISA(ビザ)
- Mastercard(マスターカード)
- JCB
- American Express(アメックス)
- Diners Club(ダイナースクラブ)
- 銀聯(UnionPay/ぎんれん)
提携先:特定のサービス利用でお得になる場合も
クレジットカードの提携先は、商業施設、金融機関、旅行業者など多岐に渡ります。
陸マイラーが所有することが多いANAカードやJALカードは、クレジットカード発行会社がANAホールディングス(ANA)や日本航空(JAL)と提携して発行しているクレジットカードです。
これらのカードは、通常のポイントに加えて、ボーナスマイルが付与されたり、航空券購入時の還元率がアップしたりと、提携ならではの強力なメリットがあります。ANAマイルを貯めたいならANAカード、JALマイルならJALカードを軸に考えるのが王道です 。
付帯サービス:特に「旅行保険」は必ずチェック
クレジットカードには、商業施設やネットショッピングでの割引、ポイント還元率のアップ、空港ラウンジの利用、各種保険など様々なサービスが付帯しています。付帯サービスの内容や条件は、発行会社やカードのグレードによって異なります。
陸マイラーとして特に確認しておきたいのは、旅行保険です。 クレジットカードの旅行保険には、「利用付帯」と「自動付帯」の2種類があります。「利用付帯」は、そのクレジットカードで航空券の購入やツアー料金の支払いを行った場合に適用される保険です。「自動付帯」は、カードを持っているだけで保険が適用されます。
貯めたマイルで交換した特典航空券や、ANA SKY コインやe JALポイントを使ったツアー旅行には旅行保険が付帯されない場合が多いため、別途旅行保険に加入することをおすすめします。万が一に備え、保険が「自動付帯」するカードを1枚持っておくと安心です 。
貯めるマイルに合わせて最適なカードを選ぼう
陸マイラーとしては、ポイントを貯めるメインとなるクレジットカード、マイルに交換するために必要なクレジットカード、持っているだけで特典を受けられるクレジットカードなど、目的に応じて複数のカードを使い分けることが重要です。
クレジットカード利用を一つのカードに集中させることで、効率的にポイントを貯めやすくなります。メインで利用するカードを決め、そのカードの還元率が高い特典のあるお店で積極的に利用するのが有効な方法です。
ここまで7つのポイントを解説しましたが、最も大切なのは「あなたの目標やライフスタイルに合ったカードを、少数精鋭で使いこなすこと」です 。
クレジットカードを紹介してマイルを貯める方法も(応用編)
クレジットカードの紹介プログラムを利用すると、紹介者と紹介された人の双方にマイルやポイントが付与されます。陸マイラーのブログなどで魅力的なクレジットカードが紹介されているのは、この仕組みを利用してマイルを貯めているケースが多いです。
ポイントサイトを活用して貯める:ネット活動をマイルに変える
飛行機に乗らずに大量のマイルを貯める──それを可能にするのが、「ポイントサイトを活用して貯める」です。
ポイントサイトは、陸マイラー活動の中核を担う存在であり、仕組みを正しく理解し使いこなせば、誰でも効率よくマイルを貯めることができます。
ポイントサイトは、まだ一般的に広く知られているとは言えないため、「裏技」や「知る人ぞ知る方法」と表現されることもあります。しかし、陸マイラーだけでなく、いわゆる「ポイ活」の一環として広く利用されているサービスです。モッピー、ハピタス、ポイントタウン、ちょびリッチなど様々なポイントサイトが存在します。
ここでは、ポイントサイトの基本的な仕組みから、陸マイラーとして最大限に活用するためのテクニックまで、わかりやすく解説していきます。
ポイントサイトは、企業から依頼を受けて自社のウェブサイトに広告を掲載し、利用者がその広告を通じて商品を購入したりサービスを利用したりすることで、利用者にポイントを付与するオンラインサービスです。
例えるなら、駅やショッピングモールなどで配布されている無料の冊子(フリーペーパー)のようなものです。冊子に掲載されている広告を見てお店を利用すると、料金の割引や特典サービスを受けられるのと似ています。
この仕組みは、次のような三方よしのビジネスモデルとして成り立っています。
- 企業 … 広告経由で新規顧客が獲得できる
- ポイントサイト運営者 … 広告料を得られる
- ユーザー(あなた) … 利用することでポイントが貯まる
つまり、利用者も企業も運営者も得をする「Win-Win-Win」な仕組みなのです。
ポイントの使い道は?現金化やマイル交換も可能!
ポイントサイトに掲載されている広告を経由して商品やサービスを購入・利用することでポイントを獲得することができます。貯まったポイントは、以下のように幅広く活用できます。
- 現金化(銀行振込)
- 共通ポイントへの交換(Vポイント・dポイント・楽天ポイント・Pontaポイントなど)
- 電子マネー(PASMO・Suicaなど)にチャージ
- 航空マイル(ANAマイル・JALマイル)への交換
このように、ポイントサイトは「ポイ活(ポイント活動)」の中心的な存在として、多くのユーザーに活用されています。
なお、ポイントサイトの利用は完全に合法です。
2007年(平成19年)に設立された「日本インターネットポイント協議会」は、2023年(令和5年)に一般社団法人化され、三井住友カードやDMM.com、GMOメディアなど11社が加盟。2023年度には約199億円分のポイントが発行されるなど、巨大な市場を形成しています。
陸マイラーのためのポイントサイト活用術:サイト選びと交換ルートがカギ!
陸マイラーにとって、ポイントサイトの最大の魅力は、ポイントをマイルに交換することができるという点にあります。少ない支出、場合によっては無料で、貯めたポイントをマイルに交換でき、陸マイラーにとって肝となる重要な活動と言えます。
ポイントサイトのポイントを直接マイルに交換することもできますが、いくつかのポイント交換サイトを経由することで交換レートをアップさせることができ、陸マイラーは、よりよい交換ルートを常々探索しています。
ポイントサイトによって、
- 交換可能先の種類
- マイルへの交換ルートとレート
- 交換手続きにかかる日数や手数料
などが異なります。
だからこそ、自分の目的や貯めたいマイル(ANA/JAL)に合ったポイントサイト選びが重要なのです。
ポイントサイトを紹介してポイントを貯める方法も(応用編)
クレジットカードと同様に、ポイントサイトにも紹介プログラムがあります。ポイントサイトに掲載される広告は頻繁に変わるため、最新のお得な広告情報や高ポイント案件を紹介している陸マイラーは、この方法で効率的にマイルを貯めていると考えられます。
3つの方法を組み合わせ、地道に長く続けることが、陸マイラーの基本戦略
ポイントの二重、三重取り
「ポイントサイトを活用して貯める」と「クレジットカードを利用して貯める」を組み合わせることで、大量のマイルを貯めることが可能になります。これが陸マイラーの最強の基本戦略です。
例えば、代表的なポイントサイト「モッピー」を経由して楽天市場で商品を購入しクレジットカードで支払うと、モッピーのポイント、楽天市場を利用したことによる楽天ポイント、クレジットカードのポイントの、ポイント三重取りができます。三種類のポイントは全て、ANAやJALのマイルに交換できます。
ポイントの三重取りによって、例えば、ポイントサイトのポイントが3%、ショッピングをしたお店のポイントが1%、クレジットカードのポイントが1%の合計5%のポイントが得られます。このように、効率的にポイントを貯めることで、マイルの獲得スピードを向上させることができます。
やり方はとても簡単です。
【ポイント三重取りの具体的な流れ】
- ポイントサイトにログインする
- サイト内の広告(例:楽天市場)をクリックして、お店のサイトへ移動する
- いつも通り買い物し、クレジットカードで支払う
これだけで、
- ① ポイントサイトのポイント
- ② お店のポイント(楽天ポイントなど)
- ③ クレジットカードのポイント
この3つが同時に貯まります 。
貯めるマイルに合わせて、活用するポイントサイト、ショッピングするお店、利用するクレジットカードを最適に組み合わせることが重要となります。
筆者が、ポイントサイト経由で、楽天のサービスを利用し、楽天カードで支払って、ポイントの三重取りを達成したときの経験を、「ポイントサイトで楽天のサービスを利用してみた。ポイント三重取り。陸マイラーとしての楽天の使い方を検討」という記事で紹介しています。よろしければ、参考にしてみて下さい。
航空会社のショッピングモールや提携店舗の積極的活用でマイルの上乗せ
ANAであればANAのショッピングサイトであるA-Styleを、JALであればJALのショッピングサイトであるJAL MALLを利用することで、効率的にマイルを貯めることができます。ANAカードやJALカードで支払うことで割引価格で購入することができる商品もあります。また、通常よりも多いマイルが付与される商品もあります。オリジナル商品もありますので、気分を盛り上げるのもいいかもしれません。
また、各社のカード(ANAカード、JALカード)を利用して、提携している店舗(ANAカードマイルプラス加盟店、JALカード特約店)で商品やサービスを購入する場合は、追加でマイルが得られます。スーパーマーケットやドラッグストアなど日常生活で利用できる店舗も多いので、上手に利用することがマイルを貯めるコツです。
両社とも常に様々なキャンペーンを開催していますので、チェックしておきましょう。
次は「心の準備」:自分自身のペースで無理なく継続できる秘訣
最新のカード知識やポイントサイトの攻略法を知っていても、多くの人が途中で陸マイラー活動をやめてしまいます 。その最大の理由は、知識不足ではなく「モチベーションの低下」です 。
このステップでは、マラソンのように長い目で見て計画を立てること 、1マイルの本当の価値を知ってやる気を引き出す方法 、そしていきなり高い目標を立てずに「小さな成功」を積み重ねる大切さなど 、あなたが楽しく陸マイラー活動を続けるための秘訣を伝授します 。
テクニックを学ぶ前に、まずはあなたの活動の「軸」となる心の準備を整えましょう。
陸マイラーの始め方「心の準備」編
9割が挫折する理由とは?長く楽しくマイルを貯め続けるための秘訣
陸マイラーを始めると、お金に関していろいろと考えるシーンが増えます。基本的な金融リテラシーを身につけるいい機会になると思います。経済とお金に関する基本的な知識をわかりやすく説明している、元日本経済新聞記者の後藤達也の「転換の時代を生き抜く投資の教科書」をオススメします。
最後までご覧いただきありがとうございました。良い旅を!
